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03月12日(金)11時30分 更新
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ニッポン食材風土記 完全養殖・近大マグロ

成功まで28年
手本がなく、試行錯誤の連続

■稚魚の生存率アップが課題だった

直径1mmほど。マグロの産卵は「こうすれば絶対に良い」という方策がなく、いまだに自然にゆだねるしかない

孵化したばかりの稚魚

直径2~3mm。孵化後1カ月間の生存率はわずか3~5%。他の魚は60%前後というから、きわめて低い

ヨコワ(稚魚)

成魚に近い体形になると、スピードを出して泳げるようになり、衝突死のリスクが高まる(上3点の写真は近畿大学水産研究所提供)

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