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チーム青森5連覇 カーリング日本選手権

5連覇を達成したチーム青森(左から)スイープする石崎、近江谷、ストーンを投げる本橋

 カーリングの日本選手権最終日は11日、北海道北見市の常呂町カーリングホールで行われ、女子決勝はバンクーバー冬季五輪の日本代表、チーム青森が北海道・常呂高に延長第11エンドで7―5で競り勝ち、5連覇を達成した。

 1点ずつを取り合う展開となり、1次リーグ1位のチーム青森は第8エンドで3―4とリードされるなど同3位の常呂高に苦戦したが、5―5で迎えた第11エンドに2得点して勝利した。チーム青森は20日に開幕する女子世界選手権(スウィフトカレント=カナダ)に出場する。

 男子はチーム常呂がSC軽井沢クラブを13―5で破って優勝。4月3日開幕の男子世界選手権(コルティナダンペッツォ=イタリア)への出場を決めた。

<経験の差貫禄勝ち>
 日本代表の貫禄(かんろく)勝ちだった。2月のバンクーバー五輪で人気を呼んだチーム青森が、一進一退の緊迫した戦いを経験の差で制した。1次リーグから10戦全勝で5連覇を達成し、氷上で抱き合った。「いいパフォーマンスができた」。スキップ(主将)の目黒はほっとした表情を見せた。

 決勝は昨年と同じ、格下の常呂高が相手。リード石崎、セカンド本橋、サード近江谷と五輪当初のオーダーで臨んだ。3―3で迎えた第8エンド、有利な後攻ながら、好ショットを決められて1失点してリードされた。それでも第9エンドで2点を奪い、同点にされた後の延長第11エンドで確実に勝利を決めた。

 終盤は追い詰められたようにも見えたが、目黒は「焦りはなかった。経験はわたしたちのほうが多いという自信があったので落ち着いていた」と言い切った。大舞台を経て、日本のトップにふさわしいプレーを見せた。

 メダルを目指した五輪は8位。悔しさを味わったが、その経験は確実に今大会で生かされた。「集中力が切れなかったのは、やり残した気持ちがあったから」と目黒。疲労の中、さらに世界選手権と大会が続くが、阿部コーチは「4強入りを狙っていく」と意気込んだ。


2010年03月12日金曜日

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