岡山放送局

2010年3月12日 19時10分更新

ピオーネの収穫はじまる


大粒で甘みがある、岡山県特産の種なしぶどう、「ピオーネ」の初収穫が総社市の農家で始まりました。

岡山県が全国の生産量の40%あまりを占める「ピオーネ」は大粒で甘みがあるのが特徴のぶどうで、県産のピオーネのほとんどは、種がないことから、「ニューピオーネ」という愛称でも親しまれています。

12日は、県内のぶどう農家で最も早く、総社市黒尾の水畑浩志さんのハウスで収穫作業が行われました。

県内のハウスで栽培されるピオーネの収穫は5月以降がほとんどですが、水畑さんは、去年11月ごろから暖房をかけてこの時期に収穫できるよう育ててきました。

ハウスでは、背の高さほどのピオーネの木に大粒の実がたわわに実っていて、水畑さんは色の濃い熟れたぶどうを探すとハサミを使ってていねいに収穫していました。

この冬は晴れた日が多かったため糖度が高いぶどうになっているということで水畑さんは、「口に入れてうまみが残るよう作りました。食べた人が楽しんでもらえるとうれしいです」と話していました。

収穫されたぶどうは、さっそく出荷され13日以降、県内各地の店頭に並ぶということです。