先日、アジアツアーが大成功だった女性ボーカルユニット、Kalafinaが2ndアルバム『Red Moon』を3月17日にリリースする。『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』主題歌「光の旋律」、劇場アニメ『イヴの時間』主題歌「I have a dream」など全13曲入り。初回盤のDVDには「Lacrimosa」、「storia」、「progressive」、「光の旋律」のライブ、昨年のボストンでのイベントのドキュメント映像を収録。
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●梶浦由記さんが綴る音の世界旅行に3人のボーカルワークで挑戦!
――東名阪ツアーに続き、台北、上海、香港のアジアツアーも大成功でしたね。
Wakanaさん:2009年は新たな自分達の可能性を見出した年であり、多くのライブ経験が積み重なったからこそ今回、アジアツアーも実現したと思います。
――1stアルバムから約1年経過しての2ndアルバムのリリースになりました。
Wakanaさん:1stの収録曲の半分が『空の境界』のテーマ曲で、Kalafinaがどんなユニットなのかを示したアルバムでした。2ndでは1年間にシングルを4枚出して、ライブもたくさんやって、アピールできた手応えを感じたこともあって自由に、幅広くKalafinaらしさを表現できたと思います。1曲ごとにリードボーカルを変えたり、13曲中9曲と新曲がほとんどなのもその表れかなと。
Keikoさん:13曲すべて違ったタイプの曲で、「光の旋律」はヨーロピアン、「テトテトメトメ」は中近東、「春は黄金の夢の中」はジャパネスクを感じさせる、ちょっとした音の世界旅行みたいな。梶浦(由記)さんも遊び心をいっぱいで自由に作ったのかなって。たぶん1年前には表現力が届かなかったかもしれない曲も今回歌えたのは3人が成長した結果かなという嬉しさもあります。
Hikaruさん:このアルバムでアジアツアーに続いての挑戦をさせてもらえたし、3人でいることの意味を改めてわかった気がします。Wakana×Keiko×Hikaru=可能性∞という確信も聴いて感じていただけると思います。
●『Red Moon』は13の物語で構成されるぜいたくなミュージカルアルバム!?
――曲の構成もいいですね。4曲のタイアップ曲がありながらも最後まできれいな流れで。ボーカルの素晴らしさもあって歌劇のCDを聴いているような。
Keikoさん:ミュージカル調の物語ができあがっていて、10曲目の「intermezzo」でちょっと休憩して、また勢いのある「progressive」へという。
Hikaruさん:梶浦さんが子供の頃、よくオペラを観に行って、幕間の休憩時間にチョコを食べた記憶を元に作ったそうです。ひと息つきながら舞台が終わりを告げる寂しさ。そんな気持ちを綴った、ちょっとセピアな曲ですね。
――タイトルチューンが1曲目で、ミディアムチューンなのは驚きました。
Wakanaさん:長い曲で、弦で厳かに始まりますが、こんなにも情熱的だったのかと。詞も神々しく、変えられない運命に対しての叫びが描かれてます。制作していくうちに、この曲が一番アルバムにピッタリだと梶浦さんは思って、この曲をアルバムタイトルにしたんじゃないかと思います。
集計期間 : 10/3/2~10/3/8