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学習院院長が胸中を吐露
「ご家庭で直していただかないと…」
(週刊朝日 2010年03月19日号配信掲載) 2010年3月12日(金)配信
国内のみならず、海外メディアまでが、重要ニュースとして追った愛子さまの欠席騒動。発端は愛子さまが数日学校を休んだ“原因”を、皇太子ご一家を支える宮内庁の東宮大夫が会見で発表したことだった。学習院の波多野敬雄院長(78)が、東宮大夫とのやり取り、愛子さまの教育や東宮サイドへの思いまで、胸中を吐露した。
「困った、困った。愛子さまが、怖いと言っている」
野村一成東宮大夫(69)から、そう電話があったのは3月に入ってからでした。
野村も僕も外務省出身で、彼は後輩。だから野村とは昔からよく話す仲です。野村が、この件を発表したのは5日の金曜日ですが、その前に野村は2度、この件で僕に電話をくれていたんです。
愛子さまは、2月の最後の週は微熱が続き、お休みされていました。翌週も3月2日の火曜日以外の4日間はやはり休まれた。火曜日は、4時限目の国語のみ授業を受け、給食の前に下校したのです。
ところが、愛子さまが学校から戻ってきて、やはり「怖い」と口にする。そして次の日から行かなくなったという。
野村東宮大夫や学習院側の説明によると状況はこうだ。愛子さまが昇降口の靴箱に差し掛かった際に、隣の組の男子生徒が教室から飛び出してきてすれ違い、以前の「暴力行為」を思い出したので、学校に行けない状態である、と。
子どもたちが急いでいたのは事実らしい。でも、僕は疑問を感じて、野村にこう投げかけた。
「靴箱ですれ違って、怖くなるのは変じゃないか」
それでも野村は、
「学校から帰ってきて、ご本人が怖いと言われるんだからしょうがないじゃないか」
と言う。東宮サイドでも、甘やかすのはよくないと行かせることにしたんでしょうね。でも愛子さまが、「学校に乱暴な子がいて、怖いからいやだ」と首を縦にふらない。
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