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娼妓無念 大阪大空襲65年、花街育ちの男性が語る(3/3ページ)

2010年3月11日

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 徳田さんは、13日午後2時から大阪国際平和センター(ピースおおさか、大阪市中央区大阪城)で開かれる空襲65年の講演会で、体験を語る。(武田肇)

     ◇

 徳田さんの証言の様子などは、朝日放送の「NEWS ゆう+」で、15日午後6時台に放映される予定です。

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 〈新町遊郭と大阪大空襲〉 新町遊郭は17世紀前半に、大阪で初めて江戸幕府が売春営業を公認した遊郭として成立した。江戸・吉原、京・島原とともに「江戸の三大遊郭」と呼ばれ、井原西鶴や近松門左衛門の文芸作品の舞台にもなった。戦後は売春防止法の施行などで、芸妓のいるお茶屋だけが復活した。

 大阪への米軍の空襲は1944年12月以降約50回に及び、このうちB29爆撃機100機以上による「大空襲」は8回。「第1次大阪大空襲」は274機が1733トンの焼夷弾を投下し、大阪・ミナミを含む約21平方キロの約13万6千戸が焼け、死者約4千人、被災者約50万人を出す、空前の被害となった。

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