ローカルニュース

理容師「替え玉」登録 「プラージュ」書類送検

2010年03月11日

 理容師の資格を持たない従業員に理容行為をさせるため、虚偽の届け出をしたとして、鳥取県警が理容師法違反の疑いで、大手理容チェーン店「プラージュ」を運営する「阪南理美容」(本社・大阪府藤井寺市)と、元山陰エリア統括マネジャーの男性(37)、プラージュ鳥取店(鳥取市安長)の元店長の女性(45)を、鳥取地検に書類送検したことが10日までに分かった。

 県に鳥取店の従業員として、大阪府富田林市の理容師の男性を届け出た疑い。

 県が昨年10月に行った立ち入り調査で、元マネジャーの男性が、倉吉店に勤務していた無資格の男性従業員(29)に、髪を切るなどの理容行為をさせていたことが判明した。

 県は同社に文書で改善を指示。同社は元マネジャーの男性や全国の店舗に改善措置を取るよう通知していた。

 その後、元マネジャーの男性は男性従業員を鳥取店に異動させたが、引き続き元店長の女性のもとで理容行為を行わせていた。業務の際には理容師の男性の名札を付けていたという。

 元マネジャーの男性は「自分の命令でさせた。責任を取りたい」として3月末に退社予定、元店長の女性は2月末に退社している。

 同社広報担当者は「理容行為をした男性は実地修練生。客の髪を切ってはいけないという認識はあったと思う。今後、理容師の免許のコピーを確認するなど、法的な指導やマニュアル作成を進め、再発防止に努めたい」と話している。

 同社は全国で418店を展開し、前年度の売上高は約267億円。



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