中津川市議会は11日、本会議を再開し、7人が一般質問に立った。安部成信企画部長は「2009年度の国民健康保険料の滞納額は、前年度比2000万円増の5億8031万円だった」と述べ、保険料の滞納額が急増していることを明らかにした。
個人市民税の滞納額は3億2482万円(08年度比320万円減)、固定資産税の滞納額は5億4208万円(同110万円減)だった。大山耕二市長は「昨年4月に設置した収納対策本部の活動を充実させる」と述べ、滞納削減を目指す方針を示した。
桜井邦彦水道部長は下水道・し尿汚泥を同時処理する施設を整備する「ミックス事業」を苗木地区で行うことに地元住民が反発している問題について「(予定地は)費用面だけでなく総合的に公平、公正に選定した結果であり、見直すつもりはない」と述べた。
【妊婦のたらい回し問題】東濃東部には中津川市民病院のほかに産科のある病院がなく、受け入れができる患者はすべて受け入れ、たらい回しはしていない。(桂川一二病院事業部長)
【不登校】1月末現在の不登校児童生徒数は、小学生10人、中学生30人。2006年度の中学生の不登校生徒は73人、08年度は48人で減少傾向にある。(大井文高教育長)
【空き家対策】2009年度の空き家数は949件で、市内外に情報発信し人口減、地域活性化対策につなげたい。(小県正幸生活環境部長)
(本田英寛)
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