このブログをご覧の方へ
アスペルガー症候群の当事者や家族・支援者に、
少しでも元気になれるような情報を発信したい。
そんな想いで綴っています…
読む方の立場によっては、不快に感じる内容があるかもしれません。
それは、あくまでも私個人の意見であって、
アスペルガーを代表する意見ではありません。
これだけは、誤解しないでくださいね
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アスペルガー症候群とは
発達障害の一種で、知的障害のない自閉症です。
先天的に脳機能が普通の人と異なります。
そのため、「できること」と「できないこと」の差がとても大きいのが特徴です。
普通の人には"なんでもないこと"ができないのに、
普通の人にはできないことを簡単にこなしてしまう、というアンバランスな人です。
基本的に感じ方が違うため、相手の意図を読みにくいのも特徴です。
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・【補足】努力が実るまで2 -バスケットボール編- について
・努力が実るまで2 (1) -バスケットボール編-
前回からの続きです。
「なんで、あんな子が練習に来てるん?!」
冷ややかな視線…だけではありませんでした。
バスケットボールの練習は、二人一組になって練習するものは少なかったのですが、一つだけそういう練習がありました。けれど、基本的に「二人一組」ではなく、2列に並んで、順番に出てきた人とパスをしながら進んで、最後にシュートするというものでした。
はじめて相手が嫌がったときは、S先生がいるときでした。すかさず、S先生は嫌がった子を注意をしたので、事なきを得ました。
注意の内容も「いやな相手でも我慢しなさい」的な注意ではありません!こういう注意をしているのを聞くと、「私が嫌われている」ということを余計に強調されているようで哀しくなったものです…
しかし、S先生は「バスケの練習は、相手が誰であってもうまくできないと意味がない。だから、2列に並んで(相手を決めずに)やっているんだ。相手を選んだら意味がない。」と、嫌がった子を一喝しました。
目先の「相手がいやだから」という感情をどうこうするのではなく、「バスケットボールをうまくなるために必要なこと」を説いたわけです。「ああ、S先生はすごいな!」と思いました。
私は、こうした状況(自分いじめられる側でいじめている子が叱られる状況)に立たされることが多かったので、先生の叱り方に非常に興味をもつことができました。どういう叱り方が、根本的な問題を解決するのか、子供の心にしっくりくるのか、そういうことを学べました。それが、後に塾の講師になったときに活かされたと思います。
とはいっても、たまに、S先生が用事などでいないときには、この漫画のようなことが起ったのです。
バスケットのコート半分の距離を、数回パスをして行くだけのこと。後ろの子に「はよ行けやー」といわれても、「え~、いややぁ~」といって動きません。そうして、練習が滞ってしまうと、なぜか『嫌がられているのに頑なに待っている私のほうが悪い』ような雰囲気なってしまうのです。
そう、まさに
『空気読んで、自分から身を引けよ!』
という感じです。
その空気もわかっていましたが、そんな理不尽なことに屈したくありませんでした。嫌がってわがままを言っている側が悪いのですから…。
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今もそうなのですが、私は空気が全く読めないわけではありません。
「空気を読め」といわれる状況というのは、非常に"理不尽"で"泣き寝入り"を強いられる状況が多いと思うのです。弱者として生きてきた期間が長い私には、"泣き寝入り"ほど相手を増長させ、行動をエスカレートさせるものはないということが、身にしみてわかっています。
『空気を読む』というのは、時に、
"泣き寝入りせよ"という無言の圧力に屈することでもあります。
(もちろん、すべての場合が、そうというわけではありません。)
ですから、私は、あえて『空気を読まない』ようにする事があります。
それが、さらに周囲をイライラさせる原因なのかもしれませんが…
"空気を読むことを強制する"人々と、同じぐらいの強さの"譲れない気持ち"が私にあるというだけのことなのです。
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さて、話を元にもどしましょう。
そのうち、練習が滞ることに我慢の限界にきたのか、私の後ろに並んでいた子(実は、嫌がっていた子と仲がよかった子)が、すっと前に出てきて、嫌がっていた子の相手に出ました。すると、暗黙の了解のように、他の子もどんどん私を抜かして練習を続け始めました。私は、列からはずされた形になりました。仕方がないので、もう一度、列の後ろに並びました。けれど、やはり同じことが繰り返されました。
場合によっては、嫌がる子の後ろの子が優しい子だった場合には、「じゃ、私いくから!」と出てきてくれる子もいましたが、だいたいかばってくれる子は同じでした。けれど、そういう子が現れるまで、私は列からはみ出しては、後ろに並び…を繰り返しました。
こんな仕打ちを受けて、本当に悔しかったです
けれど、いじめられて泣くのは私のプライドが許しませんでした。
この頃の私は、低学年の頃とは違って、
「いじめられて泣くのはかっこ悪い」
「いじめられて泣くのは相手の思う壺。そのほうが悔しい」
という気持ちが生まれてきた頃でした。
そして、こんないじめを受けるのも
「自分がヘタだから悪いんや。
いじわるされても、泣いたらあかんっ」
と泣くのを我慢しました。
ただ、黙って相手になってくれる子が出てくるのをじっと待ちました。
バスケの練習に参加するのは、自分で決めたこと。
どうしようもないほどヘタクソなのもわかっていたこと。
ヘタクソなら練習するしかない。
だから、いじわるを我慢してでも、私はバスケの練習することを選んだのです。
幸いにも、"S先生がいない"という状況は少なかったので、いじめがエスカレートすることもなく、乗り切ることができました。
やはり、子供にとって、"指導者の存在"と"指導者の毅然とした態度"は大切ですね。
こうして、いじめにも屈することなく、体力の限界と戦いながら、とにかく一生懸命に練習に通いました。
そんな、ある日のこと…
次回に続きます。
(え?こんなとこで切るなんていじわる?うふっ)
いじめにも屈することなく
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