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 更新時間: 2010年03月12日20:32:08

50年前に完成の日本最初の歩道橋 お別れ式

愛知県清須市にある「日本最初の歩道橋」。50年間、子どもたちを交通事故から守りつづけてきましたが、新しく架け替えられるため4月、取り壊されます。子供達もですが、歩道橋も別れを惜しんでいます。歩道橋はこんな気持ちなんでしょうか?

朝7時を過ぎると、足元をたくさんの車が通り過ぎていく。私は愛知県清須市の「西枇杷島歩道橋」。50年前、日本で最初に作られた歩道橋だ。その頃は「学童専用陸橋」と名乗っていたもんだ。おっと来た来た。西枇杷島小学校の児童:「おはようございます!」おはよう。みんな、朝ごはんちゃんと食べてきたかな?ほら私の体を見てくれ。肌はボロボロ。サビも出てきたけれど、この50年の間、君たちのお父さん、お母さん、そしておじさん、おばあさんが子どもだった頃からずっと守ってきたんだ。しかし最近私の足元が妙に騒がしくなってきた。道路の拡張工事で、4月引退することになった。お別れ式のアーケードも設置された。何々?「50年間守ってくれてあ・り・が・と・う」。泣かせるねぇ、いやいや泣かないぞ!最後まで仕事をやり遂げるんだ。西枇杷島小学校で開かれた私へのお別れ会には沢山の人が集まってくれた。どの顔にも見覚えがあるゾ。卒業生:「(歩道橋が出来たときは)6年生です。コンクリートもはげてきてさびている。よくがんばった。」「当時は事故が多くて、この道路を渡るのは本当に命がけだった。」私が生まれる前の町の広報誌か。何だって?事故が1日1件!そしてとうとう女の子がトラックにひかれるという大事故が起きた。当時事故にあった児童の母親:「長女が4年生の正月に交通事故にあったんです。」当時事故にあった女性:「腰の上をね、後輪が乗っていっちゃったんですよ」。清須市・加藤静治市長:「旧西枇杷島町の人たちが、一生懸命、運動をしていただいてこの歩道橋が出来たのです。」児童代表の安全宣言:「6年間毎日歩いた歩道橋、がっしり道をまたいだ歩道橋は僕たちの誇りです。」そして、最後にみんさで歩道橋の渡り納めをしてくれた。誕生から50年、私の周りで子どもたちの交通事故は起きなかったことが何よりも誇り。そして、私が始まりとなって今、全国に1万を超える後輩たちが頑張っているそうだ。秋には、私の2代目がみんなの命を守るんだ。

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