2010年3月12日 19時10分更新
不登校などで一般の高校を中退した生徒などが高校卒業の資格を取得するために通う学校の卒業式が岡山市で行われました。
卒業式を行ったのは、不登校などさまざまな理由で高校を中退した生徒などが高校卒業の資格を取得するために通う岡山市北区の第一高等学院の岡山校で、式には、卒業生や保護者など100人あまりが参加しました。
式では、およそ80人の卒業生が順番に名前を呼ばれると、ひとりひとりステージに登り、佐藤正樹校長から卒業証書を受け取りました。
このあと佐藤校長が式辞を述べ、「人は苦労した分だけ人生を楽しめます。皆さんもこれまでの苦労を糧にして、楽しい人生を歩んでほしい」と卒業生にエールを送りました。
これに対し、卒業生を代表して岡本未来さんが「去年高校を中退し、不安を抱えて学校生活が始まりましたが、友人たちや先生方の親身な指導のおかげできょう卒業することができました」と述べました。
卒業生のうち半数以上は大学や短大に進学することが決まっているほか、残りの生徒たちも就職や進学へ向けた準備を進めていると言うことです。