第54回「映画の日」中央大会、12月1日盛大に開催 : 映画ニュース

［文化通信.com］　平成21年度第54回「映画の日」中央大会が12月1日午後、東京の有楽町朝日ホールで、松岡功映団連会長（東宝名誉会長）、大谷信義映連会長（松竹会長）、大藏滿彦全興連会長（大蔵映画社長）ら多数の業界関係者が出席して盛大に開催された。

はじめに、「映画の日」執行委員会の松岡功委員長が挨拶。続いて、第54回「映画の日」受章者表彰が行われ、東映の岡田裕介社長が永年勤続功労章受章者94名を代表して感想を述べた。特別功労章受章のひとり木村大作氏は、「普段は評判が悪い男なので、今日ぐらいはいい印象を持って帰ってもらいたい」と会場を沸かせ、「『劒岳　点の記』を撮らなければこの賞ももらえなかったと思う。自分の映画人生は52年で、12年前に皆様と同じように永年勤続功労章を頂いたが、こんなに面白い世界は他にない。だから、命をかけて撮ったただ一度の監督作『劒岳』で終わるのではなく、もう一本くらい撮ってもいいかなと思っている」と新たな意気込みを語った。「おくりびと」で特別功労章受章の本木雅弘は、「これだけ多くの方々が映画界の頑丈な礎を作ってきてくれたのだと思うと恐縮し、この場に立てて光栄。今日の気持ちを忘れずにこれからも頑張っていきたい」と挨拶。プロデューサーの中澤敏明氏と、滝田洋二郎監督の代理で渡井敏久氏も登壇した。そして、故・松林宗惠氏の同章受章では、長男の松林天平氏が出席し挨拶した。

最後に、経済産業省・大臣政務官の高橋千秋氏、文化庁文化部長の清木孝悦氏が祝辞を述べ閉会。続いて、第35回「城戸賞」授与式（主催：城戸賞運営委員会）、第27回「ゴールデングロス賞」授与式（主催：全興連）が執り行われ、引き続き、有楽町朝日スクエアで記念パーティーが開催された。

2009年12月15日 00:55 更新

週間ランキング

コラム