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蔵王の雪崩、不明男性見つかる

2010年03月13日 13:10
 上山市の蔵王連峰にある中丸山(1562メートル)近くの北側斜面で、山スキーをしていた白鷹町荒砥乙、無職梅津栄一さん(76)が巻き込まれ、行方不明になっている雪崩で、県警と神町自衛隊などは13日午前7時35分ごろ現場に到着し、約60人態勢で梅津さんの捜索を再開。午前11時50分ごろ雪の中から梅津さんを発見した。意識はなく心肺停止状態という。

 県警地域課によると、捜索隊は雪崩が発生した現場で、横一列に並び、捜索用の細い棒「ゾンデ棒」を雪面に入れて確認しながら梅津さんを捜索していた。11時現在で雪崩があった範囲のうち、約3割の捜索を終えても見つからなかったが、50分後に約1.5メートル下の雪中から梅津さんを発見した。

 捜索隊は県警と自衛隊、上山市蔵王連峰遭難対策委員会、梅津さんの友人ら約60人。ロープウエーとリフトを乗り継ぎ、蔵王温泉スキー場ユートピアゲレンデ付近から歩いて現場に向かった。午前9時に現場から入った報告によると、天候は朝方、雪でガスが掛かっていたが、その後の連絡で10時ごろから吹雪になっている。視界は10メートルほどだという。
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