高速増殖炉「もんじゅ」に反対する市民団体「とめよう『もんじゅ』関西連絡会」(大阪府枚方市)が9日、県庁と敦賀市役所を訪れ、運転再開を認めないよう求める要望書を、西川一誠知事と河瀬一治市長あてに提出した。
関西3府県から10人が出席。もんじゅ直下に2本の活断層が見つかり、「活断層の上には原発を作らない」という当初の国の説明に反しているなどと指摘した。また00~10年に5回、もんじゅ近くの敦賀市白木で同団体が行った風向調査の結果も提出。白木から飛ばした風船が関東地方まで飛んでおり、大事故が起きれば広範囲に被害が出るなどと述べた。【酒造唯】
毎日新聞 2010年3月10日 地方版