(cache) 牛丼復活吉野家に「ココが聞きたい！」 [Webマガジン月刊チャージャー]

【調査】まずは疑って係　牛丼復活吉野家に「ココが聞きたい！」丁半コロコロが「不安」を代表質問

　2006.11 CONTENTS

　Theme No.1

大手メーカーで働く女性係長にして、週末は「海のオンナ」

　Theme No.2

竹原慎二のボコボコ相談室　Round.13

　Theme No.3

性欲と食欲、二大欲を制覇しちゃったら誰も俺に逆らえなくなるんじゃない？

　Theme No.4

サラリーマンのための水着ヨガ教室！　Lesson.2

　Theme No.5

牛丼復活吉野家に「ココが聞きたい！」丁半コロコロが「不安」を代表質問

　Theme No.6

ぼくらの一人暮らしをグレードアップ！エプロン美女の手料理教室

　Theme No.7

医者も現場で困っとるんじゃ。今回は「薬」にまつわるお話をば。

　Theme No.8

毎週更新！コレジャナイロボ THE STORY

　Theme No.9

マイクを置き、販売員・運転手へ転じた後再びボーカルの道を進むその生き様とは…

　Theme No.10

神足裕司の頭隠してロングテール

　Theme No.11

中学時代、ボランティア部でした。愛されるより愛したいタイプだからかな。

丁半コロコロ、牛丼を食らう！

C編集部　吉野家からの回答、いかがですか？

西尾　むううう、予想通りといえば予想通り。期待はずれといえば期待はずれだな。

さがね　肝心の質問はひと言で片づけられてるし。

C編集部　これだけ世間で騒がれている問題だし、人々の生命にも関わりかねない事だからこそ、直接会って十分に納得のいく説明が欲しかったんですけどね。まあ、質問を無視されるよりはマシですが、はっきり言って拍子抜けでした。吉野家が米国産牛肉を大量に輸入している業者であるのは明らかで、前述の白井氏が指摘するような消費者の安全を軽視した「政治的配慮」に関わっているのではないかと勘ぐられても、やむを得ないでしょう。「安全です」なんて一言で済ます回答じゃ、疑念は全く晴れないですから。

さがね　オーストラリア産が1％から10％に増えてたのは発見だね。

西尾　この前の会議の後で、ずっと吉牛を販売してる築地の吉野家行ったけど、いわれてみれば、少し牛肉の歯応えが硬めだったような気もする。

さがね　味は同じだったけどね。

西尾　うん、やっぱり美味かった。店の中に「当店の牛丼には、主にアメリカ産牛肉を使用しております」って貼り紙がしてあったけど「主に」ってのはオーストラリア産の割合が増えてるよってことのエクスキューズだったんだな。

C編集部　さて、この回答で、今後は吉牛食べますか？

西尾　え、それは答えなきゃいけないの？

さがね　そもそもBSEの原因やメカニズムってまだわからないことだらけってことが、今回勉強してわかったし。僕らが行くか行かないかってことは明言しなくても、それはやっぱり「消費者一人一人が自己責任で判断を」ってことで…。

西尾　築地の吉野家も大繁盛だったしね。牛丼は食べなくても、牛肉はいろんなところで俺も食べるだろうし。作家の村上龍さんはアメリカの牛肉を気にせず食べるって何かのエッセーで書いてたし。

C編集部　安全が確信できないから「米国産牛肉を使用しない」と宣言してる牛丼チェーンもあるからねぇ。吉野家のサイトでは『BSEに対する牛肉の安全性は、「特定危険部位の完全除去」で保障されることが国際基準からわかります』と結論づけられています。でも、僕らは「アメリカの工場」を信頼しきれないことが、根本的な問題なんだと痛感しました。なんにせよ、アスベスト問題みたいに何十年か経って後悔するのはイヤだよね。

今回の記事は、吉野家にとって「不明確」なところを積み残してしまったと思うので、もし、何か補足や反論したいことがあれば、ぜひ編集部と直に会って話しをしてください。丁半コロコロのお2人も、今回は大役ありがとうございました。

※本文中では「吉野家」と記しておりますが、「吉」の字は正しくは下の横棒が長い「土」に「口」と書きます。あしからずご了承ください。

【PROFILE】
丁半コロコロ
かつては『X－GUN』というコンビ名で活躍した芸人コンビ。2006年1月、細木数子さんのアドバイスで改名。太ってる方が西尾季隆（にしおひでたか）。痩せてる方がさがね正裕（まさひろ）。
■オフィシャルホームページ

構成／寄本好則（三軒茶屋ファクトリー）
撮影／三軒茶屋ファクトリー

Theme No.5　<<　｜1｜2｜3｜

　カイシャ非常口

・転職コラム：不況を言い訳にしていないか？