豪は全面禁止に反対 クロマグロ国際取引【シドニー共同】欧州連合(EU)や米国が支持を表明している、大西洋と地中海のクロマグロ国際取引全面禁止について、オーストラリアのギャレット環境相は12日、「禁止ではなく規制を通じ保護を図るべきだ」として、全面禁止に反対する同国の姿勢を表明した。 ギャレット環境相の声明はクロマグロについて、国際取引全面禁止となるワシントン条約「付属書1」ではなく、国際取引を厳密に監視、規制する「付属書2」に掲載すべきだと主張。「単純に全面禁止するよりも、将来の持続的漁獲につながる」としている。 オーストラリアは、インド洋や太平洋などに分布するミナミマグロの養殖の一種「蓄養」に力を入れている。 【共同通信】
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