8日、コラムニストとしても活躍する有名ブロガー・丁[口冬]氏は記事「性の開放が中国社会の危機を招く」を発表した。以下はその抄訳。写真は北京市。売春施設の摘発。
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<レコチャ広場>性の開放が社会の危機を招く―中国
2010年3月8日、コラムニストとしても活躍する有名ブロガー・丁[口冬](ディン・ドン)氏は記事「性の開放が中国社会の危機を招く」を発表した。以下はその抄訳。
昨年、テレビ出演などで一般にもよく知られた著名研究者である中央音楽学院の梁(リアン)教授が、博士課程を受験する大学院生と性的関係を結んだ「性の収賄」事件が話題となった。しかし、このようなことはニュースにならないだけで、どこにでもあるありふれた問題だろう。
改革開放以来、中国人の性観念は革命的な変化を遂げた。「一夫一妻、一生を添い遂げる」という観念はもはや失われつつある。売春、愛人、同性愛、一夜限りの関係。性に関する新たな言葉が次々と誕生している。
性風俗産業の繁栄や愛人など新たな男女関係の登場、そして経済的独立に伴い結婚しない女性の増加は、中国社会の最小単位であり、最も基本的な安全構造である家庭を破壊しつつある。すなわち、こうした新たな状況の裏側には、社会的地位、経済力、学歴で劣る男性が結婚できないという問題がある。こうした男性が暴力と犯罪に手を染め、社会の安定に影響するという事態を招いている。
また性の開放は道徳観にも影響を与えている。「性を売ることは恥ずかしくない、恥ずかしいのは貧乏だ」という風潮、「性の贈収賄」の氾濫はその証明だろう。しかし性欲は人間の本能であり、何らかの解消方法を見つけたいと考えるのもある種の合理性を備えている。問題は、もし社会の体制がこうした変化に対応できず、そうしたニーズへの合理的な枠組を提供できなければ、道徳観念や社会構造は自然に解体してしまい、社会の動揺と危機を招くことになる。(翻訳・編集/KT)
●丁[口冬](ディン・ドン)
中国中央文明委と国営新華社通信が主宰するポータルサイト・中国文明ネットのコラムニストで、同サイトが設置する「中国名ブログサロン(中国名博沙龍)」のメンバー。主宰するブログ「丁[口冬]的日誌」は、中国紙・環球時報が主催した2010年「環球インターネットフェスティバル(環球網絡盛典)」で10大有名ブログに選出される。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
昨年、テレビ出演などで一般にもよく知られた著名研究者である中央音楽学院の梁(リアン)教授が、博士課程を受験する大学院生と性的関係を結んだ「性の収賄」事件が話題となった。しかし、このようなことはニュースにならないだけで、どこにでもあるありふれた問題だろう。
改革開放以来、中国人の性観念は革命的な変化を遂げた。「一夫一妻、一生を添い遂げる」という観念はもはや失われつつある。売春、愛人、同性愛、一夜限りの関係。性に関する新たな言葉が次々と誕生している。
性風俗産業の繁栄や愛人など新たな男女関係の登場、そして経済的独立に伴い結婚しない女性の増加は、中国社会の最小単位であり、最も基本的な安全構造である家庭を破壊しつつある。すなわち、こうした新たな状況の裏側には、社会的地位、経済力、学歴で劣る男性が結婚できないという問題がある。こうした男性が暴力と犯罪に手を染め、社会の安定に影響するという事態を招いている。
また性の開放は道徳観にも影響を与えている。「性を売ることは恥ずかしくない、恥ずかしいのは貧乏だ」という風潮、「性の贈収賄」の氾濫はその証明だろう。しかし性欲は人間の本能であり、何らかの解消方法を見つけたいと考えるのもある種の合理性を備えている。問題は、もし社会の体制がこうした変化に対応できず、そうしたニーズへの合理的な枠組を提供できなければ、道徳観念や社会構造は自然に解体してしまい、社会の動揺と危機を招くことになる。(翻訳・編集/KT)
●丁[口冬](ディン・ドン)
中国中央文明委と国営新華社通信が主宰するポータルサイト・中国文明ネットのコラムニストで、同サイトが設置する「中国名ブログサロン(中国名博沙龍)」のメンバー。主宰するブログ「丁[口冬]的日誌」は、中国紙・環球時報が主催した2010年「環球インターネットフェスティバル(環球網絡盛典)」で10大有名ブログに選出される。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
2010-03-11 17:17:04 配信
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