今議会の焦点ともなっている関西国際空港の活性化について、空港政策は地元の利便性ではなく広域の成長戦略に基づいて進められるべき、との橋下知事の主張はもっともである。本会議でも指摘があったように、そうしたことが広く理解されるよう丁寧な説明が求められる。過激な対立が不毛の結果を生むことは避けなければならない。(2010-03-07) 拉致は断じて許すことはできない。救出に向けあらゆる手段を講じるべきである。そのことと朝鮮学校に学ぶ子ども達への対応は全く別のことである。首相は学校の中身がわからないというが、知る努力は行ったのか。チマチョゴリを着ているというだけで罪のない子ども達に石を投げつけるような、政府の対応は間違っている。(2010-02-27) 審議拒否ではなく、審議の場に臨んで政府与党に厳しく迫るべきではないか。政治とカネの問題について国民の疑問を突きつけてほしい。同時に、外交、安全保障、経済政策、税財政など、国家の重要課題について堂々たる政策論議も展開すべきである。自民党は、長崎知事選挙の結果に喜んでいる場合ではない。(2010-02-22) 大阪府の主たる財源である法人2税は、最も多かった年に比べ4分の一にまで落ち込む。職員給与を全国最低に下げ、府有土地を売り払い、臨時財政対策債を増発し、国からの交付税を増額してもらっての予算ではあるが、、正直、よく組めたものと思う。そのなかで、私学助成など必要な施策の拡充もはかられた。知事がパーフェクトと賞したい気持ちもわかる。しかしながら、真の問題は解決していない。国と地方の関係、税財政構造の見直しに向けた取り組みの必要性がますます高まっている。(2010-02-16) 離党がなんぼのもんや。国民の多くがおかしいと考えているのに、議員だけがそうは考えない異常さ。いや、考えていても口に出せない体質は、民主党が政権政党であるだけに非常に危険なものを感じさせる。外交や防衛、財政など、取り返しのつかぬことにならないよう、ここは野党の奮闘に期待する。(2010-02-12) 久しぶりに関西財界セミナーに参加した。「自己判断 自己責任」に基づく地域主権の必要性は、多くの参加者に理解いただけたものと考える。それにしても、府議会の議論や活動がなかなかに伝わっていないことは悲しい。議会がさらなる情報発信に努めるとともに、経済界も議会にもっと関心を寄せ、政治に参加いただくことを強く要請した。大阪、関西の発展に向けた互いの協力関係の構築がぜひとも必要である。(2010-02-07) 小沢幹事長は続投すべきと言いながら、実は辞めてほしい民主党と、怪しからんと責めつつ、別の清新な人に代わられると困る自民党。ともに悩ましい。(2010-02-04) 政権交代以来、民主党には自民党にできなかったことを実現すべくがんばってほしいと言い続けてきた。しかしながら昨今の弛んだ有り様はいかがなものか。強引な言い訳、投げやりな答弁、ワイドショーに出ずっぱりの閣僚、本質に触れず演出ばかりに凝った首相演説と、傲慢さすら感じさせる。自民党には同じ土俵に乗らず、徹底して誠実に対峙してほしい。大事な今、国政を誤らせないために。(2010-01-30) 小沢さんが正しいかどうか、真偽は定かではない。その小沢さんがいなくては民主党は困るかも知れないが、国民は一向に困らない。ここはひとつ、国会正常化のためにお引き取りを願ってはどうか。国民の生活が第一と、民主党は言っているのだから。(2010-01-24) 公共工事、ゼネコン、不透明な金と、トップを取り巻く体質はあまりに古い。そのトップに誰一人として疑問を問いただすことができない党の体質は、さらに古い。(2010-01-16) 大晦日と元旦に東京に出張したが、新幹線、地下鉄、ホテル、レストラン、ハイヤーと、たくさんの人にお世話になった。日本人にとって特別の日、ほとんどの国民が休んでいるなかで黙々と役目をこなしている人たちの使命感、優しさ、爽やかさに触れた。大きな声や派手なパフォーマンスではなく、こうした人たちの真摯な努力にこの国の前途が託される。一段落したら、お正月を祝ってください。(2010-01-02) 中身の是非ではない。金額の多寡でもない。地方のことを国が勝手に決めることにこそ問題がある。国の施策である子ども手当にも結局、地方負担が盛り込まれた。地域主権は民主党の一丁目一番地だと、鳩山首相は公言していたのではなかったのか。(2009-12-25) 各地域から選ばれた各議員の思い、考えはまさに千差万別であり、濃淡、温度差それぞれに異なる。その、どの議員もが真剣に考え悩み議論を交わした結果の集積が議会の議決であり、大阪府議会の民主主義は機能している。そのプロセスに少々の時間を要することはお許しいただきたい。むしろ、一人の強権者によって淡々と進行することこそ警戒しなければならない。(2009-12-18) 米国への国防依存を止めるならば、当然、自己防衛力の大幅な増強が必要となる。どちらもないなら、海洋資源、貿易、金融を含めた、国益の大量放棄となる。世界は友愛で動いてはいない。(2009-12-7) 事業仕分けも結構だが、ムダを省く作業を一旦止めてでも、今は経済に全力を注ぐ必要があるのではないか。とにかくお金を動かさなければならない。経済は極めて厳しい段階を迎えていると認識する。(2009-11-23) せっかく美しく伸びた緑をばっさり切ってしまう大阪市。落ち葉、害虫、信号など理由はあるにしても、丸刈り状態は寒々しい。何度も申し入れているが、今年も作業は繰り返される。大阪城公園前のプラタナスも、これから紅葉という時期に空き空きに散髪されてしまった。外国の都市は、なべて天を覆うばかりの巨木に包まれているのに。(2009-11-12) 政治主導の垂れ幕を掲げながら、官僚の用意した舞台で、官僚の書いたシナリオを演じ、そのことすら気づかないほど見事にコントロールされているのではないか。嬉々として施設を訪問している事業仕分けチームを見て、不安がよぎる。(2009-11-10) 野党自民党の質問も拙いが、「あなたに言われたくない」、「そっちのせいだ」などというやりとりは、国権の最高機関にしては情けなさ過ぎる。これが首相のいう、自分の言葉で、という意味ならあまりに不毛である。筋書きのないドラマを展開するには、筋書きのある質疑以上の準備が必要である。(2009-11-02) 夜を徹した議会を終え、日課の早朝散歩。平野川分水路には雲のような小魚の群れ。休まずきれいな水を放流して15年、どぶ川はアオサギを住まわせるほどに浄化された。これも値打ちある府の仕事。職員は地道にがんばっている。(2009-10-28) 事業を中止しようと、ばらまきをやろうと、借金を増やそうと、今はまだ批判すべき時期ではない。新政権はまず、思うように腕を振るえばいい。ただ、143人の新人議員にものも言わせず、将棋の駒のように管理しようとする民主党の仕方は如何なものか。新人といえども地域の代表であり、国民の代表である。党の前に、国家国民のために、それぞれが信念に基づいて判断することを期待されているからこそ480人もの定数が設けられているのではないか。次の選挙のためと言われて唯々諾々と従っている新人議員に矜持はないものか。(2009-10-19) 本会議の合間を縫って大阪勧業展を視察した。245の企業・団体がビジネスチャンスを求めて様々なアイデア、商品をPRしている。とりわけ若い社員達の顧客開拓に向けた積極的な呼びかけには新鮮な感動を覚えた。厳しい環境下、中小企業は生き残りをかけて懸命の取り組みを行っている。その中小企業支援について、今日の本会議でも真剣な議論が行われた。行政の施策が、現場とズレを生じることのないよう十分な配慮が求められる。(2009-10-07) 本当に大阪にとって良いことなのか。庁舎問題については初めに結論ありきではなく、虚心坦懐に議論してほしい、将来に悔いを残さないためにも。そして経済、教育、環境、福祉、国と地方の関係の見直しなど、他の重要な課題も忘れないでいただきたいと、議長として強く望む。(2009-09-29) 地球のために、温室効果ガス25%削減を支持する。それは、国民一人ひとりが痛みを受け入れることを意味する。総論賛成各論反対は許されない。国民自身の選択の結果である。(2009-09-23) ただ、お年寄りを敬う、というだけでは足りまい。今、自身が生かされている社会を築いてくれた先輩に感謝する、その思いが必要なのではないか。1000円高速での遠出に躍起となる前に、敬老の日に思いをいたされたい。(2009-09-21) 政権交代こそが小選挙区制の意図したものであり、平成6年の導入以来、漸く「日の目」を見た。またいつでも政権交代を可能とする真の二大政党制を実現するために、野党としての自民党の責務は大きい。使命感を持って立ち上がらなければならない。(2009-09-12) 自民党には厳しい結果になったが、世界を見れば井の中で突っ張り合っているいとまはない。民主党にはこの国と国民の今、そして将来のために政治の実を上げていってもらうことを願う。政権政党として。(2009-09-02) 猛暑の朝、障害のある方々の行事に参加する。選挙は大いに盛り上がっているが、派手な目玉商品ばかりではなく、小さいけれど行政として本来果たすべき施策が忘れられないことを祈る。ましてやお祭り、パフォーマンス合戦に終始しては、政治の実は得られまい。マスコミ、有権者、立候補者の良識が求められる。(2009-08-20) おかしい、異常だよ、こんなばかな、4年前の小泉選挙を戦いながら、ずっとそう言い続けていた。あのフィーバーは何だったのか。右に左にと、その振れ幅が大き過ぎないか。煽る政治家もいけないが、国民にも冷静な判断を求めたい。顧炎武も言っている、天下の興亡、匹夫も責めありと。(2009-08-17) 子供手当、授業料無償化、給付型奨学金、、、与野党のサービス合戦で教育の成果は上がるのか。親のお遊び代に消えるのなら子どもには大迷惑だ。そのツケは将来、当の子どもたちにかかってくるのだから。(2009-08-9) 全国都道府県議長会に出席。各府県の要望や道州制、広域連合についての考え方を聞くと相当大きな開きが感じられる。地方分権は全国知事会、議長会の一致した要求であるとはいえ、同床異夢となってはいまいか、大いなる懸念を覚える。(2009-08-3) 与党は国民に対し、これまで進めてきたこととその成果をしっかり説明し、自ら正しい と信じる政策を明確に示す。それ以上に立派な政策を掲げる政党があるなら、 喜んで 野党の役割を果たすだけだ。国民に、その責任ある判断を求めればいい。(2009-07-26) 天体ショーを求めて、離島や洋上、中国からブータンまで出かけることのできるこの国にあって、政治がそれほどまでに責められなければならないのであろうか。空を見上げる時間もない慌ただしさの中で、ふと思う。(2009-07-22) 橋下知事は地方のために地方分権を唱えているのではない。もっと大きな視点から、国は外交、防衛、経済など基本的な政策に全力集中し、地方は責任を持って自分たちのことを決めていく、そうした役割分担こそが、今、我が国が直面する様々な課題を克服するために必要だと訴えている。メディアも評論家も派手な言動ばかりに気を取られ、肝心なことを理解していないのではないか。(2009-07-10) とにかく早く緊急経済対策を実施に移すべく、スピーディな運営をお願いした臨時議会は集中審議の後、全会一致の賛成で908億円の予算を議決した。ただ、国がメニューを定めるのではなくフリーハンドで降ろしてくれたなら、府議会はさらに広い議論を行って、もっと効果的な施策を講じられたことと確信する。なんといっても地元のことは地元が一番知っている。やはり地方分権が必要である。(2009-07-03) 立派に完成した府立大学りんくうキャンパス開設式典にて祝辞を述べる。このことに長く関わってきた者として感慨が深い。大学の使命とは何か。府民の税金で運営される大学のあり方とは。橋下知事の提起を受け止めてあらためて存在意義を確認されたい。ただ、最高学府があまりに縮こまった発想になることは決して望むところではない。(2009-06-30) 障害者福祉大会にて祝辞を読む。演壇には「撤回せよ!大阪府の視覚障害者施策の切り捨て」「保障せよ!行動の自由」の垂れ幕。「節減は大切だが、行き過ぎると人間の心が荒廃する」との会長の言葉。議会にも、さらに感性を高める努力が求められる。(2009-06-26) 党首の汚職や郵政会社の人事、世襲問題も論じていただいて結構だが、それが政権選択の焦点では困る。安全保障、経済政策、給付と負担、国と地方の関係など、重要な項目でこそ競ってほしい。(2009-06-21) 連日、いろいろな業種、団体の集会に参加し、あらためて大阪という地域の多様さ、大きさを実感する。それぞれの方がそれぞれの立場で社会を支えていただいている。一灯照隅、万灯照国。(2009-06-15) 政官財各界の方々とお会いしてみて、議会の実態が伝わっていないことにあらためて驚く。結果としての議決だけ、それも少なからざる誤解を以て。それぞれの議員が熱心に調査し、考え、提案し、厳しく議論しているというのに。情報発信の重要さを痛感する。(2009-06-07 水際の過信、過剰な反応、連携の不備など、不手際は多くあったが学ぶものも多かった。急な緊張の反動で、安心が広がりすぎるのも良くはない。強毒性の襲来は明日とも知れない。それにしても、多くの府県が敢えて遺伝子検査を実施しないなかで、感染者数をいつまでも発表し続ける意味があるのか。(2009-05-26) 防護服の追加購入などのインフルエンザ対策や、公共工事の前倒しなどの景気対策を行うための補正予算、約120億円を審議するが、その大枠は国の定めによることになる。地方がそれぞれの判断と責任で行えば一層、効果的であろうに。(2009-05-22) 国内におけるヒトからヒトへの感染はいずれ起きる。そのための態勢、行動基準は当然出来上がっているはずだ。「想定外の事態」との神戸市担当者のコメントには驚く。(2009-05-16) 国内の修学旅行まで中止する。この先生は科学的思考というものがまったくできないのではないか。学校という世界の非常識さにあらためて驚く。こんな先生が教育にあたっていることこそ恐ろしい。(2009-05-14) 金と権力を使って世の中を動かす。田中角栄的な、金丸的な、小沢的な政治が一つの区切りを迎えた。しかしながら、そうしたことこそが政治だと考える人はいまだに少なくない。国、地方を問わず。政治家、有権者を問わず。(2009-05-12) 得体の知れないものだけに慎重を期すことは必要だが、今この段階で、「できる限り外出を控えること」というマスメッセージはいかがなものか。ウイルスは怖いが、経済的打撃も劣らず恐ろしい。文字どおり冷静な判断が求められる。(2009-05-09) 個人の義務ではないが、社会をバトンタッチしていく、その世代の義務はある。言葉尻を捉えて騒ぐことで、ことの本質が見えなくなる。少子化は最も重要な課題と言い続けているのに。(2009-05-08) 友人Kさんに元気な女児誕生。祝福とともに一抹の不安がよぎる。この子達が大きくなった時、確かなものを残せているであろうか。とりわけ地球環境に関して、将来の人たちを苦しめる事態を生むことはないか。あらためて今を生きる責任を思う、みどりの日。(2009-05-04) 食博も歴史を重ねてたいへん充実したものになった。来ていただいた方には必ず楽しんでいただけると確信する。ここまでもってきた大阪外食産業協会のご努力に深く感謝する。それに比べ開会式での国役人の陳腐で長ったらしい挨拶は、せっかくの祭典を色あせたものにした。地方分権はどうしてもやらなければならない。(2009-05-01) TBSの「二重行政」報道に、多くの方から怒りの声を聞いた。それがねつ造と判明し、その怒りは逆に増幅している。商売本位のいい加減な報道が、大事な地方分権に水を差す。深酒のアイドルは活動を自粛するが、よほど罪深いこちらの方に自粛の気配はない。(2009-04-28) 新たに発足する(と報道されている)「橋下党」に参加するのかと問われることが多いのですが、私は参加しません。橋下知事の政策は高く評価していますが、議会の役割は是を是とし非を非とすることです。知事とは必要な距離を保ちながら、議会本来の役割を果たしてまいります。(2009-04-23) 必ず地方分権をやる、との民主党幹事長の発言を歓迎する。ただ、カネと仕事を地方に持ってくるということは、国の役人はもちろん、国会議員も今ほどの数は要らなくなるということだ。まず、その合意を取ってほしい。(2009-04-20) しばらくぶりに橋下知事の熱弁をたっぷり聞いた。地方分権、道州制、教育改革、経済戦略、ガバナンス、いずれももっともな内容であり、すべて我々の主張に一致する。後はそれをどう実現するか。大きな構えが求められると申し上げておいた。(2009-04-13) 国が直接事業を行わなくても財源と権限を任せてくれればよい、というのが大阪の主張である。いや、やはり国がやってくれることはいいこと、明細だけ明確にしてくれとする新潟や奈良とは同床異夢になってはいないか。地方分権はいつも総論と各論が矛盾する。全国知事会の場では限界がありはしないか。(2009-04-10) 「ゆとり教育は間違いだ」、我が会派はその当初からいやというほど指摘してきた。「目的は教育論ではなくて、教職員の休日増だ」と太田知事に迫ったが、あの人は霞ヶ関の発想から一歩も抜け出ることはなかった。「国がやっても大阪はやらないくらいの決断をしてはどうか」とも言った。その5年間を過ごした子どもたちのことを顧みて、当時、橋下知事であればと心から思う。(2009-04-08) 世界的な構造不況が産業変革を加速させている。車は急速にエコに向かい、動力の電気モーター化が見えてきた。新しい需要が生まれる一方で、ガソリンエンジンを支えてきた中小零細企業群には危機感が募る。地元での桜下の宴も、なかなか酔いがまわらない。(2009-04-06) 思い切った人事は、時に組織の活性化を生む。しかしそれが多くの納得を得るものでなかった場合、組織の力を大きく殺ぐことになる。とりわけ大組織の場合、目の届かないところでがんばっている者がほとんどなのだから。今日から新年度。(2009-04-01) 府庁舎のWTC移転条例は否決されたが、知事が主唱する「大阪を動かし変える」ことが否定されたとは思わない。知事の思いとは裏腹にその中身があまりに乏しかったから、今は拙速との判断がなされたものと考える。WTC案が否決されたからといって、直ちに現府庁舎の大規模な耐震改修に乗り出すことには反対する。もう一度、知事の言う都市構想をじっくり練ってみてはどうか。その結果から次の展開を考える。そうした手順こそが重要である。 (2009-03-25) 大阪府の財政を批判したものの自分の県の方が危機的な状況であることが判明した元知事、バブルの失敗以来いまだに十分な税金を納めていないのに府の赤字をあげつらう大手銀行の元幹部、小泉首相の時は改革の旗頭として売り出し小泉さんが引退するや批判者になって売り込む大学教授。コメンテーターという仕事は常人の神経では務まらない。(2009-03-21) 議会での筋書きのない質疑にも、常によどみなく応じる橋下知事。中でも国と地方の関係に係る問題になると答弁に力がみなぎる。初めて会った時から、この人は国の不合理な仕組みを変えてくれる人と期待してきた。それが大阪を救い、国を救う。それこそがこの希有な人材に与えられた大仕事である。(2009-03-17) 橋下知事みずから出演しPRしたけれども、結局、箕面森町は売れてはいない。当然のことながら、人気はあっても現実の判断は異なるということ。稀代の人材といえども、過度の期待は知事に気の毒である。(2009-03-15) WTCばかりが話題になるが、大事なことは他にもたくさんある。所属の健康福祉委員会で、以前から取り上げている少子化対策と障害者施策を聞くこととする(2009-03-13) 朝三暮四で誑かされ、その騒動に目を奪われて本質を見失う。すなわち二重の朝三暮四なり。狙公の高笑い響く。(2009-03-10) 府庁をWTCに移転して終わりではない。橋下知事の言う大阪を動かし変えるためには整えなければならない課題は多い。そのために府議会では真摯な議論が続いているというのに、一方的に期限を切るとはどういうことか。こういう大阪市の姿勢にこそ不審を抱かざるを得ない。(2009-03-06) 大議論を期待していたのに、国会は再び混迷に向かうのか。永田町はますます国民から遠ざかる。府議会は連日、熱い論戦が続く。大阪にとって、府民にとって良い選択とは何か。日々、議論は深まる。(2009-03-05) 危機的な経済への対応、給付と負担のあり方、小沢発言の是非を含めた安全保障について、こそ国会で議論してもらいたい。メディアも矜持を持って報道にあたってほしい。郵便局の建て替え、前財務大臣の議員辞職、首相の2万円の使い道など、どっちゃでもええ。(2009-03-03) 一日、地元の方々とWTCを視察。知事の意欲に賭けてみてはという意見と、府庁は大手前が良いとする考え、賛否両論ある。ただ、共通しているのは、十分慎重に検討してほしい、景気対策など他の重要な課題も忘れないで、という当然の声。いよいよ議会が始まる。(2009-02-25) にこやかな挨拶から一転、鬼気迫る表情で大臣に迫る橋下知事。メディアを十分に意識しているとはいえ、なかなかあれだけのことは言えまいに。低迷する永田町、横暴を極める霞ヶ関を変える。これこそ橋下知事に託する本願である。(2009-02-23) 本日、橋下知事には上京、いよいよ霞ヶ関に乗り込んでいただく。勝手に事業を行いツケだけ回してくる国直轄事業負担金をはじめとする、理不尽な国と地方の関係を改める歴史的な戦いの始まりである。これこそすべての府民が応援している。全力を尽くしていただきたい。(2009-02-20) 一年前には6500億円不足としていたものが、税収不足により7700億円に増え、さらに1兆3700億円と倍増した。如何に不安定な財源かがわかる。この財源で小中高すべての教員の給与、警察官の給与を含むすべての治安の費用を賄えという。如何に間違った財政構造かがわかる。(2009-02-17) 国民は麻生さん、与党、野党のすべてに失望している。今この国の置かれているたいへんな状況が、選良の人たちに見えていないのではないか。国会が国民からあまりに遠すぎる。仕事がない、収入がない、死活の状況という叫びが街に溢れているのに。(2009-02-13) 強い薬は良く効くが、副作用も強く後遺症が残ることもある。逆に、危篤な状態の時に安全な薬ばかり使ってはおられない。リーダー選びは難しい。ただ、その選択と結果は国民自身に任されている。(2009-02-10) ちょうど一年。橋下知事は短距離走のスピードで走り続けている。その知力、体力とともに、殊に精神力は常人をはるかに超越している。その奮闘に深く敬意を表するとともに、少々の余裕も提案したい。高い山に登って深く瞑想するような時間も、時には有意義ではないか。これから大仕事を期待される人材として。(2009-02-06) 立春といえば最も寒い頃。その厳しい季節に、敢えて希望を見い出したいとの思いが込められている。しかし昨今、あまりその寒さを感じない。タンポポが咲いたとの報道もあった。温暖化は進んでいる。(2009-02-04) 45回を数えた今年の新年会、無事終了。どの会でも橋下知事の評価は高い。とにかくよく頑張っていると誰もが認める。一方、若い知事をサポートする議会の役割も強く期待されている。力を合わせて、確かな府政を頼むと。(2009-01-31) 45回を数えた今年の新年会、無事終了。どの会でも橋下知事の評価は高い。とにかくよく頑張っていると誰もが認める。一方、若い知事をサポートする議会の役割も強く期待されている。力を合わせて、確かな府政を頼むと。(2009-01-31) 就任一年を迎える橋下知事の人気が極めて高い。初めて知事擁立を提案した時の批判や反発が嘘のようである。それにしても80%を超える支持率は高すぎる。あまりに高い支持率は時として危ういものを孕む。絶対権力者には格別の慎重さが求められる。(2009-01-28) 100年に一度の経済危機だから、あらゆる対策を取る、公共事業とともに個人消費も刺激する、そのために国民に手伝ってもらう、不要な道路や橋を造るよりは好ましい、という説明をすれば、国民の理解が得られ、首相が受け取る受け取らないといったつまらない議論もなかった、名称は、個人消費振興金がよかった。(2009-01-26) 熱狂するアメリカ国民に、新大統領が発したメッセージは「責任」。それぞれが自分の役割を果たせという指示である。選挙中の「希望」や「変化」から見事な変わり身ではないか。現実が始まった。(2009-01-22) ハドソンの奇跡。冷静、高度、迅速、共助と、米国の持つ優れた一面が久方ぶりに表出した。オバマ新大統領の就任と併せ、かの国の人たちが力強く低迷から立ち上がるきっかけとなるのではなかろうか。(2009-01-17) 日本経団連の御手洗会長といえば、かつてキャノンの社長として「共生」を企業理念に掲げた人である。激烈な競争に立ち向かう企業の理念としては、やや違和感を持ったことを思い出す。その人が昨年来の経済危機にあって、真っ先に非正規社員の解雇を実行した.。大いなる違和感を感じざるを得ない。(2009-01-14) 出初め式に参加し、消防、救急の訓練を視察する。きびきびと迅速な無駄のない動きに、日頃の訓練の成果を見、信頼感を強くする。行政のみならず、あらゆる分野においてこうした人たちが自身の役割を果たし、この国を支えている。一灯照隅 万灯照国。(2009-01-09) 下がったものは上がり、上がったものは下がる。それが自然の摂理である。人類の苦難の歴史を振り返りつつ、慌てず、しっかり、進めていきたい。(2009-01-05) 新年を迎え、八百万の神々のご加護を祈るとともに、まず自ら努力することを誓う。(2009-01-01) 激動の一年を終え、橋下知事には温泉地で休養されるとのこと。ともかくもゆっくりしていただきたい。むずかしかろうが、できるだけそっとしておいてあげたい。ほんとにごくろうさまでした。(2008-12-28) 議会が終わり地元を回っているが、実に厳しい。注文は激減し、材料は乱高下し、ものは売れず、お金は回らない。課題は山積しているが、当面は経済に集中しなければなるまい。国も地方も頭の切り替えが求められる。(2008-12-25) ムダなダムは要らない。しかし上流の府県が川幅を広げることで対処するなら、下流の大阪は大丈夫なのか。ここは政治論ではなく技術論でしっかり抑えておく必要がある。(2008-12-21) 高等学校の公私のことについては、かねてより問題提起してきている。あらためてこの問題を考えようとの知事の提案は歓迎する。7:3比率にとらわれず、私立の果たしている重要な役割を含め、大阪の高校教育がどうあるべきかを根本から議論することは有意義である。(2008-12-18) 自民党はダメ、民主党もパッとしない、国民は新しいものを政治に求めている。それが時代遅れのYKKKでは決してない。(2008-12-16) 12月議会でも橋下知事の答弁は極めて率直である。自身の考えと異なる意見には明確に反論する。どちらかわからないような曖昧な答弁はないから、議論としてはたいへんわかりやすい。それだけにその考えが実現するよう、手続きにも十分な配慮が求められる。(2008-12-13) 日華(台湾)親善議員連盟発足以来23年目にして、初めて知事が出席された。さらに橋下知事は、「国は国、私は民間外交を進める」と明言し、台湾を訪問すると宣言された。今やノートパソコンの90%は台湾製であり、その90%は中国で製造されている。ビジネスを考えるうえでも、台湾は欠かすことができない。(2008-12-09) 自民党府連大会で橋下知事が、「大阪府は身を削って改革を行い大きな歯車が動き出しているのに、国は全く動いていない、地方分権に向けて国会議員の協力を願う」と訴えた。表現は抑えられていたが、中身は極めてきつい。国会議員の方々には理解いただけただろうか。(2008-12-07) 国は勝手に川を整備し、頼んでもいない道路を造り、要らないと断っている地方機関を設けて、そのツケを自治体に回してくる。そんな金は払う道理がないという橋下知事の主張はもっともではないか。日頃、地方分権を訴えておられる国会議員さん、どうお考えですか。(2008-12-04) オバマ次期大統領が挙国一致を打ち出せば、ブッシュ大統領も全面協力で応える。危機的状況に政治の色は関係ない。日本の国会はGM=現場が見えない!(2008-12-02 堺屋太一さんからの呼び出しにより、橋下弁護士とお会いしてちょうど一年。その後はめまぐるしく事態が進み、驚くばかりの展開となっている。この間、橋下知事の変わらぬ懸命ぶりには頭の下がる思いである。そんな話をしていたら、休日だというのに知事から新しい提案の電話が入った。(2008-11-30) 麻生総理は民主党に協力を呼びかけ、小沢党首は危機克服のため全面協力すると表明する、そして日本経済の株が上がり、両党の株も上がる。そうはならないところに、この国の中央政治の限界が露われている。(2008-11-25) 勤労感謝の日にあたり、長年にわたって企業に勤務し貢献してきた方々の表彰式に参列。20年、30年、最長50年もの間、一途に勤めてこられた従業員も立派だし、雇用を確保してきた企業も素晴らしい。ぞのいずれもが決して大きな会社ではない。こうしたまじめな人たち、地道な企業が日本経済、そして社会を支えている。(2008-11-23) 行政のHPにもよく使われているPDFファイルが、音声読み上げソフトを使っておられる視覚障害者の方には極めて不便なものであることを、盲人協会の研修会で教えられた。まだまだ感性が足りないと反省する。(2008-11-16) 起こらないことを祈るが、もし関東大震災が発生した折りには、救助救援活動に全力を挙げるとともに、復興事業に当たっては東京一極集中を改め、均衡のとれた国土形成がはかられるよう、十分に検討を行っておくことが重要である。一つの言葉で、極めて大事な課題が消えてしまわないことを祈る。(2008-11-13) 青少年の育成に貢献あった方々の表彰式、子どもたちが書いた素晴らしい絵画や書の作品展、教育に関する講演会、親子運動会、小学校校庭を使っての地域のお祭りと、週末は有意義な行事が続き、あらためて多くの方が次世代育成に取り組んでいただいていることを実感した。教育は学校だけで成り立っているのではない。(2008-11-10) 「それでも教育のプロか。子供に申し訳ないと思わないか」とまで言われながら、950人の誰一人として質問も意見もなかったとは。校長、教頭が事なかれ主義に陥っているとしたら、それが一番の問題ではないか。(2008-11-07) 国益だけを追求してきた結果、地球全体の大きな不利益を生んだ張本人の米国が、若い新大統領を迎え、英知に拠って「CHANGE」を果たすよう強く期待する。(2008-11-05) 500件ものひったくりを重ねていた犯人がついに逮捕された。生野警察の日夜に亘る努力の成果である。その警察官の給与も削減せざるを得なかったが、一様に、「理解しています」「がんばります」との言葉。そうやって1000億円を削ったら、さらに1000億円不足の予想となった。努力の範囲を超えている。(2008-11-01) 親子二人で特注のネジを作っておられるご近所の鉄工所。注文が減りたいへんな状況にある。銅屋さんも鏡屋さんも印刷屋さんも、地元の零細企業はみな同様である。経済が厳しくなるとまず下の方に、弱い方にしわ寄せが来る。与野党争っている場合ではない。協力し対応してほしい。地方ができることは限られているのだから。橋下知事にもお願いし、モノづくりフェスタin生野・東成2008にお越しいただき、がんばっている中小零細企業の声を聞き、激励いただくこととした。知事は31日午前10時頃到着予定。(2008-10-28) マスコミは常に正しいことを伝えるわけではない。納税表彰にあたり大阪府議会本会議場を使うこととしたのは「経費削減が目的」ではない。府に貢献いただいた方の表彰にあたり、権威ある府議会の議場を提供し敬意を表したいというのが目的である。発案した私が言うのだから間違いない。表彰された方に失礼である。(2008-10-25) 大阪府議会本会議場を使って初めて行われた納税表彰式における橋下知事の挨拶。「これまで税金は取られるばかり、なんとかならんのか、無駄遣いばかりしやがって、と思ってきましたが、知事になってわかりました、税金は必要なもの、府と府議会の協議によって有効な使い方が堅持されています、今後ともみなさんからお預かりした税金を一円も無駄にはしないことをお約束します」。106名の表彰者の紹介にあたり、その一人ひとりに知事は感謝の目礼を送っておられた。(2008-10-23) 地元の秋祭りが盛り上がる。昔から、今年の収穫に感謝し、来年の豊穣を祈ってきた。食の安全軽視、食料の外国依存、飽食、悪食、食べ残しなど、先祖が大切にしてきた自然の恵みに対する敬けんな気持ちを忘れてはいまいか。地車で練りつつ自戒する。(2008-10-20) 公表することによって格差が生じるのではない、格差はすでにある、それを隠すことは格差の固定にしかならない。明らかにした後、対策を講じることこそが大切である。以前から言ってきたあたりまえのことが漸く動き出す。しかし、あれだけ異を唱えてきた人たちはどうなったのか。(2008-10-17) 秋晴れの日曜日、幼稚園の運動会をまわりながら運営の実情を見る。子どもたちの数が減少しつつあるなかで、どの園も工夫を凝らし魅力向上に努めている。特に感じるのは若い先生方の子どもたちへの深い愛情であり、一生懸命の清々しい姿である。幼児教育は極めて重要でありながら、この先生方の貢献に応える給与は決して高くはない。(2008-10-14) 状況が急変している。注文が来ない、カネが回らない、モノが高くて買えないと、中小零細企業はみな、瀕死の状態である。国、地方ともに経済対策に全力投入すべきである。危機感が求められる。(2008-10-09) 若くて元気な男に多額の生活保護費を与え、気ままに遊ばせ、酒を飲ませ、ギャンブルをさせたあげく、まじめにがんばっている15人もの人たちを殺させた。福祉のなかにも見直すべきものはある。ずっとそう言い続けている。(2008-10-06) 「橋下知事だけの責任とは到底思えません。最近のテレビメディアが事件や政治の難しい問題をバラエティー感覚で取り扱う傾向があり、その産物であると思います」。山口県光市母子殺害事件にかかる弁護士懲戒請求訴訟判決を受けての同事件の遺族である本村洋さんのコメントを、マスコミは重く受け止めてほしい。(2008-10-03) 課題を積み残している21年度予算を仕上げるまでは放り出すことはできないが、その次に国と地方の関係を改めてはじめて橋下改革は完成する。なつかしい「20,000%ない」に希望を感じる。あとは国政のペースと合致することを望む。(2008-10-02) 教育は民主主義のコントロールの下、国民の総意に基づいて行われるべきものであって、教職員組合が恣意的に偏った教育を行うのは許されない。中山大臣が言いたかったのはそういうことではなかったのか。それなら多くの国民の支持を得られたであろうに。運動会を巡りつつ思う。(2008-09-28) 無名の頃、地元のスーパー前で大阪のおばちゃんに、「じゃまやからどいてんか」と突き飛ばされた図を思い出す。その後、言いたい放題、やりたい放題やっても好かれる宰相にまで上り詰めた。国会答弁も他の首相なら許されないものが山ほどあった。加えてこのタイミングでの引退発表。死せる諸葛、生ける仲達を走らす。異能の人、小泉さん、一つの時代が過ぎる。(2008-09-26) 自民党がいいか、新内閣がいいか、はともかく、一郎よりは太郎がいい。(2008-09-24) 台風一過の早朝、極上の秋晴れ、暑くもなく寒くもない、爽やかな風が吹き渡る、その中で窓を閉め切りエンジンをかけっぱなしにして駐車しているクルマ。それを軽蔑のまなざしで見ながら、カモたちは悠々と平野川を泳いでいく。(2008-09-22) 橋下知事には昨日、多忙の中を自民党大阪府連にお運びいただき、総選挙の自民党マニフェストに地方分権の推進を明記するよう強く要請いただいた。さらに、党本部にも乗り込んでいただけるよう調整いただいている。国と地方の危機を救うため、国会議員には高い見識を求める。公認争いのどたばた劇の方を大きく報道するマスコミにも矜持を求めたい。(2008-09-20) 地方分権を明確にしないなら自民を応援しないと、橋下知事ははっきり言った。知事選挙で応援したから自分の選挙で応援してもらえるなどと考えていたら大間違い。党のマニフェストにしっかりと地方分権の推進を書き込むよう、地元国会議員には全力を傾けてもらいたい。国と地方の危機を救うその政策があってこそ、我々も心から支援できる。(2008-09-17) 老人大会に出席した。みなさん若くて、たいへんお元気である。保険、年金制度が現在の形になったのは昭和36年前後であるが、その頃の日本人の平均寿命は、男性65歳、女性70歳であった。それが今や男性78歳、女性86歳を超えている。当時、想定された納付受給の帳尻をはるかに超越している。しかも少子化が進んでいる。長寿はまことに結構なことではあるが、増大する社会的コストをどう負担するのか。きれいごとは言えない。(2008-09-15) ナンバでの立ち会いで、外交、安保、経済、財政、福祉の考えは聞いた。しかし、地方分権についてはどうなのか。国と地方を救う大事な課題にどうとり組むのか、5人の総理候補者に、知事と府議会共同の公開質問状を突きつけてはどうか。(2008-09-13) 世論調査によると福田内閣の不支持率は72%、それでいて辞任については適切でないとする人が82%。辞めろ辞めろと言い続けながら、じゃ辞めると言えば、怪しからんと批判する野党。福田さんも、どうすりゃいいのさと言いたくもなろう。(2008-09-08) 去る7月20日、橋下知事をお誘いし、なみはやドームでのジャパンパラリンピック水泳大会を視察した。なかには片手両足欠損、すなわち腕一本で見事に泳ぎ切る選手もあり、橋下知事も大いに感動された。知事が自らメダルを授与された生長奈緒美選手(貝塚市)を含め、すべての選手のご活躍を祈る。パラリンピック北京大会に注目したい。(2008-09-07) 学力向上、そのための統一学力テストの実施、その結果の公表は、これまで何度も求めてきたことであり、その点では橋下知事と考えを共にする。ただ、昨日まで何年間もできないと言い続けてきた教育委員会が、橋下知事の教育委員会の廃止、教育委員の再任拒否発言を聞いた途端、一夜にして考え方を転換したのはどういうことか。教育方針とはその程度のものなのか。これまでの教育はなんであったのか。そのような教員委員会なら、それこそ不要ではないか。(2008-09-03) 自然は悠々と流れているが、人の為す事はめまぐるしく変わる。なさけない辞任というよりは、自民党のしたかたかな戦略と考えたい。しかしもう少し時間があれば、国の抜本的な改革を目指す、○○新党が立ち上げられるのに。(2008-09-02) まだまだ暑いとはいえ、朝夕はずいぶん過ごしやすくなりました。この惑星の地軸が23.4度傾いていることのありがたさを実感します。「おおいなるものにいだかれあることを けさふく風のすずしさにしる」 人事はめまぐるしく変化し、山田無文師の歌がひときわ趣深く感じられます。(2008-09-01) 真の問題は地方ではなく国にある、繰り返し訴えてきたことが橋下知事という希有の人材を得て漸く、世間に知られようとしている。与党や野党ではない、これから始まるのは国と地方の戦いである。次期選挙に向けて、その戦いのための仕組みづくりが急がれる。 (2008-08-28) 明日、大阪府議会フォーラムin東京が開かれる。大阪府議会の議論を東京でやろうという画期的な試みである。テーマは権限移譲、税財源移譲、国直轄事業負担金の3つ。いずれも現在、地方が直面している極めて重要な課題である。大阪のためだけではない、全国の自治体、いやこの国にとっての改革の第一歩となってほしい。成果を期待する。(2008-08-27) 中国シンクロチームを初の銅メダルに導いた井村雅代さんの指導力に、心からの拍手を贈りたい。以前、私の勉強会に来ていただいた時もはっきりと、「オリンピックは参加することに意義なんかありませんよ。挑戦状を叩きつけて真っ向、戦うことに意義があるんです。」とおっしゃった。また、「最も嫌いなことは現状維持」の言葉を自ら実践された。世界に誇れる大阪人である。(2008-08-25) 日本ソフトボールチーム12年越しの金メダル、おめでとう。今大会は総じて、女性の活躍が目立つ。ひたむきさ、がまん強さ、謙虚さ、日本女性の美しさが勝利の感動をさらに高める。ほんとうにありがとう。しかしふと思う。このような表彰式の場でも、あの教員達は座ったままでいるのだろうか。他国の人たちですら起立して、その国の国旗国歌に敬意を表しているというのに。(2008-08-22) 「やかましい」の言葉をめぐってのお祭り騒ぎを、国会はいつまで続けているのか。我が家の中学生ですら、「そんなこと、どうでもええやん」と言っている。国会議員には、危機を迎えているこの国の舵取りを担うとの矜持をもって、真剣な議論を展開してほしい。いやそもそも、その危機感がないのではないか。(2008-08-21) 一度目の金メダルに笑った人が、二度目の金に泣く。その間の苦心は想像しえまい。勝つことはできる、しかし勝ち続けることはなかなかできない。先輩の言葉を思い出す。(2008-08-18) 昨年秋より走り続けてきたが、今やっと少し立ち止まることができた。オリンピック、高校野球、古い映画を見、好きな作家の本を読み返し、静かな酒を楽しみながら、視野が狭くなっていないか、本質を見過ごしていないか、自分を見失ってはいないか、つらつら思い返す。橋下さんにとっても、有意義な休暇であってほしい。(2008-08-15) 道州制を進める。これは昨年秋、選挙の推薦を決めた折りに橋下さんとお話ししたことである。是非実現してほしい。しかしそれは単に形を変えることではない。国と地方のあり方、財政や税制、公私の役割分担、自治、国民の意識など、まさにこの国の仕組みを変えることを意味する。抵抗感を持っている国会議員、国のお役人、都道府県市町村の代表、なによりも国民にその意味を理解してほしい。橋下さんに託した大きな仕事である。(2008-08-11) ISFJについて、同志社だけなのかとのお問い合わせがありました。会場は大阪京都の持ち回りとなっており、当日も、西日本のあらゆる大学から参加がありました。(2008-08-11) 懸案の建設事業について、平松大阪市長が事務方に相談せずに見直しを発表したとマスコミは大きく報じている。もし橋下知事を意識してのことなら、そのような必要はない。大事なことは、結果が良いものとなることである。ウケを狙った進め方は、府民市民の利益につながらない。(2008-08-08) 同志社大学で開催された、ISFJ日本政策学生会議の勉強会に招かれた。夕張市の財政資料を中心に、行政のあり方について政策提言を試みようとする企画であり、自由な議論におおいに知的好奇心を刺激された。なによりも猛暑のなか、日曜日を割いてまでこの国の諸課題を論じようという学生が103人も参加したことに驚く。まだまだ捨てたもんじゃない。(2008-08-04) 道路や橋、会館や駐輪場、エレベーターは私たち地方が考えますので、国会の先生方には外交、防衛、基本政策に専念していただきますように。竹島、尖閣、北方領土、拉致、ODA、WTOも、しっかりお願いします。(2008-08-02) 関空の危機を救え。橋下流交渉術の腕の見せどころですぞ。(2008-08-01) 臨時議会を捉えて、「知事の手のひら、踊る議会」と見出しを付けた新聞があったが、知事のイラストを載せたお菓子騒動でみごとに踊らされたのは、マスコミではないか。いや、就任以来、橋下絡みならなんでもありと、マスコミは踊り続けている。(2008-07-28) 真夏の臨時議会が閉会し、一日、地元に報告に帰った翌日、箕面森町、彩都の医薬基盤研究所、バイオインキュベータ、安威川ダムと、懸案のプロジェクトを終日視察した。府議会は早くも、次の議会に向けて始動している。(2008-07-25) 1面では「府議らの反対にも拘わらず信念を貫いた知事は立派」と書き、3面では「府議が反対しなかったために私学教育に課題を残した」と書く。議員を悪者にしてさえいればよしとするマスコミがある限り、この国に真の民主主義は育たない。(2008-07-24) あらためて、たいしたものだと思う。就任以来わずか半年なのに、自身の信念を貫いた思い切った改革予算を、民主党にも認めさせ賛成多数で成立させた。知能、感性、人格、努力がそろった、まことに希有な人材である。しかし、真価はこれから問われることとなる。府民に幸せをもたらすことができるか。改革は新たな段階を迎えた。(2008-07-23) ともあれ臨時議会に予定されていた審議は終了した。最後の委員会質問、橋下知事には連続18時間、どの質問にも誠意を持って丁寧に答弁いただいたことに感謝する。修正案にはその議論が生かされた部分もある。まずは真摯に受けとめたい。(2008-07-20) 私たち議会は議案を修正せよと求めているのではない。このままでは問題が多いことを知事に理解してほしい。そしてその理解の上にたって知事自身がより良い内容に書き換えてほしい。議論が煮詰まると言うことはそういうことである。それが議会の役割である。私も委員会でもう一押しさせていただく。(2008-07-16) 終日公務なし、との短い橋下日記を見てほっとする。激務を厭わない知事だが、いよいよ議会の終盤を迎え高度な政治判断を求められる時、クールダウンは極めて大切である。休養を取ることもリーダーの責務である。(2008-07-11) 連日の本会議、政党政派を問わず、橋下知事はどの質問にも極めて真摯に答弁している。同意の提案には感謝を込めて、できないならできないと丁寧に、自然でありながら重みを持って、理路整然と答えている。知事と府議会、穏やかだが気持ちのよい議論となっている。(2008-07-08) 私たち主婦が晩ご飯のおかずまで切り詰めてるのに、ご主人達はパーッと使ってしまう。大阪府と国の関係って、そんなことやないの、と家内の言葉。まことにわかりやすいのだが、、、。(2008-07-05) 凛とした橋下知事の府政運営方針演説に、議場から大きな拍手が湧き起こった。太田知事の時代には一度もなかったことである。大阪維新の決意を述べ、府の発展的解消まで含めた自治体改革を宣言し、国の責任と問題点をはっきりと指摘した。この国全体の大きな地殻変動に結びつく予感がする。大きな臨時議会にしたい。(2008-07-02) 「後期高齢者医療制度、けしからんですよね」と軽薄キャスターが水を向けても、橋下さんは「いや、私は必要だと思います」と切り返した。名前が悪いとか、天引きがいかんとか、8万円の保険料が高いとかばかり捉えて、100万円の医療費をどう負担するかの議論を全くしないマスコミ、国会議員さん、橋下さんによく教えてもらってください。(2008-06-29) 政治家・塩川正十郎先生を尊敬してきましたが、昨今、安物コメンテーターになってはおられませんか。曰く、「議員も困っている、事業を削られる役人からは改革に反対するように頼まれる、選挙区に戻れば推進しろと言われる」云々。頼まれてもなければ、困ってもいませんし、選挙区は冷静です。府庁の職員も、大阪府議会議員も、私の有権者もそれほどレベルが低くはありません。それとも国会って、その程度だったんですか。(2008-06-27) 案の定、収支見通しは大きく見直さざるを得なくなった。予算案に100点を付けた知事も、内心、虚しさを覚えていることであろう。それでも改革はやる。やらないと偉そうなことは言えない。やって、その上で真の敵、国に攻め上って行こうではないか。(2008-06-25) 公務員の給与が税金から支払われる限り、府民の理解は不可欠である、一方、優秀な人材に来てもらい、十分に能力を発揮してもらうことは府民にとっても重要だ。ほとんどの教員、警察官、職員は大事な役割を果たしている。橋下知事も好んで削減をしたいわけではない。徹夜の交渉で、互いの理解が深まったことを期待する。(2008-06-21) 新聞の調査を見て、痛みを伴う改革をお願いしたにも拘わらず府民の82%が理解してくれた、意外であり有り難かった、と橋下知事。たしかに知事の改革は、総じて強く支持されている。ただ、その痛みを受ける人が府民のどれほどにあたるのか。削減対象となるのは障害者、母子家庭、所得の低い高齢者、私学に子どもを通わせている親の内の中間所得層、そして府職員。改革の痛みを受ける人の声にこそ耳を傾けたい。(2008-06-18) 議会が繰り返し求めながら受け入れられなかった、減債基金からの借り入れ即時停止、6500億円の削減、出資法人の見直し(平成17年9月議会自民党代表質問他)は、橋下知事就任後、ただちに実行に移された。知事の権力の絶大さに、あらためて驚く。その力が良い方向にはたらけばよし。知らず、必要な施策まで失うこととなれば橋下知事も本意ではなかろう。たとえ最高権力者の命と言えども、過ちはこれを諫めることが府庁職員、議会の使命でもある。逆命利君、謂之忠(説苑)。(2008-06-14) ついこの間、1100億円の削減案を作り、職員の給与を削り、医療や福祉、教育まで削って赤字を埋めようという時に、また新たに380億円の減収が加わった。血の滲むような努力が、一瞬にして吹き飛ぶ。極めて不安定な財源で、教員や警察官の給与を負担せよという都道府県の税財政制度に、欠陥があることは明らかである。(2008-06-11) 大阪府はやる、府民も職員も議員も、身を切って改革を行う、しかしそれでも解決にはならない、国の改革、すなわち、地方への権限と財源の移譲がなければ真の解決はない。国会議員達を相手に、自民党府議団・浅田幹事長と橋下知事の足並みを揃えた訴えかけは迫力に満ちていた。戦いは始まる。(2008-06-08) あらためて、希有な人材であると感じる。橋下さんをかついできてよかった。橋下さんも、よく引き受けてくださったものだ。その橋下改革を実のあるものにするために、大事なのはこれからだ。何もせず口先ばかりの「有識者」達に、軽々に論評などしてもらいたくはない。(2008-06-06) 水着素材で注目を浴びている、山本化学工業の山本富造社長にお会いした。穏やかな語り口のなかに、強い自信を感じさせる。水着だけではなく、癌の抑制効果など幅広い分野での活用が見込まれる。すでにワールドカンパニーではあるが、オリンピックでの一層の飛躍を期待する。(2008-06-01) PTに極めて厳しい案を作らせたら、各部門、各団体、各施設が驚いて、意識を改め、自ら見直し、削減案を提案してきた。見事な橋下効果である。それでいて自分は関わっていないと言う。橋下マジックと呼ぶべきか。(2008-05-29) 「橋下知事はよくやっているが、平松市長はダメだ」と。報道の量に惑わされてはいないか。マスコミに委ねるのではなく、自分自身の判断基準が求められる。(2008-05-24) 例えば障害者施策。長年かけて、バラマキから自立支援に切り替えてきている。知事が視察いただいたITステーションも、そうした施策の一つである。改めるにあたっても、それぞれの意味を踏まえる必要はある。(2008-05-22) 電話や手紙、メールなどで、多くの方から、賛成、反対、批判、励まし、要望、提案をいただいております。お一人おひとりにお返しできませんが、いずれも真摯に受けとめ、今後の参考にさせていただきます。いずれにしても、ひとときの感情に流されず、冷静な長い目で見ていっていただくことをお願い申し上げます(2008-05-19) 大阪府の借金は5兆8千億円、府民一人あたり66万円。国の借金は849兆円、国民一人あたり665万円。むしろ心配なのは、国の方である。(2008-05-13) みごとな和気の藤、穏やかな赤穂城址、実に立派な閑谷学校、いずれも先輩達が残してくれたものばかり。我々は後世に何を残すことができるのだろうか。(2008-05-08) 田舎といえども、医療や福祉、教育よりも、道路を欲しがる人の方が本当に多いのだろうか。特定財源の不適切な流用が明らかになったことでもある。ここはひとつはっきりと、建設事業とのしがらみを断ち切ってはどうか。新しい自民党に脱皮するために。(2008-05-06) 税金は安く、保険料も安く、支給は手厚くと主張する民主党に政権を委ねてはどうか。それが可能なら、自民党は去るべきである。それが不可能ならば、民主党は去るべきである。(2008-04-27) 今朝の陽射しは、半袖にも早や暑く感じた。会社員時代、5月1日のメーデーに毎年参加したが、晴天でも常に肌寒かった。確実に温暖化は進んでいる。社会問題も大切だが、環境問題はさらに大切なのではないか。(2008-04-23) 橋下知事への支持率が8割近くに達していると聞く。一生懸命に取り組む姿勢が評価されているのであろう。リーダーシップが強いことは良いことではあるが、その分、一層の慎重さが求められる。いよいよ反論に耳を傾けられたい。(2008-04-20) ひとつのたたき台をもとにして、広く議論を交わす。真剣に冷静に、智慧を出し合って最善の方策を求めていく。議論は始まったばかりだ。怒ったり泣いたりするのはまだ早い。(2008-04-17) 財政再建最優先、すべての施策をゼロベースで見直すとの橋下知事の意向を受ければ、PTチーム試案は当然、このような内容になる。医療、福祉、教育子育てまで、削減額を具体的な数字で示されると、厳しい現実感が迫ってくる。しかしこれはあくまでスタート、ここからが始まりである。これまでなら水面下でやっていた調整をオープンで議論しようという、これも橋下流。これまでにないスタイルで、7月の臨時議会に向けたロングランの大議論が始まる。(2008-04-11) 日曜日。早朝から旅行会の見送り、卓球大会開会式、昨夜から続いて花見会をまわる。橋下知事のこと、教育、私学、施設の見直し、後期高齢者医療、ガソリン税まで、様々なナマの意見を聞き、伝える。この積み重ねが政治判断の源となる。(2008-04-07) 行財政改革の推進、減債基金からの借り入れ停止、出資法人の見直し、長期休職者への対応、教員の評価、問題教員の排除、習熟度別授業の推進、土曜授業の実施、学区制の撤廃、学力テストの実施、、、橋下知事は矢継ぎ早に改革案を打ち出している。いずれもこれまで自民党府議団が主張してきたことと一致する。成果を期待する。(2008-04-03) 知事に対する礼を失した物言い、知事と異なる意見を述べた者に対する礼を失した物言い、橋下知事にとって迷惑至極な点において全く同じである。熱しやすく冷めやすい国民性が政治を安っぽいものにする。(2008-03-29) 暫定税率は維持すること、道路財源は一般化すること、そしてその使途は地方に任せること、私はずいぶん以前から、そう言い続けている。国会議員さん、しっかりしてくださいよ。(2008-03-26) もとより暫定予算は異例であり支障も多くあるが、財政再建を最優先に、すべての施策をゼロベースで見直すとの橋下知事の考えを理解し、知事の提案を了とする。その上で、休む間もなく本格予算に向けた議論がスタートする。(2008-03-24) 恵まれた家庭に育った子、つらいことの多い子、ほったらかしの子、本人には選べないいろいろな条件を背負っていよう。それでもがんばることが大事だと伝えたい。人の数だけ人生がある。自分の人生を大切に。今日は卒業式。(2008-03-19) 打ち合わせなし、生き生きした議論を、というのが橋下知事の希望。その分、未定、わからない、検討、訂正、激論、いずれもある。やがては落ち着いてこよう。それまで、議長にはご苦労をおかけする。(2008-03-14) ぶっつけ本番、丁々発止は見ていておもしろかろうが、政策を作り上げていくには必ずしも有効ではない。新しいタイプの知事を迎えて、議会をどう進めていくことが好ましいか、試行錯誤の始まりでもある。(2008-03-07) 堂々として力強く、また熱い思いのこもった、橋下知事の所信表明でした。次代にツケを残さない、同時に、今を輝かせ未来への投資を進めますと、厳しい現実に立ち向かう気概を感じさせます。時は春。大議論のはじまりです。(2008-03-01) 医師不足や経営悪化に対応すべく、府は公立病院の再編、集約に乗り出す。「病院、なんとかせんといかんな」「バラバラで効率が悪い」「役割分担が必要ですね」と、 当選直後の橋下知事との何気ない会話が早くも具体の動きにつながる。橋下府政はダイナミックに動いている。(2008-02-24) 議会運営委員会、理事会と、今日は橋下知事の議会デビュー。1兆2千億円の暫定予算の提案。さすがの橋下知事も緊張感に溢れた様子。いよいよこれから論戦、丁々発止、と言いたいところだが、まずは地に足の着いた議論を目指す。(2008-02-22) テレビのコメンテーター達は、相も変わらず無責任に橋下知事を囃し立てている。思い切ってやれ、スピードが大事だ、まわりは気にするな、と。いずれも自らはリスクを取らなかった人たちだ。これに乗せられるほど、橋下さんはバカではない。(2008-02-18) 一夕、太田房江前知事と親しく懇談した。互いに就任前のバブルの後遺症に悩まされながら、行革を進め経済に手を打ち教育に力を入れてきた。厳しく対立することもあったが、戦友でもあった。今はたいへん穏やかなお顔に戻られた。知事という役目、やはり激務であったのであろう。ご健康を祈る。(2008-02-16) 難病と闘う人たちの活動拠点整備に、6年来取り組んできた。江坂、豊中、福島と移りつつ、遠い、狭い、高い、に苦しんできたが、このたびすべてにおいて条件改善がはかられる新拠点が見つかった。長年、ご苦労をおかけしたことをお詫びするとともに、城東の新拠点が、大阪のみならず関西の難病センターとして機能することを切に祈る。(2008-02-10) 私にも、「おめでとう」「よかったね」と声をかけていただく。選挙の結果は良かった。しかしこれからがたいへんだ。橋下知事といえども魔法は使えない。府民の痛みを最小限に押さえながら財政再建を達成する。熱烈歓迎を忘れず、ながい目で見ていただきたい。(2008-02-07) 本日、太田房江知事が退任される。緊張関係が続いた自民党のなかで、個人的には穏和な仲であったと思う(太田さんがどう思っておられるかは存じ上げない)。しかしながら平成18年9月議会本会議でのあまりに軽々しい答弁を聞き、これ以上この人に期待することはむずかしいと決断した。ちょうど良い潮時であったのではないか。新知事に就任する橋下さんの精力的な取り組みを見て、そう実感する。(2008-02-05) 当選から一日も休まずさっそく仕事に取りかかりたい橋下さんに、荷物を置く場所もないと不便でしょうからと議員団の一室を提供したら、いつの間にか「臨時知事室」になってしまった。今その粗末な部屋に集結する議会代表や副知事以下の幹部と橋下さんによって、日々、新大阪府のグランドデザインが構築されつつある。財政、予算、施策、議会、いずれもこれまでとは全く異なったものとなりそうである。新しい時代が動き出した。(2008-02-01) 当選バンザイから連続28時間、不眠不休のマスコミ対応、3時間寝て一番機で首相官邸、財務省、総務省、経済産業省、とって返してすぐに府政についてのヒアリング開始。この間、コンビニおにぎりで腹ごしらえ。超ハードな日程を、若い次期知事は笑顔でこなしている。(2008-01-28) 良い知事が選ばれますように。(2008-01-09) 堺屋太一さんを囲む勉強会に招かれた橋下さんが、御堂筋パレードの廃止を主張した。御堂筋パレードは当の堺屋さんの提唱により始められたものである。当然、門下生から強い異論が出た。しかし橋下さんは、私の思いです、として一歩も引き下がらなかった。後刻、このことを問われた堺屋さんは、「それが彼のいいところです」と答えられた由。橋下さんもたいしたもんだし、堺屋さんもさすがではないか。(2008-01-06) 橋下さんの長所は何かと問われて、堺屋太一さんは即座に、ガンコなところと答えられた由。連日議論しているが、たしかに容易には引かない。生活体験から来る強い思いがあるからだろう。もしなられたとして、相当の軋轢は避けられまい。しかしそのぶつかり合いの中から新たなエネルギー、新たな展望が生まれるような気がする、今日この頃である。(2008-01-02) コメンテーターという仕事を生業とする人は星の数ほど居よう。気楽に言いたいことを言っていればいい。その橋下氏の年収は3億円。それを捨てて、敢えて責任を取る側にまわろうという。その決心は評価されていい。(2007-12-26) 自由民主党大阪府議会議員団は、橋下徹さんを支援することを全会一致、決定いたしました。すべてを擲って政治の世界に進もうという橋下さんの強い決意を受けとめて、全力支援します。若い感性とバイタリティで、力強く大阪の未来を切り開いていただくことを期待します。(2007-12-23) これからの時代に求められる知事の役割とは何か。今まさに、そこが問われているのである。(2007-12-16) 与党と野党、国は国で争えばいい。二元代表制の地方議会にはそもそも与党も野党もない。よい府政を実現すること、そのためのよいリーダーを選ぶこと、そのことだけに徹すればいい。独自だ相乗りだ、そんなことは今は考えない。ただ、よい人材を発掘することに全力を傾注する。(2007-12-02) 原油価格が1バーレル100ドルに迫っている。4年で3倍にもなれば、経済への影響は深刻になる。製造原価はせいぜい20ドル、中東の大規模油田では5ドルとも言われている。マネー社会があまりに行き過ぎてはいまいか。経済学の冒頭、Cool Head but Warm Heart と学んだが。(2007-11-22) 新市長には、民間の視点を忘れずに、全力投球をお願いする。關さんには、無私の取り組みに深い感謝を捧げます。ご支援ありがとうございました。(2007-11-18) 「厚遇問題を忘れたんですか。大改革を途中で止めてはいけません。最後までやり抜きましょう。よく、がんばってくださってるじゃないですか。私たちも応援しましょうよ。」 連日、駅頭で声を嗄らしてます。あと3日。(2007-11-16) 入院患者を置き去りにした職員を責め、病院を責め、医療制度を責め、国を責めて、高いギャラを手にする。キャスターやコメンテーターにこそ、人間性を求めたい。(2007-11-14) 何万人が集まったとか、高校生が意見表明したとか、ましてやノーベル賞作家が言ったとか、歴史とは、そうした情緒的なものとは関係がなく、冷徹な事実にのみ拠るべきものである。沖縄の自決問題も、徹底した事実究明に努めてほしい。それが犠牲者に報いる唯一の方策である。(2007-11-11) 久しぶりに東京へ出かけます。政府、党、大学、いろいろな方にお会いし、調査、お願い、打診、コネクションづくりに努めてきます。帰阪後、市長選挙の応援演説に直行します。あれこれ、動かさなければいけません。(2007-11-07) 小沢さんのことだ、福田総理との密約を否定された時点で辞意を決意したことくらい、想像できた。想像できなかった民主党幹部や評論家こそ感性が足りない。そもそも旧社会党の連中が、旧田中派の小沢さんと組んできたことこそ不可解だ。政策ではなく、保身でしか説明がつかない。(2007-11-05) 思想信条はもとより自由だ。しかし公務員としての使命はきっちり果たしてほしい。国旗国歌に礼を示さない教員の名前を報告してはならないとした神奈川の判断は、個人情報のことだけ捉え、教育という視点を欠いている。(2007-10-29) 学力テストの結果について一喜一憂する必要はない。差は以前からあったが、隠してきただけだ。大事なことは学校毎の差、個人の差、その内容である。それがわかってこそ、学習の目標が定まる。ここに至ってもまだ、隠そうとする連中がいる。(2007-10-25) 長い準備と濃い質疑、白熱した議論を経て秋の議会も幕を下ろした。議会は終わったが、そこに示された課題への取り組みはなお続く。年末議会への準備も始まった。知事選挙も視野に入ってきた。今年はついに、伝統の鶴橋地車の法被に手を通さずじまいとなった。(2007-10-17) 幼稚園、保育所の運動会を順次視察する。厳しいところ、のんびりしたところ、方針はそれぞれではあるが、どの園、どの所も、子どもたちに対する先生の深い愛情が感じられる。子どもたちもそれに応えようと一生懸命がんばる。見ていて、つい時間を忘れるほどにほほえましい。(2007-10-09) 中華総会主催の中華民国国慶節(建国祈念祝賀会)に出席。起立、日華両国国旗に礼、君が代斉唱、中華民国国歌斉唱とまことに清々しい開会。開宴後は中華学校生徒による伝統芸能の披露、和やかな談笑と続いた。すべての国、民族との関係がこのようであればとの思いを深くする。(2007-10-04) 夜来の雨で、運動会は延期。早朝から電話をいただいた先生やPTAの方の声がいかにも残念そうだ。以前、途中で降り出した雨に中止すべきか、職員会議が延々と続いたことがあった。その間、親も子どもも濡れて待っていた。今日のところは早い判断を是としよう。(2007-09-30) 空にはいわし雲、平野川分水路にはカモが30羽、小学校は運動会の予行演習。猛暑も一段落し、日曜日の子ども達の晴れ姿が楽しみだ。(2007-09-27) 今日は自民党の代表質問。松井一郎政調会長が担当する。春以来の政策論議と現場の調査、ブレインストーミング、長時間に及ぶ政務調査会での議論、議員団総会での確認と、練りに練った内容をあとは政調会長一人に託す。ネット中継される知事との真剣勝負に期待されたい。(2007-09-26) 安倍さんはどうしておられるだろう。想像を絶するストレスは、少しはやわらいだであろうか。突然の辞任は国家の最高責任者としては許されない所業ではあるが、今は過去の人、心身を労っていただきたい。それにしても、自ら選んだ総裁を支えきれなかった自民党こそ情けない。もしそこに余計な計算が働いていたならば、唾棄すべきである。そんな自民党に政権担当能力はない。(2007-09-21) 80歳を過ぎていつも元気なお年寄りが浮かぬ顔をしている。四十肩!が痛む、とのこと。その意気や良し。65歳をなべて年寄り扱いする必要はない。元気でやる気のある方にはもっとがんばっていただこう。長年の経験と知識は有用だ。それが本当の敬老である。(2007-09-17) 現在の憲法を頂点とした行政、教育、経済、外交・安全保障などの枠組みが時代の変化についていけなくなっていることから、戦後体制を大胆に見直していく大命題に取り組んだ政権が、事務所費や領収書、閣僚の失言で挫折したことはなんとも惜しい。責任が総理本人にあるとしても。(2007-09-12) 長月、色取り月、菊月。さしもの酷暑も一息ついた。砂漠の国に駐在した方から、年中季節が変わらないことほど辛いことはないと聞いた。地軸の傾きとこの国の位置取りに感謝したい。大いなるものにいだかれあることをけさふく風のすずしさに知る<山田無文>(2007-09-02) 北川、片山、木村などとともに改革派と呼ばれた知事の中で、奇をてらわずウケを狙わず、本道を歩いてきた増田寛也前岩手県知事が地方問題担当相に就任されたことを評価したい。さっそく、バラマキ政治には戻らないと表明されたのはさすがである。政官の大きな抵抗が予想されるが、真の地方主権の確立に向けて信念を貫いてほしい。(2007-08-28) 日本の気温は40.9℃、北極海の氷は過去最小になり、世界各地で台風や洪水が続いている。環境問題こそ、グローバルに考えてローカルに行動することが求められる。エアコンの数値を1つ弱めてみよう。(2007-08-22) 靖国参拝をすれば、配慮が足りない国益を害すると批判し、しなかったら、信念がない遺族が怒っていると論う。日本のマスコミとはこの程度のものか。戦争犠牲者に合わす顔はあるか。(2007-08-17) 自民党が良くなかったことは認めるとして、だから今回、比例代表は民主党と書いた1900万人の方々は、その民主党比例代表当選者20人の内、7人が自治労や日教組など巨大労組の幹部であることはご存知だろうか。年金問題も、もとを糺せば自治労社会保険庁組合員のずさんな仕事が招いた結果ではないか。利益代表が選出され、そうした体質がのさばることを強く懸念する。(2007-08-14) 紙は切れるが指は切れないはさみが発明された。「これで子どもに、はさみを持たすことができる」とは若いお母さんの声。「そんなものが、子どもにとってほんとうにええもんやろか」とは若くない家内の声。(2007-08-09) ある小学校の校庭キャンプでは、子どもの声がうるさいとの近所の苦情により、テントが校庭の隅の風通しの悪いところに張られていた。うるさいと言われて、静かに運動会を行っている学校もあると聞く。子どもたちの喜ぶ声が騒音にしか聞こえないとは寂しい。(2007-08-05) ある小学校の校庭キャンプでは、子どもの声がうるさいとの近所の苦情により、テントが校庭の隅の風通しの悪いところに張られていた。うるさいと言われて、静かに運動会を行っている学校もあると聞く。子どもたちの喜ぶ声が騒音にしか聞こえないとは寂しい。(2007-08-03) ある小学校下の盆踊りでは地域や保護者だけでなく、教員も参加し輪投げコーナーを担当されていた。人気のお好み焼きは、女性の校長先生自らキャベツをきざんでおられた。この小学校は校舎も新しくなったが、中身にそれ以上の魅力を感じさせられた。(2007-08-03) 自民党が負けたっていい、国会が混乱してもいい。経済、とりわけ中小企業や国民生活に悪影響が出ないことを強く祈る。政治ごっこに振り回される余裕はない、今のこの国には。(2007-07-29) 解散のない長い任期の参議院には、目先のことではなくこの国と地球の将来について深い議論を交わしてほしい。こちらもそうした思いで投票に臨みたいものである。(2007-07-27) 参議院に解散はない。今回の選択はこれから先6年間、変更できない。目先の話題もさることながら、外交、安保、経済、教育と、国家の根幹に係る課題にも目を向けてほしい。世界情勢は予断を許さない。国家あっての国民である。(2007-07-11) 社会保険庁改革関連法・年金時効停止特別措置法および公務員制度改革関連法は、いずれもなんとかしてほしいと国民が強く願っている問題であるのに、国会がこれほどまでに混乱しなければならないものなのか。議論し合い協力し合い、足らずを補い合って、問題解決のための最良の方策を作り出す知恵は国会にはないのか。国民への説明不足のまま数に頼って進めようとする与党も情けないし、反対だからと退場してしまう野党も情けない。(2007-06-30) 年金の振り込みにささいなトラブルがあり、ついでに調べてもらったらところ、まさか!家内の分がとんでました。結婚した折のつなぎがうまくいってないようです。大きな会社だったからと安心していたのですが、やはり社保庁の方でミスがあったようです。他人事ではありません。みなさんもぜひお調べになってください。(2007-06-24) 後援会のみなさんと木曽川にある河川環境楽園を訪問。あらためてこの星の自然の豊かさや美しさを強く認識した。その自然が危機に瀕している。環境問題の重要さに、僅かでも心を向ける機会になればと願う。(2007-06-19) 春、近くの川で生まれたカルガモの子が今朝、親離れした。はじめの10羽からだんだん少なくなり、早く大きくなることだけが生き残る道、がんばれと祈る気持ちで見守ってきたが、結局、4羽が育った。自然の厳しさとやさしさをともに感じる。しっかり次代へつなげ。(2007-06-08) 菅さんだ小泉さんだと、当時を責め合っている姿は国民の支持を得ない。責任ある者は必ず処分するが、今はまず修復に全力を尽くすこと。一年で5000万件を片づけるのなら、一日14万件だ。とやかく言ってる暇はない。(2007-06-04) 10歳までの養育投資を1ドル削ると、将来、雇用や犯罪などの社会的負担として16ドルのツケがまわってくる、との米国の研究があるらしい。昨今の我が国の事象を見るとき、悲しいかな頷けるものがある。(2007-05-31) 国産のはつものの小芋はほんの少しで600円、中国産は山盛りで100円、どちらも手が出なかったと家内の弁。10日ぶりの、我が家での夕食なのに。(2007-05-25) 人間の人間たる感情は生まれて5年くらいの間に醸成される、、、そんなことは「最新の脳科学の研究」によらなくとも、子育てをしたことがある者ならみな、わかっている。その極めて貴重な時間をどう過ごさせるか。やはり親学に行き着いてしまう。(2007-05-23) できない、やろうと思ってもできるものではない、母親の首を切り落とすなんて。精神的な病理性が強く感じられるが、ではなにがそうさせたのか。そこまで追い込まれていった17歳の幼い心を思えば、胸が締めつけられる。教育は断じて大人の責任である。(2007-05-20) 真夏のような陽射しのもとで開催された、陸上自衛隊第3師団観閲式に出席した。戦車や装甲車の行進を視察し高射砲の咆哮を聞きながら、あらためて我が国の平和のありがたさを感じた。近々ここから交替部隊が出発する中東ゴラン高原での国際平和協力業務も、早や10年を経過する。立派な装備もさることながら、応対いただいた若い隊員のきりりとした真摯な態度を見、信頼を新たにした。(2007-05-13) 政党の収支報告、後援会の収支報告、選挙の収支報告、政務調査費の年間報告、資産の報告、4月分の政務調査費報告、政務調査費の外部監査のための資料作りと、会計士のような仕事ばかりが続き、府政についての議論になかなかとりかかれない。カネの問題は大事ではあるが、本来の役割が忘れられてはいないか。(2007-05-08) ノックさんが他界された。初めて当選された時、知事として何がなさりたいかと伺うと、「なんもおまへんねん、わかりませんねん」とおっしゃったことが思い出される。わからない分、熱心に勉強されたし、議会の声にもよく耳を傾けられた。団体や組織の支援とも無縁であったから、大阪府は他に先がけて改革も進んだ。ただ、知事に専念してほしい、タレントとの二足のわらじはやめてほしいとの我々の強い要望はついに聞いていただけなかった。そのタレント感覚が事件につながったとすれば、府民として極めて残念であった。ご冥福を祈る。(2007-05-03) 43年ぶりに全国学力テストが実施された。大阪府は一足早く開始している。個人情報やら序列化やら喧しいが、心配なのは学力であり、格差はあるが見えなかっただけのこと。なにがどれだけ足りないか、しっかり見極めて適切な対策を行うことこそ重要だ。実態もわからないまま長年やってきたことにあらためて驚く。(2007-04-24) 身の危険を感じる瞬間もある。言葉による威嚇も少なくない。こうした心身に対する暴力がボディブローのように効いて、首長や議員、行政職員の力を徐々に奪っていくようことは決してあってはならない。社会全体、一丸となって民主主義を守る取り組みを進めていかなければならない。故長崎市長もそう望んでおられるはずだ。(2007-04-19) 選挙戦を通じて、学び考えることが多かった。独特の緊張感が、いつもは見えにくいものをあぶり出してくる。不遜とお叱りを受けるかも知れないが、「お願いします」の連呼を控え目に、私の考えを伝え、みなさんの声を聞くよう努めてきた。夜の演説会ではタスキをはずし資料を配って、時間の許す限り質問を受け付けた。厳しい要望も伺った。まず私たちが努力するが、主権者も議員との不断のコミュニケーションを大切にしてほしい。選挙は大事だが、その後はもっと大事だ。(2007-04-11) 福祉の見直し、厳しい教育、親の責任、自助自立。敢えて本音で言っていこう。口当たりのいい人気取りの訴えでは、到底その後が務まらない。選挙は大事だが、その後はもっと大事だ。(2007-03-29) 統一地方選挙が始まったが、大阪では知事選も市長選もない。全国的に見ても知事選挙は47都道府県のうち13だけである。議会も含めて、統一と言いながらその統一率は3割にも満たない。大阪市では4月に議会、7月に参院、12月に市長、翌2月に知事と続く。分けて行えば関心は下がるし余分な費用もかかる。そろそろ足並みを揃える何らかの対応が必要なのではないか。(2007-03-22) 一人の所長をクビにして終わるものなのか。知事の処分ももう済んだと。なぜそんなに裏金問題の幕引きを急ぐ必要があるのか。選挙によって選ばれる新たな府議会とともに、じっくり腰を据えてこの問題を考えてはいけないものなのか。(2007-03-20) まだ明確になっていない分も含めた処分だとの知事の説明は誠に不可解ではないか。将来のことは誰にもわからない。その時その時の事実に基づいた対応を取る、それがあたりまえのことではないのか。(2007-03-16) 教育長も勇退される。事務方でありながら教育内容に造詣が深く、旧弊を改め、多くの新しい制度を導入された功績は評価したい。後任の方にも信念を持って教育行政の推進にあたってもらいたい。教育委員会は事務的組織であってはならない。(2007-03-11) あらためて問うが、「公約」ではいけないのか。いくら知事が約束し当選しても、議会の多数が反対ならば実現はしない。数値目標、実施期限を明示する「マニフェスト」は、議院内閣制の下でしか意味を為さない。それよりも対立点を明確にして、考え方をはっきりと示すことこそ重要ではないか。カタカナ言葉を弄んでいるようでは、お祭りに終わる。(2007-03-07) 教育に生涯を捧げた一人の専門家が勇退される。教育の目的とは何か、次代にどのような人材が必要か、学校はどうあるべきか、求められる教員像とは、保護者の役割は、、、。しっかり聞いておこう。子どもたちのために。(2007-03-04) もし政治的な意図ではなくて、本当に国歌を演奏することを最高裁にまで問わなければならないほどに苦痛に感じるのならば、もはや公教育を担うことはやめた方がいい。国民や保護者の大半が学校に期待することと、あまりにかけ離れているからだ。(2007-02-28) 府議会の論戦も始まったが、言葉遣いには特に気を遣うと聞く。不適切、失言とやり玉に挙げられることを恐れるからだ。そんなことで肝腎の中身が疎かになっては元も子もない。本論でこそ競いたい。国会にもそう願う。(2007-02-23) 核の危険を除去しつつ拉致被害者の救出をあきらめない。そのためにはぎりぎりの駆け引きが求められる。まさしく国の専管事項であり、国会は衆知を集め十分に議論し、間違いない判断を行ってほしい。どの党も、いやしくも党利党略にはしることなどないよう、強く求める。(2007-02-15) 自殺志願の女性を助けようとして亡くなった警察官が時の英雄に祭り上げられている。もし自身はケガをせずに女性を死なせていたらどうであったろう。想像するだに怖ろしい。(2007-02-12) 外部有識者による裏金調査委員会の結果を受けて、驚いたことに太田知事は「体質だ」とコメントしている。まるでよそ事のように。体質であるならば、不二家の社長と同様にその最高責任者にこそ最大の責任がある。7年間もトップを務めてきたのだから。(2007-02-05) 機械発言、政治資金流用、寄付の未記載、架空の事務所費、、、いずれもはっきりさせればいいが、そのことだけで国会が紛糾終始していていいのか。府議会は裏金問題をきびしく追求しながら、来年度の事業、予算について連日、議論を重ねている。(2007-02-05) 表現はまずかったが、「だから女性に産んでもらえる環境を整えないといけない」という大臣の発言は重要である。謝ってばかりいないで、そこのところを力説してはどうか。少なくとも、「子供を産むより自分を大事にすべし」という考えの連中から批判されるいわれはない。(2007-02-01) 10億円もの不動産を購入した党首や、莫大な財産を所有する幹事長が「格差社会」を訴える様は滑稽でもある。格差解消のためにご自身のことから手を打っていただきたい。(2007-01-29) ノックさんが就任した時、絶対に追いつめてはいけないと主張したが、府議会の中には感情的になって知事を追求する動きがあった。その構図は格好のマスコミの餌食となり、議会は悪役を演じ知事の立場は一層強力になって、府政は混乱した。冷静に賢く。宮崎県議会にもそうアドバイスしたい。(2007-01-27) ノックさんが当選した時、知事に専念してほしいと強く求めたが二足のわらじを履き続け、結局、そのノリで事件を起こしてしまった。知事職とは、全身全霊を打ち込み寝る間も惜しんで働き続けないとできない、たいへんな仕事である。がんばってほしい。(2007-01-24) 結果を冷静に見れば、保守分裂がそのまんま知事を生んだことは明らかである。候補者や推薦者に傲慢さがなかったか。中央官僚でさえあればという安易さがなかったか。なによりも有権者の視点に立っていたか。課題は多い。(2007-01-22) 期限切れの材料を使用していたことが体質的なものであったため、不二家の社長は責任を取って辞任した。府庁の裏金はどうか。体質的なものであったのかどうか、そこが問題である。(2007-01-15) 滋賀県の女子高生に盗撮の被害が激増していることについて、県の教育委員会は、「スカートの丈までは、人権の問題があってとやかくは言えない」とコメントしている。この国の人権とは、そんな安っぽいものを指すのか。国際的標準の HUMAN RIGHTS とズレが生じてはいないか。(2007-01-11) タクシーに乗るたびに景気を問うてきた。昨年末、「今年は例年と違う」という声を聞いた。タクシーが並ばずに人が並んでいるという。こんな話を聞くのは議員になって12年、初めてである。下町の中小企業はまだまだ厳しい状態が続いてはいるが、吹き始めた良い風を大切にするため、発言には十分に留意したい。(2007-01-06) おだやかな元旦です。 みなさまにはお健やかにお正月をお迎えになったことと拝察いたします。 新たな年が必ず良き年となりますように。 本年も、いや本年は特によろしくお願い申し上げます。 (2007-01-01) 結局、建築士の単独犯行、被害者は救われず、マスコミは儲けた。松坂の契約料を一年で稼ぐ司会者をはじめ、とことん利用したマスコミがローン代に資すれば帳尻は合う。(2006-12-27) 厳しい冷え込みのなか、まだ明けきらぬ街を中学生達が走る。白い息、元気よいあいさつ、玉の汗が光る。「もう一周」と先生の声。早朝からクラブ活動につき合い、修練のための子どもたちとの清掃活動の先頭にも立つ。こんな先生もきちっと評価してほしい。(2006-12-22) ハラがたつというより脱力感を感じる。府も議会も裏金調査委員会を設けるが、以前にも徹底して行った。委員会には全容解明もさることながら、やろうと思ってもできないシステム作りにこそ力を注いでもらいたい。なによりもこんなつまらんことに手を取られて、政策論議が遠のいてしまうことがやるせない。(2006-12-16) 「必要な道路は作る」のは当たり前だ。他に使えない財源だからと不要な道路まで作ってしまうことに問題があると言ってきた。どの道路が必要か、それは地方がいちばんよく知っている。一般財源化し地方財源化すること。国会議員には本来の役目でがんばってもらいたい。(2006-12-11) 道路特定財源については4年前に、レポートNOW「道路特定財源 考」で申し上げている。漸く潮時を迎えた。安倍首相には踏ん張ってもらいたい。(2006-12-07) 教育委員会を締め上げ、学校を教員を締め上げて、いじめは防げるのだろうか。学校を無菌空間にすることはほんとうにいいことなのだろうか。自殺に至るプロセスは十分に研究されているのか。どうも腑に落ちない。(2006-12-03) そもそも選挙では反対を訴えながら、当選したら賛成票を投ずる、そんな行動自体が許されない。議会制民主主義を破壊する行為ではないか。こんなことを認めていいんですか、安倍さん。(2006-11-28) 参院での教育基本法審議に、民主党は日教組出身の議員4人を先頭に立てるとのこと。そんなことで民主党はほんとうにいいんですか、小沢さん、鳩山さん、若手のみなさん。(2006-11-24) 来年度から改訂される予定の学習指導要領について文科省官僚は、「未履修問題等のためにその改訂が遅れる」などと吐かす。そもそも未履修は土曜日を休みにしたことにより十分な授業時間が確保できなくなったことが一因であるし、そのゆとり教育が誤りであったことが判明したからこそ改訂するのである。一刻も早く改訂することが未履修問題の解決につながる。有害な官僚をのさばらせてはならない。あまたの国会議員にはしっかり対応してほしい。(2006-11-20) やらせがあったとかなかったとか、つまらん話ではあるが、そもそもタウンミーティングなど開かないと国民の声がわからないのか。それほどに大事ならば、国会議員は要らない。そんなことよりも、この国の教育はどうあるべきかの本論を戦わせてもらいたい。教育改革は待ったなしである。良い指針を早く示してほしい。(2006-11-15) 婦人会を女性会に、婦人部長を女性部長に言い換えよ、との役所のお達し。女性部長があるなら男性部長が要るのではないのか。男女同権を装いながらむしろ矛盾を露呈する言葉の遊びでしかない。婦人を辞書で引けば「成人した女性。相応の年齢に達している一人前の女性」。私の後援会では尊敬を込めて「婦人会」と呼ぶ。(2006-11-13) 中間選挙においてアメリカ国民は、またもバランス感覚を示した。共和・民主の両党が基本を押さえつつ、互いに軌道修正を重ねていく。常に政権交代可能な野党の存在は、民主主義に不可欠な要素である。我が国の民主党も、安心して任せられる政党に成長してほしいと真剣に期待する。(2006-11-09) 核保有に関しては議論すらしてはいけないと、共産党や社民党が言うのはいい。政権担当能力など初めから期待していないから。しかし民主党もそれに乗るとはどういうことか。みずからその他野党の仲間入りするのか。安全保障に関してはあらゆる知恵を動員し、堂々と正面から議論してほしい。党利党略にとらわれているようでは、二大政党制への道は遠しである。(2006-11-06) 京都御所を見てきた。さすがに敷地は広大、しかし中の建物は以外と小さく質素である。諸外国の豪華絢爛たる宮殿とは大違いだ。ここを舞台に繰り広げられたいろいろな出来事を思えば感慨深い。蛤御門にも立ち寄り、長州勢の放った弾の痕を確認してきた。歴史も地理も学ばせてやりたい、「救済」なんてしないで。(2006-11-02) 必修科目を習っていなかった高校生が「配慮してほしい」と言い、文部科学大臣も「できるだけ配慮する」と言う。必要な知識を求めて高校に来ているのではないのか。むしろ教えてくれと怒るべきであろう。「配慮」の結果は、「大学出て、そんなことも知らんのか」だ。(2006-10-29) 私も核武装は必要ないと考える。それを論じる用意もある。しかし、議論そのものもしてはいけないという民主党の府議会本会議での発言には怒りを覚える。まことに思い上がった考えであり、議会制民主主義を否定する危険な思想である。第一、議員が議論を否定してどうする。同じ議会の議員としてあまりに情けない。(2006-10-26) ペットの如く、幼い我が子の髪を金色に染め異様に刈り上げるよう求める親に対し、教育上も健康上も良くない影響があるからと、これを拒む散髪屋さんがいる。むろん商売上は損である。にもかかわらず、写真まで使って丁寧に説明し理解させようと努力する。これこそ真のプロである。にもかかわらず、それでもいいからやれという親もいる。(2006-10-22) 格差社会が広がっているとのワイドショーの特集。「では、我々はどうすればいいのか!」と、司会者の怒りの弁。テレビで売れっ子のレギュラータレントが言う我々とはだれのことなのか。格差社会があるとして、その頂点に位置する者までが不満を口にする。格差社会とは一体何なのか。(2006-10-18) これから3年間学ぶ府立高校の入学金5500円を支払えないほどに困窮している者が、毎年100人近くもいるとは思わない。車を持ち携帯電話を使いながら、我が子の4000円の給食費を払わない輩と同じ穴のムジナと断ずる。事前に納めなければ入学させないとの府教委の措置は当然だ。(2006-10-14) 長年にわたって構想を温め、資料をあたり、何度も議論し、何度も原稿を書き直し、何十回も練習して、質問に立つ。府議会の本会議質問とはそれほどに重いものと心得る。この思い、知事に通じたであろうか。(2006-10-11) 「年金増やせ、手当増やせ、生活保護を認めよ、学校増やせ、保育所増やせ、府営住宅増やせ、職員増やせ、教員増やせ、税金は下げろ」、という質問。知事の答弁は、「しない」。責任ある立場とない者の実りのない議論。聞いている方も疲れる。(2006-10-07) 大阪中華総会主催、盛大な中華民国(台湾)国慶節祝賀会にお招きいただきました。起立、まず両国国旗に礼、両国国歌斉唱。先に君が代、そして中華民国国歌。君が代を大きな声で歌い、中華民国国歌は大阪在住の若い留学生の女性たちの美しい歌声に耳を傾けました。中華総会会長のご挨拶、「私たちは日本を敬い、日本の法律を守り、日本人とともに生活してまいりました」。気持ちの良い一夕。私たちも台湾を敬っています。(2006-10-04) 小泉前総理に深い感謝と敬意を捧げる。私利私欲を微塵も交えず、明確な主張のもと、これまで誰も手をつけられなかった課題に真っ向取り組んできたことは過去に例を見ない。普通の国民感覚であったからこそ、永田町では変人であったのではないか。それだけに、ストレスも計り知れないものがあったろう。わずかの間にずいぶん老けられたように感じる。ほんとうにお疲れさまでした。小泉さん、ありがとう。(2006-09-29) きり〜つ、れい、、、こっか、とアナウンスされた途端に教員がどっと着席する。立っていた子どもたちはどうしたらいいかわからず、教員席に近い方からざわざわと着席していく。式場は騒然となり、君が代も聞こえない。東京地裁の難波裁判官はこうした現実をご存じだろうか。教員という仕事を過小評価する失礼な判決である。(2006-09-25) 私より1歳若い新総裁の活躍に期待したい。しかし魑魅魍魎の棲む世界、パッと咲いてパッと散ることのないよう祈る。私も全力、一隅を照らす。本会議はまぢか。(2006-09-22) タイミング良く、グーグルアースの日本語版が公開されました。3Dも充実。アップデートで切り替わります。(2006-09-16) 府では、犯罪被害者等支援のための取り組み指針が検討されている。平穏な日常生活への復帰支援、犯罪被害者を支える社会づくり、施策推進のための体制整備など、全国に先駆けてとはいえ、漸く動き出した。それにしても、加害者の裁判費用や収監経費などの公費が年間2000億円に達するのに対して、被害者への給付金等の支援総額が12億円とはあまりにアンバランスではないか。おかしなことはたくさんある。(2006-09-10) 我が子の修学旅行費用の積み立てに応じない親がいる。とても貧しいかというと携帯でしゃべりまくっている。結局、積み立てないまま、それでもどこからかお金が出て子どもは修学旅行には行く。おかしいですわ、と公立中学校の先生のお話。(2006-09-07) まもなく竣工する国立新美術館。乃木坂という東大跡地の一等地に350億円かけて建設された。収蔵品は持たず、日展を初めとする展覧会の場に供する。それにしても14,000平米という広大なスペース、上野はじめ他にもたくさん美術館はある、それほどに展覧会はあるのか。元文化庁長官の林田館長に質すと、「お断りしなければならないと心配している」。東京は文化力においてもはるか先へ行ってしまったのか。大阪は秋。(2006-09-03) 公営の介護施設にりんごの差し入れがあったが、なかなか入居者に届かない、なぜかと調べると、そのりんごを給食調理者が剥くのか介護担当者が剥くのかで揉めている、また剥いたとしてその手当がどうなるか調査が続いている、そのうちにりんごが腐ってしまった、、、。公営が如何に非生産的か批判する、大阪市会議員の方からのレポートである。役所が世間からかけ離れた価値観で動いていないか、大いに危惧する。(2006-08-28) 府庁舎を補修するか建て替えるか府民に直接聞く、と知事は言うが、財政との関わりを踏まえ、技術的な専門知識を押さえつつ、府の将来構想まで含めた重い判断が求められる複雑な問題である。勉強会を重ねれば重ねるほど、軽々に判断できないとの思いが強くなる。どちらか好きな方を選べというような単純な問題ではない。まず、知事自身の熟慮が求められるのではないか。(2006-08-25) 毅然と参拝されてよかった。されず、中韓に配慮したなどとマスコミが囃し立て国民の間に反中反韓感情が高まれば、外交はますますややこしくなる。中韓両国も馬鹿ではない。これで一つの区切りがついたのではないか。マスコミは、盛り上がらず残念だろうが。(2006-08-15) 高津高校の校長先生が更迭された問題。「あいさつをしないことを非常識と言われた」「自分の後任を立派な先生と紹介した」ことなどが人権侵害にあたるとする教員の訴えによる。教育委員会も「あたりまえのことなのに」と答弁している。学校の常識は世間の非常識を露呈した。(2006-08-09) 収めたのに記録が失われた。年金管理のずさんなトラブルが続出している。そもそもまじめに収めた人の国民年金が6万円で、収めず困窮者となれば生活保護費12万円の矛盾を訴え続けてきた。これではまじめに収める人がいなくなると。誰だって歳を取れば働けなくなる一方、最低限の生活費は要る。そんなものを掛け金に依っていることが誤りだ。保険制度は止めにして全員、自動年金とする。財源は消費税。上積みを願う人は民間保険に加入する。これでつまらん社会保険庁の役人を雇う莫大な費用も要らなくなる。(2006-08-02) 派閥の論理で総裁を選ぼうとする国会議員らと対峙し、改革の必要性を掲げ地方組織を結集して異色の小泉総裁を誕生させた、あのクーデターから早や6年が経過する。9月には自民党員としての一票を投じることになるが、あの折りの燃え上がるような高揚感は今はない。靖国神社に参拝するかどうか、そんなことで我が国の総理を選ぶ、それでよいのか。(2006-07-28) 大雨による全国の被害は、あらためて自然の脅威を感じさせる。大阪も相当の雨量を記録したが、幸いにも今のところ被害は出ていない。河川を整備し地下に太い送水管を張り巡らし、公園校庭の下には貯水槽を備え、バスほどもある巨大なポンプを並べフル稼働させて排水作業を行っている。とかく批判の多い府政市政ではあるが、大事なこともやっている。(2006-07-21) 極めて高いハードルではあったが、まず第一段はクリアーできたのではないか。チーム日本の努力に感謝したい。しかし第2第3のハードルが控えている。国際平和の実現に向けてさらに英知を結集する必要がある。この大事なときにケチをつけるなど、小沢さんらしくないのではないか。(2006-07-18) 国連安保理には公式協議があり、その下に公式な非公式協議の場があり、非公式な非公式協議があって、さらに各国間の協議がある。国益を担う各国外交官達の手練手管の駆け引きの場にあって、真摯に国際平和を希求するチーム日本の取り組みが成果を挙げるよう強く期待する。(2006-07-14) 国家の危機にあたっては、立場の違いを乗り越えた国民一致の協力が欠かせない。足元が乱れているかのような印象を内外に示すことはもっとも国益に反する。この重要な局面にあって小泉外交をあげつらう鳩山民主党幹事長の会見は、決して行ってはならないことである。(2006-07-10) ノドンの発射台組み立てが始まったとの報道もある。イージス艦の日本海集中配備、パトリオットPAC3迎撃ミサイルの緊急配備など、政府は国民の命を守ることに万全を尽くしてくれているか。今はただそう信じるしかない。(2003-03-14) ・・・と書いてから3年余が経つ。配備が遅いと今ごろになって大騒ぎしているが、一朝一夕にできるものではない。喉元過ぎて、平和ボケに戻らなければいいが。(2006-07-06) 亀井代議士、前原代表、ホリエモン、村上ファンド、福井総裁、ジーコ監督、ゴーン社長、北川前知事、、、今をときめく人たちの凋落は世の常とはいえ、あまりに激しい。輝き続けることのむずかしさを痛感する。軽々に持ち上げすぎるマスコミの浮薄さも情けない。四国八十八カ所巡り一番札所の霊山寺では、ちょうど沙羅双樹の花が咲いていた。(2006-07-04) 誰がなんと言おうと、今この国にとって米国ほどに信頼できる国はない。その米国と良好な関係を作り上げてきた小泉政権は率直に評価されるべきである。アジア外交を批判する向きがあるが、中国、韓国以外のアジア40余カ国とは極めて良好である。もし2国にだけ特別の配慮をすれば、世界の顰蹙をかおう。どの国とも良識のつきあいをする。それが日本外交の基本である。(2006-07-01) まだまだ怪しからぬムダはある。しかしムダだけで827兆円にはならない。医療、福祉、教育、道路、環境と、なにかにつけおカミに頼る体質について、一人ひとりが思い直して見る必要がある。国家と国民は別のものではない。(2006-06-24) 青いサムライ軍はマニュアルに頼りすぎていないか、チームワークに徹しすぎてはいないか、失敗をおそれてはいまいか。戦いには独断先行が有用な時もある。なによりも生き生きとした、のびのびとした感性が求められる。他軍に比して我が軍の上品さが目立つ。ミドルシュートを放て。目の覚めるような。(2006-06-17) 近所の子どもを殺すことの異常さは云うまでもないが、サングラスをかけて乗用車を乗り回し携帯代に5万円も使い男と遊び暮らす若い元気な女に、生活保護費を支給する制度も異常である。公金を使い、むしろまっとうに生きる意欲を奪ってきた。ずっと、「生活保護制度は見直されるべきである」と言い続けている。やはり見直されるべきである。(2006-06-11) 違法行為は許されない。成果を求める焦りもあったのだろう。ただ「この国をよくしたい」という村上氏の発言には真意も含まれていたのではないか。株主や社会のことを忘れ独善、保身、自利に安住してきた経営に変革を突きつけるとの思いはあったはずだ。行政も他山の石とすべきであろう。もちろん株主は国民である。(2006-06-07) 朝の会議を終えて帰る道すがら、ここはほんまに大阪かいなと思わずつぶやくほど見事にクリーンな幹線道路。改正道路交通法の効果はてきめんである。迷惑駐車は断固排除してもらいたい。一方、余裕ある道路や病人の送り迎えなど、状況によっては一定の配慮もあっていいのではないか。目的と効果を見据えた対応を望みたい。(2006-06-04) 爽やかな季節、緑が目に染みます。多くの方のご厚意に触れ、感謝の思いを新たにしております。私事に一つのけじめをつけて、日常に復帰します。これからもよろしくお願いいたします。(欠礼の段、深くお詫び申し上げます)(2006-05-27) 靖国参拝はデリケートな問題であるだけに首相も熟慮しているのではないか。経済同友会が利益だけを考える集まりなら、もはや社会的意義はない。次の竹島尖閣カードも譲れと決議されますか。(2006-05-11) もっとも過ごしよい季節、涼しい朝の爽やかな空気の中、窓を閉め切りエンジンをかけっぱなしにして車の中で寝ている人がいる。ガソリンの高騰は経済に良くない影響を与えるが、環境にとっては少し高くていいのかもしれない。(2006-05-02) 幼稚園ほどの子どもの手を引いて赤信号を渡る若いお父さん。子どもの柔らかい頭はどんな学習をするのか。ルールというものをどう認識するのだろう。こんど一人の時に危険な目に遭わないか。今時の親には、そんなことを考える余裕もないのだろうか。 (2006-04-23) 企業の目的は利潤の追求であり、行政の目的は住民サービスの向上である。行政に経営的視点を盛り込むことは私の当初からの主張ではあるが、行政には赤字であってもやらなければならない事業もある。改革は重要ではあるが、改革が行政の目的ではない。黒字にすることだけが首長の仕事ではない。(2006-04-16) 小沢一郎さんは変わったらしい。かつての自著「日本改造計画」で、米国グランドキャニオンには安全柵が設けられていないことの例を挙げて、自己責任論を強く展開された。その主張に私は共感を持ったが、社会党などとはあきらかに対極を為す考え方であり、だからこそ両者は厳しく対峙してきた。横路さんなど、その旧社会党出身者が最も強く小沢氏を支持したのだから、どちらかが変わったに違いない。もし小沢さんが信念まで捨てたのなら、それはもはや小沢一郎さんではなくなってしまう。社会党がなくなったように。(2006-04-08) 府議会が大詰めを迎えている折、小学校では礼儀正しい卒業式が挙行された。地元だけに顔なじみのこども達も多く、そろって身体も大きく、賢そうに成長した姿を見ることはうれしい。人の数だけ人生がある、自身の人生を大切に、その主役をしっかり務めてほしい、そう願いながら拍手を贈った。(2006-03-23) メールだライブドアだと盛り上がっている間に、テキさんは着々と、国益を拡大する手を打ってきている。境界の資源は自分のもの、そちらの敷地内のものは山分けしようなどと、受け入れるはずがないとわかりきった提案をし、時間を稼ぐ。靖国カードを切るタイミングも十分に計っている。外交とはそういうものである。純情は通用しない。(2006-03-10) 府議会では連日、財政や組織、給与、安全安心、学力など、重要案件について厳しい指摘や斬新な提案がなされているが、テレビが大きく取り上げたのはそうした論戦の中身ではなく、資料をスクリーンに映し出すという新機軸について。もの珍しさばかりを追う野次馬根性のマスコミに、政治は語れまい。(2006-03-05) 明日から府議会本会議質問が始まる。財政確立、組織改革、公務員給与のあり方、治安の向上、子どもの安全確保、災害対策、新型インフルエンザ対策、中小企業支援、環境保全、学力低下、教員の資質向上、府立大学のあり方など、府民に関わる重要課題についての論戦が行われる。国会の方は疑惑追及に終始しているようだが。(2006-03-01) ひるまず、引き続き疑惑追及に全力を尽くす、と前原代表は云うが、議員の役割をはき違えてはいないか。重要課題が山積する中で、国会はすでに貴重な2週間を浪費している。そんなにテレビの視聴率に貢献しなくてもいいではないか。民主主義が機能するためには健全なる野党の存在が欠かせない。(2006-02-25) 神戸空港は神戸市民にとって便利な存在ではあろうが、関西空港は全国民の利便、西日本全域の経済発展にとってなくてはならない存在である。関空のハブ機能に支障を及ぼすような神戸ダイヤは認められない。伊丹から出ていけと云われ、神戸から来るなと断られ、巨額の費用をもって遥か沖合に建設せざるを得なかった経緯を忘れてはいけない。(2006-02-17) 子どもの安全、学力向上、教員の評価制度、学級崩壊、35人学級・・・。連日、本会議での代表質問に向けた議論を続けている矢先の悲しい事件。府教委は混乱の極にあるようだが、このことが、一刻の猶予もならない重要な教育課題の停滞につながることは断じて避けねばならない。さらに力を注ぐのみだ。(2006-02-14) 小嶋氏や西田氏のあまりの変身ぶりは不快の極ではあるが、そうさせているマスコミの尊大さにも不快を覚える。両氏ともにはじめの発言、態度こそが本音ではなかったか。それが口をつぐみ手足を引っ込めひたすらご機嫌取りに終始するようになる。これではほんとのことなどわかろうはずもない。マスコミの役目は事実を明らかにすることであって、責め倒すことではないはずだ。(2006-02-07) 司法の判断とはいえ、公園を占拠し生活している者の構造物を住居と認定し、住民登録を受理せよとした地裁判決はいかがなものか。では道路ならどうか。我が家の玄関先でも住み着いた者勝ちなのか。住所であれば住み着いていいという新たな理屈が生まれる。寒天の下に放り出すことは忍びないが、収容施設を用意してある限り、狭いだの自由がないだのという勝手ごとは許されないのではないか。公園を利用できない人たちはひたすら我慢している。観光にも大打撃となっている。憲法は自由を原則とし個人の尊重を謳っているが、公共の福祉に反しない限り、と明確に規定している。(2006-01-29) 結局、紙切れを配って金を集めていただけということか。ライブドアという会社は、IT企業でも何でもなかった。こちらには知恵も才覚もないが、そのようなマネーゲームがいつかは行き詰まることだけはわかる。価値創造を伴わない活動は企業とはいえない。道徳や倫理以前の問題である。(2006-01-22) 豪雪、孤立、雪崩。北国はたいへんな冬を迎えている。高齢者ばかりの村、お年寄りたちによる雪下ろし、暖房燃料の枯渇など、深刻な報告には胸を打たれる。行政、自衛隊による全力支援を期待する。しかし一点、子や孫などの、若い親族はどうしているのか。都会で忙しかろうとも、今や非常事態ではないのか。その報告も聞きたい。(2006-01-16) 成人、おめでとう。今年の式典は最近になく落ち着いたものでしたね。我慢してつきあったたいくつな式次第も、君たちが大人扱いされてる証拠です。正直言ってこれからのこの国はしんどいことが多い。そのしんどい未来を君たちは否応なく背負っていかなくてはならない。「いっちょうやったろう」、君たちが覚悟を決めたとき、明るい光が見えてくる。ともにがんばろう。(2006-01-09) 明けましておめでとうございます。 朝日に迎えられてのすばらしいお正月。 みなさまには幸多い一年となりますよう、 お祈り申し上げております。 本年もよろしくお願い申し上げます。 (2006-01-01) 府庁へ向かう地下鉄車内で、妙齢のお嬢さんが爪をぷっちんぷっちん。あとはもちろん床へ。この頃の若いヤツは、とぶつぶつ言いながら乗り換えのホームへ上がると、上品なおばあさんもぷっちんぷっちん。根は深い。(2005-12-25) 大阪市市政改革本部員など、そのご活躍で今をときめく上山信一慶大教授に昨日たっぷりとお話を伺った。自治体改革をテーマに大阪の課題についてもお聞きし、議員達とともに意見交換した。府市の一体化や道州制、区政の導入など、我々もこれまで大いに議論してきたことではあるが、なかなか進まないという現実がある。大阪府・府議会は、大阪府の廃止まで含めた検討を用意しているが、肝心の大阪市にそうした議論はあるのだろうか。最後に大阪の地盤沈下に触れて上山教授は、「ヨシモト、たこ焼き、タイガース」を捨てることとおっしゃった。これも一理ある。(2005-12-17) 国と地方のあり方については、私もこれまでいろいろ申し上げています。 やはり小泉改革を支援すべき (3/11) 身近な行政は身近なサイズで (9/7) 地方分権こそ特効薬 (3/14) 街の大工さん達と懇談した。設計図が偽造されていても、鉄筋の本数が少ないことぐらい現場でわからないはずがない。わかっていても逆らえない状況にあったに違いない。そこには安さをのみ売り物にする構造がある。悪質なリフォームも言葉たくみだ。その点、街の大工さんには近所の住民である強みを発揮し、今こそ信頼を売り物にしてほしい。必要なコストについてもちゃんと説明すれば理解される。それが顧客の安心につながる。棟梁、出番ですよ! (2005-12-11) こないだまで民を讃え官をこきおろしていた評論家氏が、なぜもっと行政が責任を持ってマンションの検査をやらなかったかとのたまう。深刻な事件ではあるが、それほど単純な問題ではない。一方、広島の事件でも栃木の事件でも、被害者の家族がそっとしておいてほしいとのコメントとを発表したと、他人事のように報道する。マスコミは矜持という言葉を忘れてしまったのか。(2005-12-05) あれだけ怒ってたのに、大阪市民の7割は投票にも行かなかった。前回より9万票近く得票が減った。これで關さんに改革の元気が出るのだろうか。しかしながら選挙は終わった、あとは実行あるのみ。危機認識は歴代市長とは全く異なる。なんとかしなければとの思いは強く感じられる。民意はその關さんに任せると云った。改革は是が非でも進めていただかなくてはならない。なかなか元気が出ないでしょうが、元気をふりしぼってお願いします。(2005-11-28) 一昨日、フランスとの友好親善の一環で、パリ郊外、アンギャン・レ・バン市の市長さんを地元の古い街並みに案内した。観光ルートではない下町の風情、庶民の暮らしを楽しんでくださったようだ。彼の地の暴動について気遣うと、「マスコミが騒ぎすぎ、どこの国でも同じようにね」とのお答え。事実の把握は容易ではないということか。(2005-11-20) 本日、太田知事とともに国家に対する要望会に出席。先の総選挙を受けズラリ並んだ自民党国会議員は壮観を呈する。三位一体、安全安心、都市再生、関空、サミット、第二首都と、大阪の要望は多岐に亘る。多くの与党議員が選出されてよかった、と有権者に云っていただけるよう、特に新人の国会議員のセンセイ方にはご精励を期待したい。(2005-11-13) 地元の区民センターで開催されたモノづくりフェスタを見てきた。「あなたの街で何が作られているかご存じですか」をテーマに、50社が技術や商品を展示している。恥ずかしながら、こんなモノを作ってたんや、地元にあったんやの連続である。新たなビジネスマッチングの場になることを期待する。開催にあたっては若い大阪市職員の発案と熱意も大いに寄与した。大阪市もガンバッテル人はガンバッテル。(2005-11-06) 大阪府・上海市両都市のトップが顔を揃え上海で開催された、盛大な友好25周年記念レセプションに日本のテレビ局がやってきて、「小泉首相の靖国参拝をどう思うか」とインタビューして廻っていた。和やかな会場にあって異質な雰囲気を漂わせていたが、火のないところにさえ煙を立てようとするマスコミの姿勢は見ていて苦々しい。どのような放送になったのか。私の周りに居た方は誰も、「このような場で答えることはない」と応対しておられたが。(2005-10-30) 義務教育費をこれまでどおり国が負担するか地方に委ねるか、中央教育審議会の議論が佳境を迎えている。もちろん我々に任せてくれて何の問題もない。少なくとも大阪においては、一般財源化することによって教育が後退することはない。すでに議会を通じて確認してあるしこれからも目を光らせる。それよりも中教審がカネの問題にうつつを抜かしていることこそ問題ではないか。教育はカネではない。中身である。どのような教育を行うべきか、その基本方向を定めることこそが国の責任ではないか。ゆとり教育などと間違った判断をしたことを反省し、これからの時代にふさわしい教育とは何かを議論してほしい。それが中教審の役目である。(2005-10-14) 思わず当選した若い議員をはじめ、新しい衆議院議員の登庁が華々しく伝えられる一方で、落選者は一人街頭に立つ。宿命とはいえ政治家という仕事にはなんの保障もない。幼な子を抱えながら、職を捨て多額の借金を背負って打って出た若い落選者の試練は並大抵ではあるまい。願わくば、その厳しさが確かな政治につながってほしい。情を述べれば、捲土重来を祈りたい。(2005-09-21) 小泉さんは国民に聞きたいとおっしゃった、それは郵便局のことだけではない、役所に任せ公務員に頼ってきたことが大きな政府につながってきた、このまま国に頼り続け借金を増やすのか、ここらで改めて国民主体の社会を作るのか、国民がその覚悟を問われている、私たち自身の問題だ、と、私は受け取った。もちろん改めるにしても安易な道ではない。(2005-09-11) アフガニスタンは、のどかで緑豊かな美しい国であった、という絵本を見たことがある。そのアフガニスタンで亡くなった広島の教員も、当地の山村に魅かれていたとの報道があった。昔はともかく、今のアフガニスタンが危険極まりない地域であることは周知の事実である。純な平和主義や性善説が通用しない国際社会の厳しい現実を、二人の教員は身を以て証明したと言える。(2005-09-04) 「まだまだ公共事業が必要だ」との亀井静香氏の訴えが報道されている。国と地方の借金が800兆円に迫り、支払利息が国家の税収に匹敵するほどに達しているのに、さらに子孫への借金を増やそうと云う。亀井氏らの訴えは、小さな政府を標榜する小泉総理の主張と真っ向から対立する。急速に冷めつつあるぬるま湯にまだつかり続けるのか、思い切って湯船から飛び出すのかの選択が求められている。地方分権によって国のムダな支出を無くし、個性ある地方を作るとの私たちの主張とも深く関わる選択でもある。(2005-08-28) 郵政関連法案の否決、衆院解散を東京で見た。永田町は緊張に包まれ、国会議事堂からは熱気が陽炎のように立ち上って見えた。意見を交わした霞ヶ関の官僚達は揃って、小泉さんという人物に舌を巻いていた。衆を恃まずただ一人、どこまでも信念を貫く芯の強さは他に類を見ないと。変人と揶揄されるほどでないと改革などできないということか。決戦が始まる。(2005-08-10) 早朝から東部市場での市民市場見学会に同行してきました。時々行われていますが、夏休み中ということでたくさんのこども達が参加していました。まぐろの解体見学やウナギつかみ、仕入れ体験、トロの試食、帰りにはサワガニをおみやげにもらってみんな大喜びでした。暑い夏にもおいしいものが食べられる、その蔭にはたくさんの人たちの努力がある、夏休みのよい勉強になったのではないでしょうか。(2005-08-03) 小学生の娘の、夏休みの宿題「ユニセフについて調べる」につき合った。当世、インターネットで調べるという。趣旨や活動内容、世界のこども達を取り巻く問題などひととおり調べたというので、さらに自身との関わりについて考えさせてみた。日本の場合、僅かな金額で大きな貢献ができる現実がある。下痢による脱水症状から一つの幼い命を救う経口補水塩を、わずか6円の寄付で実現できることに娘は少なからずショックを受けたようだ。夏の宿題が、これからどう生きてくるのか楽しみだ。(2005-07-27) ほとんどのこども達にとって今月20日は終業式となった。これから始まる長い夏休みに向けて、先生から、過ごし方、勉強の仕方、注意事項などの細かい説明があった。事故なく無事で過ごしてほしい、大きく育って元気で帰ってきて。多くの先生はそう願いながら子ども達を送り出されたことであろう。折しも同日、日教組大会は3日間の会期を終え最終日を迎えた。大きな会場にたくさんの教員が集まっている様子が報道されていたが、この先生達は終業式に立ち会ったのだろうか。翌日から始まる夏休み中の開催ではいけないのか。大会では教育基本法やゆとり教育などが議論されたとのことだが、こどもを置き去りにしての教育論に説得性はない。その教員がいなくて目の前の教育に支障はないのか。ない、というならそんな教員に公費を支出する必要がないのではないか。(2005-07-21) 障害者多数雇用施設・かんでんエルハートを視察した。園芸、印刷、包装作業からヘルスケア、コンピュータソフトの開発まで、重度の肢体障害や知的障害のある方が活き活きと働いておられる姿に感銘を受けた。障害者自身による現場での説明も、くわしく無駄なくよどみない。もちろんきれいごとばかりではない。限界もあるしトラブルもあろう。関西電力という公益企業の全面協力があるからこそという面もある。それでもこの施設が示す意義は大きい。障害のマイナス面ばかりを捉えるのではなく、健常者以上の優れた能力に目を向け、雇用の場を作り出していくことは極めて重要な社会の責務である。(2005-07-18) ウ、ですよ、鵜。長良川の鵜飼いに見るあのカワウが、今朝早く、近くの平野川分水路をスイスイと遊弋していました。潜水を繰り返しながら。サギやユリカモメはよく見ますが、ウは一度きりでしたから。カメはたくさん、時には小魚も。プクプクしたアワはザリガニでしょう。水草もずいぶん増えてきました。もちろん、水は透明度を増しています。やればできる。これは大阪府の小さな成果です。(2005-07-07) 四国の水不足は市民生活や企業活動に多大の被害をもたらしている。その四国各県とは比較にならない多数の人口、多くの企業を抱える大阪府の水対策は、文字どおり致命の重要課題である。幸い天然の水がめ琵琶湖と淀川の恵みはあるとはいうものの、その恩恵は無為のうちにもたらされるものではない。これまで琵琶湖、淀川をはじめとする近隣湖沼河川におけるダム建設、水路整備、開発調整、環境保全などに総額2千億円にも及ぶ府費が投じられてきた結果である。水と安全は決してタダではない。(2005-07-02) 商店街の総会に出席した。大型店増加の一方で、街の商店街は衰退の一途を辿っている。府市ともに振興策に注力しているが効果ははかばかしくない。規制緩和、自由競争の原理にのみ委ねていてよいものか。地域社会の重要性、高齢化の進行、街づくりの観点などから、あらためて商店街の役割を考え直してみたい。(2005-06-24) 国はビザを免除し大阪府は道路規制を緩和して、より多くの外国人観光客を迎え入れるべく努めているが、一方で観光滞在の途中で行方不明になる外国人の数が昨年に比べ倍増している実態がある。日本語に不自由な不法滞在者の進む道は限られている。より開かれた国を目指しつつも、治安の確保に努めるむずかしい方策が求められている。(2005-06-17) 地元の女性合唱団発表会で久しぶりに耳にしました。卯の花の匂う垣根に 時鳥、早も来鳴きて 忍び音洩らす 夏は来ぬ/五月雨の濯ぐ山田に 早乙女が裳裾濡らして 玉苗植うる 夏は来ぬ/橘の薫る軒端に 窓近く蛍飛び交い 怠り諫むる 夏は来ぬ/棟散る川辺の宿に 門遠く水鶏声して 夕月涼しき 夏は来ぬ/五月やみ 蛍飛び交い 水鶏鳴き 卯の花咲きて 早苗植え渡す 夏は来ぬ。自然、労働、努力、自戒、充足。いずれも今は失ってしまったものばかり。私たちは進歩しているのでしょうか。(2005-06-11) 自民党大阪府連政調会の会長代理を承っており、多忙な谷川会長(外務副大臣)に代わって仕切らせていただいている。その谷川会長を迎え、外交問題、人権擁護法案、教育基本法改正、教科書採択、整備新幹線計画などについて熱心な議論が交わされた。驚くのは、遠い市町村議会からたくさんの議員が参加され、いずれもよく勉強されていることである。国会では郵政民営化ばかりが争点になっている様子だが、地方議員は広く深く国を憂いている。まだまだ自民党も捨てたものではない。(2005-06-04) 勝った国が負けた国を裁く軍事裁判に正当性があるはずもないが、百歩譲ってA級戦犯を認めたとしても、最高の罰を受け死を以て罪を償った人をいつまで責め続けるのかと云いたいが、さらに千歩譲って、首相がその靖国に参拝するか否かは国民の総意に基づいて首相が判断することであり、他国に指示されることでは決してないが、さらにさらに万歩譲って、もし求めに応じて参拝を止めたとしても、かの国は次の外交カードを突きつけてくるだけである。(2005-05-25) 「草花日記を見てるよ」、と云ってくださる方が増えてきました。ほっとするとかあたたかいとか、今のところ良いように云ってくださいます。中には、「ヒマかいな」という悪友もいますが・・・。確かに、今の政治行政、花どころではないとお叱りを受けるかもしれません。経済も教育も環境も福祉も行革も課題山積です。しかし何ごとも、思考の幅が狭くなっては良いアイデアも得られません。特にお役所仕事には発想の転換が重要です。花に水をやりながらぶつぶつ云ってる光景は、傍目には異様かも知れませんが、私にとってはなかなか有用でもあります。無垢の草花たちに免じて、笑覧くださいますように。(2005-05-22) 何人もの少女を監禁し、犬の首輪をつけ暴行を繰り返していた24歳の男。実家は極めて裕福であり、父親はゲームもクルマも金も、存分に与え育ててきた。その当然の結果がこれである。「子どもを不幸にするいちばん確実な方法は、いつでも、なんでも手に入れられるようにしてやることである」J.ルソー。(2005-05-14) 所用の行き帰りに乗ったタクシーの運転手さんが、ともに言葉が丁寧で対応が親切ときたそれだけで、その日一日がたいへん良い日に感じられた。ことばづかいや態度は内容以上に大切かもしれない。乾いた時代、アナログの潤いを忘れないようにしたい。(2005-05-12) 脱線事故で亡くなられた方やご遺族の方のご心中は察するに余りある。ご冥福をお祈りしたい。もちろんJRの責任は免れまい。ただ、このところのマスコミのJRバッシングは過ぎはしないか。あまりに感情に走りすぎると却って事故の本質を見失い、対応策を誤ることにつながる。人間は必ずミスをするものとの前提に立ち、これを補うシステムを作り上げることが重要であって、そのためには冷静な分析こそが必要になる。体質、効率、利益、民営化などに責めを求めることは、むしろ真の安全対策を阻害する。(2005-05-02) 「中国、韓国では、日本の教科書を「軍国主義賛美」と批判するケースが目立つが、具体的にどの記述が該当するか、指摘できる人はほとんどおらず、先入観や誤解に基づいて批判するケースが圧倒的に多い」(外務省幹部)との「ニュース」に接した。漸く気づいたということか。いや中国、韓国だけではない、日本人でも、読みもしないで新しい歴史教科書反対を叫んでいる人も多い。なぜ反対か聞けば若いお母さんは「だって戦争反対だもん」。厳しい国際社会の現実、各国がどん欲に国益を追求していること、この国だけが自分を擁護してくれること、自国への誇り先輩への誇りなど、しっかり教えてやっておかないと、大事なこども達が将来、困ることになるのではないか。(2005-04-27) 中国指導部は「日本は反省し、態度で示せ」と繰り返すが、具体的に今の日本の何がいけないというのか。戦争については10年も前に首相が謝罪談話を出している。戦後60年間、この国は一貫して平和を希求し多額のODAを含め世界に貢献してきた。教科書の内容や先人への慰霊の仕方は、そもそもその国の国民が決定することであるが、日本の場合、その双方とも他国への敵意も自国への賞賛も含まれてはいない。AA会議で小泉首相は村山談話を繰り返す配慮を示したが、謝れば誠意を汲むという価値観は今の中国にはないのではないか。したたかな相手に応ずる、逞しい外交に期待する。(2005-04-22) いかなる理由があろうと我が国は決して暴力を容認しない。日本人も外国人も外国公館も日本の警察が守る。誰であれ法を犯したものは厳しく処罰する。我が国は法治国家であり国際社会の一員である。当たり前のことと考えていたが、独裁国家の醜態を見てあらためて、この国に生まれたありがたさを強く感じる。(2005-04-17) 国内の不満を外国に転嫁しようとするのは指導者の常套手段であり、中国の反日運動も、拡大する一方の経済格差に対するはけ口であることは明らかだが、投石まで黙認したことは中国政府に大きなツケを残すのではないか。日本に対して借りを作り、世界に対しては国家の幼さを見せつけた。さらに云えばそれほどまでに中国という国が、国内的な危機に直面しているということであろう。もちろん歴史教科書は関係ない。投石者は読んでもいないから。(2005-04-10) カラ残業やヤミ手当はもってのほかだが、なにをもって厚遇とするかの基準はむずかしい。大阪市が地域の町会長に足代として地下鉄券を配ったり、ポスター掲示などにあたっての委託料を支給したりすることが果たして厚遇と言えるのか。私の知る限り、町会長の役割は多岐に渡り極めて多忙であって、とても僅かの委託料などで埋め合わせられるものではない。見返りではなく、誇りと使命感をもって地域社会を支える真のボランティアである。マスコミ報道に対し大阪市はすぐさま見直しを表明したが、このことはまじめな町会長の誇りをおおいに傷つけるものである。もし引き受け手がいなくなれば、大阪市は対応できるのか。「改めるべきは改めるが、必要なものは必要」と云うべきではないか。ボランティア活動などしたこともないマスコミに煽られて、ミソもクソもごっちゃにしてはなるまいに。(2005-04-08) 小学校の校庭で開かれた町会のお花見。配られた決して豪華とは云えないお弁当の食べ残しを、使い込んだアルマイトの弁当箱にていねいに移し入れる年輩のご婦人。これで十分、晩ご飯になるんですよとのこと。その行為はすがすがしさを通り越して神々しささえ感じさせた。思えばこの国はかつて、最も進んだ循環社会を形成していたはずである。環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア副環境相、ワンガリ・マータイさんは先月、国連において「女性たちによる世界的『もったいない』キャンペーンを展開し、資源を効率良く利用しましょう」と訴えた。来日した際に日本語の「もったいない」という言葉を知ったと話す。リデュース・リユース・リサイクルの3R運動に触れ、ローマ字で「MOTTAINAI」と書かれたTシャツを手に、「日本ではこれらを『もったいない』の一言で表します」と説明した。お弁当を移し替えていた銀髪の美しいご婦人と、ノーベル賞が重なって見えた。(2005-04-04) 少子化で子どもの数が減少している一方で、養護の対象となる子どもの数はむしろ増加する傾向にある。ノーマライゼイションの考え方に基づき大阪府では、養護学校を増やす代わりに普通高校における受け入れ態勢を整えることを検討している。養護の対象となるこども達が増えている原因として、未熟児の生存率が高まったことや出産の高齢化が指摘されているが、折しも厚生労働省の調査によって、新生児の体重が減少傾向にあることも明らかになった。その原因は妊娠中の母親の喫煙やダイエットと明確に報告されている。ここでも大人の都合が優先されている。(2005-03-28) いくつかの小学校、幼稚園の卒業式に出席した。いずれの式も折り目正しく気持ちよい。人間の成長とはそんなに単純なものでないと知りながら、このこども達が今のまま素直に育ってくれたらと、そう願わずにおられない。そのこども達への励まし、先生への感謝に加え、私は保護者にこう訴える。「今、こども達の様々な問題が生じているが、実はそれは子どもの問題ではなく大人の側の問題ではないか。私たち大人が少し我慢をし、襟を正し、誇りを持ってこども達に良い模範を示すことから始める必要があるのではないか。ぜひ理解願いたい。」と。私も幼い子を持つ親として、気持ちも新たに努力したい。(2005-03-21) 昨日、本会議質問をさせていただきました。何度もやっているとはいえ、厳かな議場において知事はじめ府庁の幹部、111人の議員、傍聴者を前に演壇に立つのはやはり緊張を強いられます。半年前から調査を始めお役人と協議、関係者と調整し、詰めて詰めて漸く質問に至ります。さらにそれを演説原稿に。限られた時間で無駄のないよう意の伝わるよう。議員にとって一言ひとことは命。ましてや本会議での発言に誤りは許されませんから。大阪府政が少しでも良い方向に向かうようにとの願いを込めて。質問録画(2005-03-09) 大阪府議会初の、一問一答による代表質問が行われた。自民党の場合、41人の議員からなる最大会派の代表質問であるだけに、大阪再生、商業振興、福祉充実、教育子育て、観光文化、安全安心など、あらゆる分野にわたる質問づくりは構想から始めて3ヶ月近くを要する大作業である。それだけにこれまでの一括質疑では、質問、答弁ともに90分という長時間に及び、いずれも大事な項目であるにも拘わらず、ややもすると緊張感に乏しいものになってしまっていたことは否めない。さて今回の一問一答、初めてのことであり、まだまだ改良の余地はある。いくら一問一答とはいえ、少々長ったらしく中だるみを感じた場面もあった。ただ長い内容を分割するだけではなく、もう少し的を絞って議論を煮詰めるような方向も好ましいのではないか。代表質問であるのなら、一人の議員がすべて行うのではなく、複数の議員で視点を変えながら議論していくのもおもしろい。初めての試みに取り組まれた質問者のご苦労に敬意を表しつつ、これからの発展を期待したい。(2005-03-05) 南セントレア市は、名実ともに消え去った。住民投票の結果、名称以前に合併そのものが否決された。これで一件落着と、云うは易いが果たしてそうか。敢えて市町村合併を進めようとするのは、このままでは小さな自治体の財政がいずれ破綻する背景があるからであり、だからこそ国も数々の特典を与えてまでも合併を推進しようとし、首長・議会も不人気承知の上で提案しているのではないか。このような事案を住民投票に委ねることで正しい結果が得られるのか。米国においてかつて治水ダムの建設提案が住民投票によって否決され、後に大洪水を招いた事例がある。多大の影響があることを、無責任のまま決する仕組みに危惧を抱く。我が町の合併ではなく、新市の名称をこそ住民投票に問うべきではなかったか。(2005-02-28) マスコミとはまことに結構な商売なり。このあいだまでは、犯罪者といえども人権は最大限に保証されるべし、危険人物などというのは人権侵害、と主張していたのに、奈良と安城の事件があった途端に、なぜ野放しにしていたのか、警察は何をしてた、被害者が浮かばれない、などと言う。いや、今もって両方大事としながら、解決を図れというご都合発言もある。もちろん、一貫した主張のマスコミもある。大勢があたりまえの方向に向かってきたことは、犠牲になった子どもたちへのせめてもの慰めではあるが。(2005-02-10) 労働組合幹部は会社からではなく組合員から給料をいただく。なれば、それなりの成果を求められるのは当然だ。次々に、どこまでも組合員の利益を拡大し続けなければならないプレッシャーがあろう。それが大阪市の問題の構造ではないか。私もかつて企業の組合委員長を務めた。組合員の要望にこたえようという気持ちは同じだ。ただ、民間企業の場合は無茶をすれば会社そのものがなくなってしまうという意識がある。大阪市は永遠に不滅と言うわけか。(2005-02-05) 食事を与えられず餓死していった3歳の幼子の傍らにいながら、「関心がなかった」「じゃまだった」と言い放つ親。一方、里に下りてきて射殺された母グマの胃は空っぽだったが、子グマの胃は食べ物で満たされていた。それでも人権などといって、人間だけが特別扱いされるのか。(2005-01-26) 公共放送に政治家の圧力があったとの記事はまちがいのようだが、そもそもどのような放送内容のものであったのか。報道によれば、特定の民間団体が、特定の政治的目的を持って、特定の仲間内だけで行った、私的な催しであったとのこと。そうしたものを公共の電波に乗せて、ましてや国民の税金からなる公共放送が、しかも教育番組としてこれを放映することなど許されるのか。NHKには特に、公平公正な視点がつよく求められる。とりわけそれが政治的な意図を含むものである場合は、慎重の上にも慎重でなければなるまい。そもそもいわゆる「慰安婦」については、事実であったのかどうかから議論が分かれている。プロデューサーなる人物の安っぽい涙とは次元の異なる問題である。(2005-01-16) 荒天と予報されましたが、まずまずの良い元旦、希望の光もかいま見ることができました。ついつい「昨年は災いの多い年でして、、」などと言いがちですが、新年の挨拶からは触れないよう心がけます。いやなこと、悲しいこと、腹が立つことはたくさんあるでしょうが、ひらきなおって前へ進むつもりです。「一隅(いちぐう)を照らす」という言葉は、比叡山を開かれた伝教大師・最澄の教えとのことです。それぞれが自分のやるべきことをしっかりやる、というような意味が込められているのではないでしょうか。私は宗教には疎遠ですが、この言葉は好きです。私も、私の領分、役目だけはしっかり務めていくつもりです。天気は文字どおり天まかせですが、人間にできることはたくさんあります。良い年になりますように、ではなく、良い年にするよう、ともに責務を果たしていこうではありませんか。ことしもよろしくお願い申し上げます。(2005-01-09 私の年頭メールより) 悩みは果てなく望みに限りはないが、悠久宇宙のほんの一瞬、ほんの片隅に生きる身をふり返れば、ひととき穏やかな自分に戻れる。いみじくも古人は云っている、吾唯知足と。あらたまに祈る、やすらかな年でありますように(2005-01-01) 平野川分水路に浄化処理水を引き込んで10年。まず亀が、次いで雑魚が住み着き、そこに鳥がやってきています。今年は、夏場からいるシラサギ、アオサギがまだ居着いていますし、最近はカモの団体が元気良く泳いでいるのを、校舎の窓からこども達が手をふって見ています。例年来るユリカモメは今年はまだ見えませんが、秋にはカワウもダイビングを見せてくれていました。やればできるんですねえ。ヘドロにまみれた都会の川をオアシスにしたい。初当選直後の本会議質問でお願いしたことが少しづつ進んでいます。でもいまだに大人によるゴミの投棄も続いています。油が浮いている水面には悲しさをおぼえます。できることから、身の回りから。環境問題は重要テーマです。(2004-12-19) どなたかも知れぬ方のお骨を持ち出して、これで決着をつけようなどという無神経さに、これ以上これまでと同様の交渉を重ねても進展は期待できまいという見方も理解できる。では経済制裁が有効なのかといえばそれも確たるものがない。踏み切れば、待ってましたと開き直って突っぱねて、これでおしまいということにもなりかねない。核ミサイル開発を急ぐ事態も思慮に入れておかねばなるまい。そもそも外交とは一筋縄ではいかないもの。大衆感情に煽られることなく、ここは多くの情報をもつ専門家集団の戦略戦術を極めた玄人ワザに期待したい。ことここに至っても「対話と圧力」と動じないトップリーダーの姿勢も私は評価する。(2004-12-09) 「関西空港の2期工事」「りんくうゲートタワービルの処理」「三位一体改革と地方分権」「教育基本法改正と教科書採択」「日本外交の課題」と立て続けに勉強会に参加するとともに、地元での報告会を2カ所こなした。報告会はパソコン、プロジェクター、スクリーンを担いで出かけ、Power Pointを活用して行う。教育問題、地方分権、環境問題と、数字、グラフ、写真を駆使しての報告はたいくつしない(?)と概ね好評の模様。学び考え発言し報告する。充実した一週間に感謝!(2004-11-29) 地方自治の実態に触れんと、先年発足したスコットランド議会、姉妹都市フランス・ヴァルドワーズ県議会、産学連携を強力に進めるイギリス・ケント大学、ロジスティクスでEUの主導権を握るオランダ・ロッテルダム港などを駆け足で回ってきた。詳しい報告は後日に譲るとして、民主主義の本場を見てあらためて感じたことは、議会の存在の大きさである。当然のことではあろうが、議会こそが自治の主役として君臨している事実である。権限は大きく役割は広く、一方責任は重い。翻って我が方を見るとき、そこには気づかないままの遠慮と甘えがあるのではないか。地方分権を現実のものとするにあたり、我々議会人に課せられた使命の大きさを痛感させられた。(2004-11-10) 自民党全国政調会長会議に出席した。主題は三位一体改革。地方6団体が求める「補助金の削減と税源の移譲案」に関して、ここでも激しい意見対立が見られる。特に田舎(失礼!)の県代表からは、地方からの要求であるにも拘わらず、「関知しない、勝手に決まった、認めない」などと、感情的な意見が発せられる。確かに田舎には厳しい側面もあろう。しかし国・地方ともに財政が窮迫している現状から、改革は避けては通れないし、改革には痛みは伴う。それぞれがこれまでと同様の水準を守れというなら、改革はできない。とりわけ、地方分権という大命題を否定してまで既得権を主張することは地方の自殺行為ではないか。国と地方の役割分担、国全体の収支バランス、優先施策、効果を厳しく見つめ直す、理性の眼が、国にも地方にも求められる。(2004-10-29) 阪神淡路大震災を思い起こす。居ても立ってもおれず、歩いて現地に赴いた。素手だけに、たいして役にも立ちはしなかったが、見慣れた神戸の惨状と避難所の混乱は今も目に焼き付いている。その翌年、米国の連邦緊急事態管理庁(FEMA)を訪問した。大規模な災害発生時には行政の支援は期待できないこと、自助努力が基本であること、SOSを発しているところより何も云ってこないところこそひどい状況にあることなど、かの地で学んだ教訓が蘇る。(2004-10-25) 府議会教育文化常任委員会において、三位一体の改革、義務教育費補助金削減に関して知事質問を行った。全国知事会での議論の経緯、一般財源化された場合の大阪府への影響、財源とともに必要な権限とは何か、どのような人材、教育を指向するか、高校や私学を含めた大阪府の教育に後退はないか、などについて知事の考えを質した。 太田知事とはこれまで本会議、委員会の場を通じて何度も教育議論を交わしてきた。ともすれば官僚臭さが抜けきらないきらいのある太田知事ではあるが、教育の重要性への認識、府政の柱に据える熱意だけは本物ではないかと感じさせる。最後に、「国の制度がどう変わろうと、大阪の教育の水準は絶対に落とさない」と、知事の明確な答弁があった。(2004-10-20) 台風一過の日曜日、地元の幼稚園、保育所の運動会を見て回った。まだあどけないこども達が懸命に演技する姿は、一種の感動すら呼び起こす。これら3歳から5歳のこども達の教育、保育に対する公費補助は、私立幼稚園が子ども一人あたり年間約20万円、私立保育所が55万円、これに対して公立幼稚園は70万円、公立保育所は122万円、0歳児ともなれば一人あたり500万円にもなる。つい無粋なことを思いついてしまうのは、もはや職業病か。 (2004-10-10) 9月府議会での議論が続いている。厳しいふところ事情により新たな施策展開がむずかしいなか、各議員はそれぞれに知恵を絞って有益な提案を続けている。財政破綻は絶対に避けなければいけないが、未来を忘れ縮こまっているだけでは府も府議会もその存在が問われる。カネがないならないように、これまでの施策を見直して、次の時代にジャンプするためのより引き締まった体型に生まれ変わる好機と捉えよう。ネット中継も行っています。 (2004-10-07) その大記録達成の直後、ナインの祝福によるお酒のせいか珍しくはしゃいだ気分で記者会見に臨んでいたイチロー選手だが、こども達へのメッセージを求められた途端、目つきが変わった。こども達の問題ならば襟を正す、ほどの見識も、また、忘れられていることではなかろうか。(2004-10-04) イチロー選手、おめでとう!大記録も一つひとつのプレーもすばらしい。しかしそれ以上に、役目に徹する姿勢、ひたむきさ、真摯な態度が好きだ。浮わついた今の世相とは明らかに一線を画する。子ども達がイチローのフォームをまねるのなら、我々は彼の、まじめに努力する姿にこそ学びたい。(2004-10-02) プロ野球の大騒動は一件落着の見込みとなった。嵐の去った後、残ったことは、大阪からなくなり仙台にできるということ。大都市にはプロ球団が必要と思いながら、議員連盟の私たちを含めて、だれも有効な手が打てなかった。とりわけ、近鉄の経営者の責任は重い。大阪商工会議所の会頭なども引き受けた、地場産業の代表たる企業が導いた今回の結末は、極めて罪深いと云わざるを得ない。財界のお歴々にも動きがなかった。大阪府知事も、ライブドアの社長に会おうともされなかった。大阪のひ弱さがあからさまになった結果である。大阪に球団がなくなったら、逆にライブドアが本社まで移したら、その経済効果のギャップはどれほどのものになるのか、大阪府立大学の宮本先生に試算していただく必要があろう。(2004-9-24) 府民球団になったからといって急にファンで溢れることはない。毎年多額の赤字を府民が負担することも期待できまい。あまたの関西系企業にもその甲斐性がないのなら、贅沢を言う場合ではなかろう。支えてくれるならだれであろうと縋るしかない。都市格にも、都市再生にとっても大きな存在であるプロ球団が、西の横綱たるこの大都会にないという情けない事態だけは避けたい。チャンスの神に後ろ髪は生えていない。(2004-9-16) 先般の地震の折に、「地震、雷、火事、親父」の話をしたところ、我が娘は「オヤジとは何か?」と問う。親父とは父親のこと也と言うや今度は、「なぜ、そこに親父が並ぶのか」と不思議顔で問う。コワイ親父や今いずこ、、、。(2004-8-31) 5投目の試技に入ろうとした室伏選手の手が止まった。折しもトラック競技の表彰式が行われており、優勝者を称える国旗掲揚と国歌演奏が始まったからだ。選手達はみなハンマーを置き、起立整列して敬意を表した。どの国のものであろうとも、国旗国歌には敬意を表する。ましてや自国のものには。そのあたりまえのことを、教育の場に於いて実施されたいと、訴え続けなければならない悲しさは格別である。(2004-8-31) 国の補助金削減に教育費を加えるべきか否か。教育が国家の基本であり、軽々に考えるべきものでないことはもちろんである。しかし補助金削減が教育を後退させるとの論拠はいかがなものか。後退させるかどうかはまさに自治体の判断である。教育費を削って土木事業をしようと、むしろこれまで以上に教育にお金をかけようと、それぞれの自治体が判断することであり、それこそが自治である。自分たちの判断に自信がないから国で使い道をしっかり決めてくれ、では地方分権などあったものではない。教育は絶対後退させないと腹をくくって、任せてくれと言えばいい。そもそもどのような教育をすべきかをこそ、まず論じるべきではあろうが。(2004-8-21) 「プロ野球はテレビとともに発展してきた。全国ネットの日本テレビが所有する巨人が、圧倒的な人気を博してきたことはその証である。そのテレビに変化の兆しがある。一方通行のテレビ放送が頭打ちの傾向を示す一方、視聴者の方から見たい情報を取りに行く、双方向メディアのインターネットが急拡大している。巨人戦と言えども1ケタ台の視聴率に低迷していることは、メディア交替の象徴である。これからネットの発展に歩を合わせれば、プロ野球は再び隆盛を見る。その戦略はでき上がっている。」ライブドアの堀江社長の言である。確かに私自身も、テレビよりインターネットを見る時間が増えた。見たい洋画を選ぶ、新曲を聴く、求める資料が手に入る、ニュースは断然ネットが早い、本を買う、中元を贈る、連絡を取り合う、意見交換する、情報発信する。堀江氏には、その未来図がはっきりと見えているのであろう。(2004-8-06) 私の地元にも15台のだんじり(地車)がある。旧村の狭い路地を、鉦と太鼓のにぎやかな囃子に乗せて引いていく。祝儀を差し出されれば、「うーちましょ、もひとつせ」と感謝の手拍子で返す。こども達は跳びはね、お年よりは手を合わせて見送る。セピア色の記憶と重なる風景。だんじりは時代を昔に帰し、おとなを子どもに戻すタイムマシン。団結、奉仕、協力、祈願、感謝、、、豊かな現代が失ったものばかり。私たちは、成長していると言えるのだろうか。(2004-7-28) 橋本派による1億円収受。3年前に起こった、まさに「自民党的体質」の象徴である。こうした利権構造を捉えて、小泉さんは「自民党をぶっ壊す」とおっしゃった。道路公団の私物化も、社会保険庁の無駄遣いも、小泉さんになる前に盛大に行われていたことであり、小泉さんになったからこそ明るみに出てきた。なのになぜ今、国民は小泉さんを責めるのか。小泉さんを責めることは、抵抗勢力=利権集団を再び勢いづけることになる。「民間にできることは民間に、地方にできることは地方に」との小泉さんの主張は間違っていないし、全くブレてもいない。ブレているのは国民の方ではないのか。(2004-7-21) 選挙は終わった。もちろん選挙は大事だが、終わってからはもっと大事である。これから議員の仕事が始まるのだから。北川イッセイ氏が訴えた、地方分権の推進、商都大阪の再生、教育の再構築、治安の回復、年金制度の抜本改革などが、間違いなく前進するよう、イッセイ氏には不断の努力が求められる。一方、国民もこれに協力する責務がある。選挙が終わったとたんに無関心に戻ってしまうならば、政治の実など到底、得られないであろう。 (2004-7-13) ムードではない、イメージではない、感情ではない、マスコミ論評ではない。内容をよく把握し、自身の判断を示してほしい。結果は自身にはね返るのだから。政治こそ自己責任。良識に期待します。 (2004-7-04) この国は民主主義の国である。国家の進むべき道は国民の総意をもって決める。イラクにおける自衛隊の復興支援活動を続けるべきか否か、暫定政権から求められる多国籍軍への参加を受け入れるべきか否か、いずれも、この国の国民が主体的に判断すべき課題である。間違っても国民以外の意図に左右されることがあってはならない。ましてや、暴力をともなうテロリストの意図によって、この国の民主主義が犯されることなど決してあってはならないことを、私たちはあらかじめ肝に銘じておかなければならない。(2004-6-23) 間近に迫った参院選の争点は何か。北川イッセイ参議院支部長を中心に、我々も毎日議論を重ねている。憲法改正こそ問うべき争点であると主張する者がいる。やはり景気対策、雇用対策であろうと言う仲間もいる。教育、子育てこそ喫緊の課題であり、特に子育て家庭をどう支援するかが問われているとの意見もある。自衛隊のイラク派遣や年金問題は最もタイムリーなテーマには違いない。すでに、自民党本部としての参院選公約は公表されている。また自民党大阪府連の重要政策として、商都大阪の再生、自立に向けた生活保護制度の確立、関西国際空港2期事業の円滑な推進などの独自の目標をつけ加えた。これらを基本に北川イッセイの主張を組み立て、ひたむきに政策を訴え続けきた。批判合戦やイメージ競争、お祭り騒ぎの選挙にしてはならない。選挙は大事だが、選挙が終わってからがもっと大事なのだから。(2004-6-12) 民主主義が健全に機能するためには、いつでも政権交代可能な強力な野党の存在が不可欠である。前回の衆院選以来、二大政党制の萌芽が出始めたことに大きな期待を寄せていた。それだけに民主党の今回の醜態はまことに嘆かわしい。自己否定でしかない方針転換、選挙を意識した迎合的主張、古典的な乱闘、牛歩、無意味な長演説は哀れにすら映る。戦略戦術を誤っているのではないか。民主党の弱体化を望むものではないだけに、きわめて残念である。(2004-6-05) 本会議中に携帯電話でゲームをしていた国会議員が批判を浴びている。今時の若い議員が増えていることから、あり得ることであろう。私も議場で携帯を使う。事務所のパソコンに多くの情報配信を受けており、事務連絡もメールで受けている。資料もメールに添付されて送られてくるし、関係部署との議会質問打ち合わせもメールでやりとりしている。それらが私のパソコンにひっきりなしに送られてきているが、それを携帯でリモートチェックする。iモードで最新ニュースを見るし、語彙はi-imidasで確認する。他の議員の質問について議場から投書したこともある。鳥取地震の時は議場が大きく揺れたが、震源、被害状況は携帯を使って私が一番先に知り得た。携帯はもはや電話ではなく、高度な情報端末に進化している。かつて視察したカリフォルニア州議会議事堂は、古い建物であったが議席にはネットに繋がったパソコンが配備してあった。情報化を進めると言いながら、情報の窓口を議場から追放することには反対である。もちろんゲームは論外だ。(2004-5-21) 政治家の結果責任とは何か。自身の年金未納により職責を辞することか。そうではないだろう。国民の6割しか加入しないような不備な年金制度を放置してきたこと、財源を消費税に求めることの合理性を国民に説明しなかったこと、ちゃんと年金を支払ってきた者の支給額6万円に対し生活保護費が12万円の矛盾を許してきたこと、保身にはしり、まじめな者が馬鹿を見るような仕組みを作ってきたことこそ最大の結果責任である。猛省の上、遅まきながらも諸制度の抜本改革に挺身すべきではないのか。 (2004-5-12) 選択は2つに1つ。自ら申し出て加入する現制度を基本とするなら、未加入が明らかになった閣僚は辞任して、あらためて加入への国民の理解を求めること。誤解やうっかりを理由にするなら、この際、誰もがそういう事態とならない制度に改めること。すなわち、最低分は国民すべてが同一の基本年金、職業をどう変わろうと関係ない、財源は消費税。上積みはそれぞれが勝手に。社会保険庁も必要なし。そのどちらかしかない。大事なことは公平平等、まじめなものが馬鹿を見ることだけはあってはならない。 (2004-5-01) 年金制度は、まじめに努めれば必ず報われるというこの国の社会システムの象徴である。もし破綻すれば「まじめ」という価値観が失われ、国家の崩壊すら視野に入ってくる。従って年金制度はなんとしても守られなければならない。閣僚の未加入はある意味でチャンスでもある。年金がそれほどに重要なものであることを、大臣の職を辞すことで国民に示してはどうか。それほどに重要な局面を迎えているのだから。 (2004-4-24) サマーワ自治政府、部族長会議、地域住民、日本に住むイラクの方、そして国連は自衛隊の活動を評価し、今、撤退しては困ると主張しており、一方、撤退させよと要求しているのはテロリストであることを、野党、マスコミは整理しておかねばならない。幸い国民の多数は、賢明にもこのことをよく理解している。 (2004-4-16) 我が子が誘拐されれば、あらゆる犠牲を払ってでも救出したいと願う。しかし国家がこれを受容することは、主権の放棄、民主主義の放棄を意味する。政府には救出に向けてあらゆる手段を尽くす責任がある一方、国民には、これを個人的、短絡的、情緒的にとらえてはならない責任がある。たとえ結果が悲劇的なものとなったとしても。 (2004-4-09) ジュリアーニ前ニューヨーク市長の講演を聴いた。マフィアとの対決、犯罪の撲滅、9.11テロなどの修羅場をくぐってきたリーダーシップはさすがに筋金入りを感じさせた。ジュリアーニさんのメリハリが利いた政策は、4年前のThe レポート Nowでも紹介した。犯罪、災害の後、テロの話に及ぶやジュリアーニさんは断固としておっしゃった。「テロリストは、テロと闘う私たちの志気を挫こうと攻撃を仕掛けてくる、それは決して許さない、私たちはテロとの闘いを恐れはしないぞ、との強いメッセージが必要だ。その意味ではマドリードの対応は間違いだ」と。本邦民主党が政権政党を標榜するならば、「今夏の参院選挙の結果に拘わらず、イラク支援政策は変更しない」と公言すべきである。政権を争う与野党双方の、断固としたメッセージこそがテロを防ぐ。 (2004-3-31) 高名な政治家と雖も、家族は別人格との判断は当然である。ましてや政治活動とは無縁の興味本位の内容に、報道の自由、公共の使命とは笑わせる。一方、当事者の言う、「自分の人権を守るため」とのセリフも気にくわない。ヒューマンライツは本来、他人を人間として尊重することであって、我利に供するためのものではない。それぞれが、「私の人権」「俺の人権」と言い合って、人権と人権が浅ましくぶつかり合う世相をつくった教育は、根本から見直されなければならない。 (2004-3-22) 春場所を控えた相撲部屋の早朝稽古を見学した。思わず眼を閉じてしまうほど迫力あるぶつかり合い、立てないほどへとへとになってもさらに繰り返される立ち会い、見ていられないほど痛々しい股割り。これはまさしく男だけの世界である。大相撲春場所を控えて、またしても太田知事の土俵入りが話題になっている。世論は、土俵は男だけが上がるものとの相撲の伝統は守られるべしと言っている。伝統を守っても、そのことが女性差別を意味したり、助長したりすると考える人は少ないし、過去はともかく今や事実そうではない。古くから続いてきたことを、現代の物差しで測ってすべて変えてしまおうとするのは野暮というものだ。太田知事も、力を発揮すべき土俵は別にあると思っておられるのではないか。それをいくらいい話題だからって、いつまでも温存しようとしてはやし立てるマスコミさん、セコイんじゃないの! (2004-3-08) リーガルマインドを学んだ身でさえ、こんな裁判が必要なのか、ここまで丁寧な手続きが必要なのか、弁護士の役割とはなんなのか、こんなつまらぬ男のためにと、疑問と憤りが渦巻く。これまでの弁護士費用だけでも4億円。控訴によって、麻原裁判はさらに続く。 (2004-2-28) 岸和田の中3児童虐待を伝える新聞記事はあまりに痛々しく、読み進むことができない。両親に対する怒りは当然のこととして、学校や児童相談所に対しても1000件を超える抗議の手紙が寄せられていると聞く。しかしながら感情に任せて担当者を責め、悪者を作り出すことでは事態の解決は望めないのではないか。実の親がそこまでできるのか、中3生ともなれば逃げ出せるはず、他人の家庭にくちばしは挟めないなど、敢えて言えば、これまでの常識の上に立って考えていた我々すべてに責任がある。今回の事件が示すように、もはや大人たる良識や判断は期待できない大人が存在し、それが親となっている現実に照らして、我々も常識を変えるしかない。「疑わしい場合は調査する」のではなく「疑わしいだけですぐに踏み込む」。プライバシーは当然、制約される。相談所には、優しくあたたかい母親のような職員ではなく、あの父親にもひるまない屈強な男性を配する。悲しいが、性悪説に依る時代になったということである。 (2004-2-17) 岸和田の中3児童虐待事件はまことに痛々しい。私にも同じ年の子どもがいるが、中3という年齢は、世の中のことがわかりはじめつつも大人や親を頼り遠慮する時期でもある。すなわち苦しみ悲しみは大人と同様ながら逃れる術は自分では作れない。頼るべき親に虐げ続けられる日々は、身体ももちろんながら、心がどれほど辛かったことか。救えなかった大人の一人として、唯ただ申し訳ない。学校も児童相談所も警察も、それぞれに役割はあろうが、なにより実の親が加害者であることの難しさは格別である。専門家、国会議員、副大臣までが次々と調査に来阪されている由、結構なことではあるが、ひとときの盛り上がりに終わらないことを期待する。もちろん、府議会教育文化常任委員会も責任を有する。まだ混乱している現状での拙速を控え、じっくり取り組んでいく旨を確認している。 (2004-2-6) 知事選挙は終わった。良し悪しはともかく、当然の帰結たる結果ではないか。失礼ながら、やはり江本氏には荷が重すぎた。それがすべてである。それにしても江本陣営、よくぞここまでもってきた。想像を絶する苦難の道程、浅田均府会議員をはじめとするサムライたちの「有言実行」に深く敬意を表したい。信念を貫き通したことには、ある種の爽やかささえも感じさせる。選挙は終わったが本当の闘いはこれから。課題は山積している。府民のための府政の推進は、終わることのない、我々すべての責務である。 (2004-2-1) 知事候補者の公約を読み比べてみてあらためて感じることは、現代の知事たる役職の如何に不自由であることかという事実である。当選の可能性の低い候補が、その是非はともかく、明確な提案を示している一方で、可能性ある2候補の公約は、これまでの延長線を明るい色で塗り直した、似通ったスローガンに過ぎない。本来、知事候補こそマニフェストを戦わすべき立場にあろうはずのものが、実は財政の硬直性が極めて高く、ほとんど打てる手がないことをともによく理解されているからである。残された知事の責務は、なにかの施策を削ること、国の税制度から変えさせること、人的資源を最大に活用すること、夢を持ち得るメッセージを発することであろう。どちらが就任されても、大変な苦行であるに違いはない。 (2004-1-21) 太田知事候補を支援する財界勝手連が結成されたとの報道があった。代表である井出氏の言は「太田氏は可もなく不可も無し、他よりはましだから」。わざわざマスコミを集めてそんなことを言って、太田氏に何かプラスがあるのか。支援といっても人も金も出さないとのこと。いくら勝手連とはいえ、これを支援と呼べるのか。支持するしないは自由だが、課題山積の大阪府政を任せようというのならば、そのリーダーを勇気づけるようなエールを贈ってこそ意味があるのではないか。今日の財界のトップには、そのくらいの思慮もないのか。 (2004-1-09) 小泉総理の靖国参拝に対する若い女性コメンテータの言は、「アジアと仲良くするのにマイナス、別の施設を作ったらいい」。菅民主党党首は「国益を害する」。そこに共通するのは「損得」の発想である。過去の犠牲を現代の損得に置き換えることなどあってはならない。この一点を以てしても菅さんはトップリーダーに値しないと私は考える。菅さんや若いコメンテータ氏には、江田島でも知覧でも靖国でもいい、そこに残されている当時の若い兵士の思いに触れてほしい。養老猛氏だけは「国家の犠牲になられた方に国のリーダーが敬意を表するのは当然。どこの国も行っていること」とコメントされた。 (2004-1-04) 大阪市の關新市長が、新しい助役として大平光代さんを選んだことに敬意を表したい。経歴や著書以上の詳しい人と柄は存じ上げないが、テレビの就任インタビューは、堂々としていながら力まず、けれんみのない爽やかな印象を受けた。太田知事に対しても何度も外部からの副知事起用を促してきた。務まるどうかなどは問題ではない。官僚にはできない発想を持ち込んでくれることが極めて重要である。遅ればせながら、太田知事にも思い切った人事を期待する。 (2003-12-28) 漸く、自衛隊派遣が決まった。テロと闘う国際社会に大いに貢献してほしい。もちろん危険がないとは言えない。それだけに万全の準備と計画、国民、国家の全面的な支援が必要である。にも拘わらず、どのような装備でいくのか、武器は何か、どんな時に反撃するのか、被害が出たら撤退するのかなど、攻撃の機会を伺う相手に手の内をさらけ出すようなやりとりを、なぜ国会が先頭を切って行うのか、理解に苦しむ。質問する野党の良識を疑うが、政府もこと細かく答えてはいけない。シビリアン・コントロールは十二分に機能している。今、もっとも配慮が必要なのは、派遣される自衛隊の安全ではないか。 (2003-12-22) サダム・フセインがついに拘束された。ひげ面で健康チェックに応じる姿は醜いの一語に尽きる。かつてのアフガンの指導者・オマールと同様、部下には命を捨てて戦えと命令しながら、自身は穴倉にこもって命乞いをすることに躊躇しない。偉大な神に仕える身などと公言してきたこれらのペテン師を、アラーが許すはずはなかろう。アラブの青年がこうしたウソに早く気づいて、自爆などに走らないことを願う。新イラクの復興と民主化のためにこそ、その熱意を注いでほしい。 (2003-12-16) イラク派遣の必要性を自身の言葉で語った総理の説明は、理を尽くしていたのではないか。「復興支援のため/安全には十二分に配慮し/国際社会の一員としての役割/お金だけではいけない/例え危険でも/戦争に行くのではない」と。フランスやロシア、中国のように核を保持し自国の防衛を確立している国や、ドイツのように直接の脅威にさらされていない国とは異なり、我が国にとって米国との協力関係は不可欠であることも十分に配慮しなければならない。この視点を欠いた政党の主張は非現実的である。感情的にとらえてはいけないし、ましてや政争の具に供する問題ではない。国民の理解が得られることを期待する。 (2003-12-10) 尊い生命を落とされた奥氏、井ノ上氏、両外交官のご冥福を心よりお祈りする。お二人が堅い使命感をもって責務に励んでこられたことは、生前の発言、外務省HPに書き込まれたレポートなどから明らかである。「それ見たことか、かわいそうに、政府はひどいではないか、二人に謝罪せよ」などのキャスター氏の論調は、お二人の心象とは異なるのではないか。危険なのはイラクだけではない。トルコもイスラエルもインドネシアも米国も英国もイタリアもスペインも、テロ集団の目標は無差別である。だからこそ各国は手を携えて闘っているのである。危険だからという理由で引き上げよと言うなら、この国の存立はあり得ない。だからこそ、政府、民間、企業、NGOなど数え切れない日本人が、危険を承知の上で、異国の地でそれぞれの使命を果たしているのではないか。中東から送られる石油によって温々と暖められたスタジオに居ながら、マスコミは現実を見失っているのではないか。 (2003-12-02) 隣家に無法者が押し入っているのを知りながら、出て行ってはいけない、我が家のカギを固く閉めて拘わらないようにしよう、それが身の安全だ、というのは、政権を標榜する野党第一党党首の主張としてはあまりに情けない。国際社会に生きるこの国の、国民感情をミスリードする虞がある。イラク派遣で議論すべきは、危険かどうかではなく、派遣する目的、行動内容が妥当かどうかであろう。国際テロ集団への妥協は決して許されない。しかし米国の強行策が必ずしも成功を収めているとも言い切れないなかで、日本はどのような役割を果たすべきなのか。行かなければならない、行くべきであると決したら、命を惜しむような自衛隊ではないはずである。 (2003-11-27) いつでも政権交代可能な二大政党制への萌芽が出始めたことは歓迎したい。マニフェストもさることながら、若く有能な(感じの)候補を揃えてきた民主党に清心な魅力を感じた有権者も多かったのではないか。対する自民党は、新しい人が出にくい体質が変わっていないと映った。第二幕の参院選までに、それぞれがどう変わるか変わらないか注目される。間近で聞いた小泉総裁の主張は、極めて明快で筋の通った改革論であった。自民党はこの救世主にあらためて刮目してほしい。民主党は政策の違いが露呈し再び分裂することがないよう、ともに期待する。 (2003-11-11) 自民党の候補でありながら比例には公明党をと言わざるを得ない構造。そう言って本来の自民党支持者の反発を招く構造。新しい政治をと謳いながら組合丸抱えという古い構造。政権政党を標榜しながら高速道路をタダにしますと迎合CMを流す構造。政権公約といいながら自分は違うという構造。激しく闘いながらどちらも当選する重複立候補制という構造。不可解な構造が幾重にも重なる選挙でありながら投票に行ってくださいと言わざる得ない構造。 (2003-11-04) 衆院大阪第17選挙区の西村眞悟候補が労働組合の全国組織である連合の推薦を得るために、これまでの氏の考え方とは全く異なる政策協定に署名した。広く国民の代表たらんことを目指す者が、一部の団体と先に約束を交わし手枷足枷を受け入れることに違和感を感じる。政治の政界では政策協定は当然のもののごとく受け止められているが、それは候補者と団体だけの都合であって、国民の存在をないがしろにしていると言わざるを得ない。重要なことは国民の意向を受け止め、自らの信念に従い判断する立場を堅持することであろう。大阪市長、知事についても政策協定を求める主張があるが、私は賛同しない。両首長ともに、これまでのような組合との協定はもちろん、あらゆる約束に束縛されることなくフリーハンドで就任願いたい。あとは府民市民の意向、議会との議論で判断、行動すればよい。西村氏のような気骨のある希有な政治家には自由な発言と行動を保障したい、それくらいの度量が連合にないものか。 (2003-10-29) いよいよ衆院選が始まる。国民に政権選択を迫る重要な選挙である。野党第一党の民主党も態勢が整った。政権が腐敗せず、国民の付託に応え続けていくためにも、いつでも政権交代可能な野党の存在は不可欠であり、二大政党制の萌芽が出始めたことはまことに結構なことである。その重要な選挙においてマニフェスト=政権公約の存在がクローズアップされている。本来、公約を厳しく定めることはたいへん好ましいことであり、政権選択に極めて大きな意味を持つ。しかしながら各党のそれを一瞥したところ、まったく噛み合っていないと言わざるを得ない。それぞれが自らに都合のいいこと、できることだけを並べ立てた感がある。争点は何なのか、どこが違うのか、何をもとに選択するのか、わかりづらい。この重要な選挙をイメージ選挙にしてはいけないし、マニフェストをブームに終わらせてはいけない。都合の悪いテーマも避けることなく、与野党ががっぷり組んだ四つ相撲を見たいものである。 (2003-10-23) 昨日、本会議で質問に立ちました。伝統ある府議会議事堂で、すべての議員、知事はじめ府幹部、警察本部長、教育委員長が揃っておられる前での質問は何度経験しても緊張を伴います。質問時間は20分と厳しく定められており、決して超過しないよう、しかしぎりぎりまで有効にと、練りに練った原稿を何度もリハーサルを重ねて臨みます。私は原稿を読むより思いが先走るたちで、途中で文章がつながらなくはならないか、大事な言葉を飛ばしてしまわないか、神経を総動員して進めます。議会質問は、言うは易く答弁を得るは難し、です。この日に至るまで長い時間をかけて府幹部と交渉し、理解を求め同意を得て、よい答弁を引き出すまでが大変です。府は議会で答弁した限りは必ず実行しなければならないため、規程や予算、効果や影響、他の施策との関係など、慎重の上にも慎重を尽くします。苦闘の甲斐あり、今回もよい答弁を得ることができました。 (2003-10-09) ネット桟敷での応援、ありがとうございました。 大阪府議会が開会。自民党にとっても、夏の盛りのブレーンストーミング以来、議論を重ね満を持しての議会である。すでに再選を表明している太田知事にとっては、基本的な施政方針を示す大事な議会である。その議会のキーワードは「選択と集中」。この一年、知事もこのフレーズを盛んにお使いになってきた。制約が多くあれもこれもできないことはあきらかであり、必要なものに絞り他は我慢いただく、その決断が求められている。知事だけでない、議会の側にも選択の責任がある。私は、経済と教育を選択する。 (2003-10-01) 安倍幹事長とは、すごい。さすが小泉さん。世の評論家、専門家含めて誰一人予想し得なかった人事。まさにリーダーの面目躍如たるところ。自民党幹事長とは、有象無象、魑魅魍魎跋扈する妖怪集団をとりまとめる特別の役目。それを当選3回の下っ端に任せるというのだから。評論家氏はこぞって「選挙の顔」と評するが、小泉さんはもっと大きな、まさに自民党を変えるとの強いメッセージを込めておられるのではないか。野中去って安倍来たる。自民党を大化けさせる、そのきっかけとなる歴史の節目を感じさせる。 (2003-09-21) 次期大阪市長は關助役で決まりの模様。深くは存じ上げないが、穏やかなお人柄のように拝見する。禅譲批判が多いなか、これまでの因習を一掃するご手腕を期待したい。それにしても「他にいい人がいないから、しょうがない」という市議団民主党のコメントはいかがなものか。本当にいないのなら、市長公選をやめて議院内閣制はどうか。市民の自治意識の向上、議会の活性化にもつながる。他にも名誉市長制やシティマネージャー制度、市政を廃して区政を布くなど、この際、市民の利益の立場からいろいろ検討してもいいではないか。ほんとにいないのなら。 (2003-09-17) 小泉総理の評価が二分している。批判にあるように、任期中、経済が悪化の一途を辿ったことは事実である。与野党双方の抵抗に遭いながらも改革を進めた結果、これまでの産業・企業には厳しい局面となって現れている。小泉さんは就任時に、「思い切った改革を進める、国民もしばらく痛みをがまんしてほしい」と指針を明確に示している。過去の延長線上には未来はないというのが小泉改革の主旨であり、現状に安住せず、立ち上がった企業の業績は底を打ちつつもある。大手術を了解しながらも、「すぐに起きあがって前と同じように走れるようにせよ」というのは、あまりに無理な注文ではないか。小泉総理は就任してからまだ2年経ったに過ぎない。 (2003-09-08) 退任を表明した磯村大阪市長の、「オリンピック招致は前市長が熱心だった、自分はむしろブレーキをかけた」発言には我が耳を疑った。前市長の逝去後も、あれほどに華々しく展開され、多くの市民が動員され、50億円にも及ぶ招致予算が使われ、さらにその何十倍もの整備予算が投入されてきたあの施策は、では、いったいだれが進めてきたというのか。役人の無責任、ここに極まれり。踊らされた市民はあきれている。新しい市長をどう選ぶか。お役人任せではまた繰り返す。たいへん重要な岐路である。 (2003-09-03) 大阪国際会議場において開催されている、私立幼稚園・教員研修大会に出席した。永年勤続表彰を受けられた京都府・京和幼稚園の三宅英子園長のおっしゃった、「50年をふり返ってみて、こども達はなにも変わっていない、変わったのは大人の方である」とのお言葉には大いに我が意を得た。巷間叫ばれる昨今のこども達の問題とは、実は我々大人の問題であると、私が常々主張してきている視点と共通するものがあるからである。ここに気づかないと、青少年問題は決して解決には向かわない。 (2003-08-25) 鎮魂の日を迎え、あらためて先の大戦を思う。戦争は常に悲惨なものであるし、我が国はもちろん近隣諸国にも多大な被害をもたらした大戦への選択はやはり誤りであったと考える。しかし当時の事実を確認するならば、米国を含む欧米列強は有色人種を植民化することにしのぎを削り、世界の85%までがそれら列強の支配下に色分けされ、その牙はインド、東南アジア、中国を越えて朝鮮半島にまで迫るなど、世界を覆う狂気の波が我が国に押し寄せていた。戦争は極力避けられるべきものであり、先の大戦も誤りであった。しかしながら現代の皮相的な知識に基づいて安易に先人を批判することも、また誤りではないか。大戦の責めを我が国にのみ求めようとすることは、真の原因を覆い隠すことになろう。 (2003-08-15) フリーターがついに400万人を超えたとの報道があった。高校生のアンケートでも、将来はフリーターがいいという回答が増えている。企業の側からフリーターを求めるニーズもある。正社員として採用し教育しても、今の若い人はすぐに辞めてしまうからだ。一見、需給が一致し問題ないように見える。しかし、将来はどうなるのか。中高年に達してもアルバイト程度の収入しかないのでは、老後の用意などできようはずがない。預金も年金も保険も収入もない高齢者が社会の多数を占める頃、ちょうど我が国の国民資産は底をつく。 (2003-08-01) 辻元清美氏にはなんらの感情も抱かないが、逮捕に至った容疑内容については同情の念を禁じ得ない。公的に支給される収入で政治活動を支えることの苦労はこちとらも身にしみているし、やりくりしながらなんとか賄っていることも同様である。そもそも政治に金が必要であることは理解されながら、その金を市中から調達せよということ自体、不可解である。純粋な気持ちで献金くださる方より、何らかの見返りを期待する輩の方が圧倒的に多いのは当たり前ではないか。結果、政治家の頭の中は金集めのことで占有され、利権集団が横行し、行政の高コスト体質は改まらない。方法論ではなく、献金そのものを一切禁止し、必要な公金をきっちり算定し交付するほうが、はるかに安くつくのではないか。同情は禁じ得ないが、罪は罪。「国会で弁明した、議員を辞めた、金は返した、だから逮捕は不当」という社民党幹事長のコメントは、政治家の思い上がりである。 (2003-07-20) たしかに「打ち首」は言い過ぎではあろう。親子といえども人格は別という法の趣旨も知る。しかし、生命を奪われながら、幼いという理由で誰の罪も問われないというのでは、被害者や遺族はあまりにも浮かばれない。長崎の加害者少年には、保育所や学校での我が子のわがままを肯定し続けてきた母親の存在が報道されている。我が子が決して大罪など犯すことのないように育ててはこなかった、親の責任は厳然としてあるのではないか。親とは、それほどの覚悟をもってあたるべき役割である。娘に、虎の威を許してきた埼玉県知事にも、もちろん責任はある。 (2003-07-13) テレビでひっぱりだこの司会者、みのもんた氏の「時間給」が500万円に相当するとの記事があった。有能の人であり、かつ目に見えぬ苦労もあろう。また、他人のふところをとやかく言うのは趣味ではないが、それにしても1時間あたり500万円とはいかがなものか。社会は役割分担で成り立っている。どの仕事もそれぞれに大事な役割を成す。あまりに極端な待遇差は、地道な仕事に従事する大多数の人たちの意欲を殺ぐことにはならないか。マスコミは最も社会的な役割を担うはずである。みのもんた氏は現在、週7本のレギュラーを抱えている。 (2003-06-30) 地元のT小学校が行う、授業公開週間を見学した。私自身が議会で何度も取り上げてきたことだ。多くの保護者や地域の人たちにも来てほしいと、様々なイベントを実施し工夫をこらしている。PTA主催のスポーツコーナー、老人会が担当する昔の遊びなど。こども達は生き生きしている。イベントは結構だが、普段の授業も見に来ていいかと校長先生に問うと、「いつでも、どうぞ」と力強い答えが返ってきた。授業公開など、考えればあたりまえのことなのに、教員の反対により、いまだに実施できない学校もある。学校間格差は厳然と存在する。 (2003-06-18) 「理科はおもしろい」と訴え続けておられる、竹中良行先生のお話をお伺いした。穏やかな語り口に、こども達に対する深い愛情、教育に向ける強い熱意を感じる。準備やまとめには、たいへんな時間とご努力が必要なことと思う。こんな先生に教えを受けるこども達は、楽しみながらどんどん能力を伸ばしていく。片や、少しでも手を抜きたい、一刻も早く帰りたいという教師。運不運では、片づけられまいに。 竹中先生のHP 「やっぱり理科は面白い」 (2003-06-07) SARS PartU。この度の国の対応がなってはいないと、太田知事は厚生労働省に苦言を呈しに出かけられた由。本府の側の不手際はさておくとして、この種の緊急事態対応において、国に多くを望むことはいかがなものか。検査でも規制でも発表でも、国など気にせずに府自身の判断でどんどん進めればいい。国に相談などしているうちに、対応が遅れてしまう。あとで国が文句を言ったって、国民は府の先行を支持する。知事が苦言を呈した結果、「国の権限を強化する」方向になった。地方分権を指向するのではなかったのか。 (2003-05-24) SARS。すぐ近くでたいへんな事態が起こっており、十分準備されていたはずなのに、いざとなったら不手際が露呈する。頭で考えるだけでなく実地訓練が必要なゆえんである。危機管理は、素人が集まって検討しても限界があろう。プロの起用が必要なのではないか。 SARSに隠れてしまったが、有事法制の審議は極めて重要である。ことここに至ってもまだ、現実から目を背けようとする公党がある。政治は、アマ感覚では国民にとりかえしのつかない被害が及ぶ領域である。 (2003-05-20) たった700人ほどのことだから、白装束と同様の特殊な集団とも言えようが、イラク戦争を終えて横須賀に寄港した米空母カールビンソンに、いまだに「帰れ」などど奇声をあげる輩がいるらしい。となりに、国家主導で誘拐事件を起こし、核爆弾の製造を進め、我が国の上空にミサイルを発射するテロ国家が存在し、これを抑止すべく協力しようとする米国を敵視するとはどういう頭の構造か。どんなに失礼な態度をとっても米軍は何もしてこないとわかった上での行動である。お遊びはやめて、北朝鮮に行って反対行動を行ってきてはどうか。少なくともこうした一部の特殊集団を「市民団体」などと報道することは間違いである。 (2003-05-10) 本日のNHKニュースのトップは、「総務庁の調査によると、国民の80%が老後に不安を抱いていることがわかった」というもの。こんなこと、わざわざ調査しないとわからなかったのか。総務庁のお役人さんは、国民の多くは老後は安心と考えているとでも思ってたのか。確かな老後が保証されている国のお役人さんと、国民とのズレが大き過ぎる。 わかったからといって、では、どうするのか。その不安を解消する策はあるのか。策もないのに、ただ調査した、わかりましただけでは済むまいに。多額のお金を使って。 国から地方への機関委任事務も、こういったたぐいの「調査」が結構多い。こんな仕事で高給を食んで、えらそうな顔をしておる! (2003-05-01) 選挙が終わって10日、少しは落ち着いてきた、かな? まず事務所の後かたづけ、お借りしたガレージを早くお返ししないといけません。一方、自宅のガレージには4年先までしまい込む山のような機材(そのため愛車には別の屋根無し駐車場を借りている)。なによりも収支報告、これがたいへん。細々した雑品まですべて買った住所を報告する。ローソンの住所まで調べんといかん!意味があるのか!こんなことを決めた国のお役人さん、一度自分でやって見てくださいよ! フツーは秘書の方がする?、、、ウチはいないもので。でも、こんなことから整理しないと、政治に余計なお金がかかるのです!その報告書、約441万円の支出の内、消費税分の38円が抜けていたそうです。やれやれ。今回はぼやきのひとことでした。 (2003-04-25) あらためて今、政治に求められるものは何か。 あたたかさ、やさしさ、清らかさ、親しみやすさ・・・。 私は敢えて「力強さ」と応えよう。 力のないやさしさは偽善に過ぎないと教えられた。 清らかさは政治の目的そのものではない。 親しみやすさは時として迎合と紙一重。 これだけ行き詰まったこの国にあって、今その壁をうち破っていく力強さこそが最大の善ではないか。21世紀を迎えても世界各国はみな、我が身と我が国益の確保に軸足を置いている。ドビルパンもシュレーダーも胡もラスプーチンの末裔も。 知恵と力の論理は当分続く。 (2003-04-01) イラク、イラク、連日イラク、、、。イラクってどの辺にあるかご存知か? 中東や東欧にとってはすぐ隣のこと。アメリカやフランスにとっては世界第2の石油大国。日本にとっては・・・? 日本にとってはイラクよりも北朝鮮ではないか。ノドンの発射台組み立てが始まったとの報道もある。イージス艦の日本海集中配備、パトリオットPAC3迎撃ミサイルの緊急配備など、政府は国民の命を守ることに万全を尽くしてくれているか。今はただそう信じるしかない。 (2003-03-14) 府議会教育文化常任委員会において質問に立ちました。項目は、学力低下をくい止める府独自の施策、体験学習の効用、幼児教育の重要性、評価制度をはじめとする教員活性化策です。知事にも質す予定ですが、このままでは次の時代に、今のこども達が大変つらい局面を迎えるのではないかと懸念しています。私のその懸念が杞憂におわり、自身の不明を恥じる結果になればむしろ幸いですが、今は最悪のシナリオに立って、今の時代の責任を果たしておきたいと思っています。 (2003-03-06) 府議会は今、2月議会本会議の真っ最中である。各党の代表質問が続いているが、総じて盛り上がりに欠ける。予算に余裕がなく新たな提案はしにくいし、選挙を控えた議員の心は選挙区に飛んでいる。結果、議場は静寂が支配する。今こそ、昨9月議会で提案した「一問一答」は如何か。長々しい質問とまとまった答弁ではいかんせん形式的にならざるをえまい。カネはないとはいえネタはある。議員と知事の丁々発止。睡魔に屈する議員も少しは減るのではないか。のんきで平和な2・26 (2003-02-26) 純情な人もたくさんいる。イラクに出かけて人間の楯になろうという人まで現れた。残念ながら、平和を希求するその純な心と、現実の国際社会はあまりにかけ離れている。米英と仏独露の対立の裏には、石油をはじめとする中東、東欧への利権が深く関わっている。どの国も、自国の利益を如何に確保するか、戦争も平和もそのためのカードの一つに過ぎない。カードは一瞬にして差し替えられる。もとより我が国政府に、そうした魑魅魍魎と対等にわたりあう術など望むべくもないが、ただ純にのみ推移したがために、ひとり大きく国益を損じることがないよう祈るばかりである。 (2003-02-16) デフレ、構造改革、医療、福祉、イラク、、、。国会論戦はテーマに事欠かない。しかし、ここに北朝鮮問題、特に核開発問題が取り上げられないのはなぜだろう。核開発を行っていると公言し、すでに原子爆弾2発は保有していると指摘する専門家もいる。加えて核兵器の原料となる核燃料棒を運び出し始めているというのに。遠距離の米国や同じ民族の韓国は標的にはならない、我が国こそが最も神経を尖らせなければならないはずだ。戦争は望まないが、すぐ隣に、民主主義のコントロールが効かない、ミサイルと核開発を進める国がある現実を、国会はどう捉えているのであろうか。ノドンミサイルは発射後8分で我が国に着弾する。 (2003-02-08) 史上最速で横綱昇進を決めた朝青龍関が必ず口にするのは、「根性、闘志、父母への感謝、師の恩、国への誇り、、、。」 いずれも今の日本の若者が失ってしまったものばかり。この国がおかしくなってしまったのは、このあたりのことも原因ではないのか。今場所の各段の優勝も、6つのうち5つまでが外国から来た若者で占められた。 (2003-01-27) 日米欧のデフレ不況は、資本主義経済の膨張に伴う構造的なものであり、公共投資や不良債権処理など対症療法的な対策では対応不可能。円高誘導や政策的インフレも根本の解決には成り得ない。やはり実体経済の強化しかなく、ボーダーレスの時代において日本のような無資源国が生き残るためには技術革新をリードし続けなければならず、かなり激しい産業構造変革を成し遂げなければならない。その意味で、既存産業、既存技術には厳しい時代が続く。そうした認識が行き渡り、国民全体が変化に立ち向かった時に、明かりが見えてくるものと信じる。さらに少し先を見ると、世界的な人材勝負の時代になる。その意味で教育は手を抜けない。敢えて福祉の厳しい見直しに踏み切って、経済と教育に資源を集中すべき、それが私の主張です。 (2003-01-23) このところのワイドショーやニュース番組にひっぱりだこの女性コメンテーターが、「今の政治には”私たち弱者”に対する配慮が欠けている」と、のたもうた。 メディアは、この国の繁栄を最も享受する集団である。いったい、弱者とはなんなのか。この種の甘えがはびこって、この国はおかしくなってしまっている。 断じて言う。政治は、この評論家の如き”弱者”にさらなる配慮はしまい。むしろ施策を厳しく見直して、ほんとうに助力を必要とする人たちにこそあたたかい手を差し伸べる。メディアよ、理性に目覚めよ! (2003-01-12) みなさま あけまして おめでとうございます。お元気で新年をお迎えになり、お慶び申し上げます。 構造不況は容易には収まりません。今年も厳しいと覚悟して臨みましょう。しかし、この国はきっとできます。変化から目をそむけないで、変化に挑戦していく、ひとり一人の努力の積み重ねがきっと未来を開きます。 信じて、できることからとりかかる、スタートの年にしましょう。 (2003-01-01) |