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【社会】

大銀杏、幹移し根元再生へ 鶴岡八幡宮、作業進む

2010年3月12日 21時39分

 再生に向け枝が払われた鶴岡八幡宮の「大銀杏」=12日午後、神奈川県鎌倉市で共同通信社ヘリから

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 神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮で10日に倒れた県指定天然記念物「大銀杏」を再生させるため、八幡宮は12日、根元から3〜4メートルの幹部分を近くに移植する作業を本格化させた。13日も続ける。八幡宮からの依頼で調査した東京農大の浜野周泰教授(造園樹木学)のアドバイスを受けた作業。

 八幡宮は12日、県、市と大銀杏の再生方法について協議し、県と市が八幡宮の意向を尊重することを確認。県指定天然記念物は、許可なく切断などの現状変更が禁じられているが、県が特例で許可した。

 八幡宮での作業とは別に、県は自然環境保全センター(厚木市)で大銀杏の枝を400本挿し木し、育成を始めた。

(共同)
 

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