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蔵王で雪崩、1人巻き込まれ不明

2010年03月12日 21:14
 12日午後2時すぎ、上山市の蔵王連峰にある中丸山(1562メートル)の北側斜面で、山スキーをしていた白鷹町荒砥乙、無職梅津栄一さん(76)が雪崩に巻き込まれたと、一緒にいた山形市漆山、無職千田勝郎さん(74)が110番通報した。千田さんは県消防防災ヘリ「もがみ」に救助され、けがはないが、梅津さんの行方が分からなくなっている。
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 県警ヘリ「がっさん」や「もがみ」が上空から、山形市のスキーパトロール隊が地上から、それぞれ捜索したが梅津さんは見つからず、県警などは12日夕に捜索を打ち切った。パトロール隊員は付近にビバークした。県警などは約40人態勢で13日午前7時から捜索を再開する方針。

 県警地域課、上山署によると、2人は千田さんが前に、梅津さんが後ろになる形で中丸山の北側斜面をスキーで滑走。梅津さんがついてきているかを確かめようと千田さんが振り返った際、雪崩が起きて梅津さんが巻き込まれた。千田さんが携帯電話で「2人でスキーをしていた時に雪崩が起きた。もう1人がいなくなった」などと通報した。

 雪崩の規模は幅約50メートル、長さ約100メートル。県警が上空から確認した発生現場の状況から、表層雪崩の可能性があるという。梅津さんは黄色い上着とグレーのスキーズボン、グレーのリュックを身に着けていた。
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