| 2010年 3月 11日 |
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四国フェリーも航路廃止届けを取り下げ
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今月26日を最後に宇高航路から撤退するとしていた高松市の四国フェリーが11日、四国運輸局に出していた事業廃止届を取り下げました。これで当面、2社での運航が続く見通しです。四国フェリーは宇高航路について「利用者から航路継続の要望があったうえに従業員からも雇用継続の強い要望があった」などととして午前11時、四国運輸局を訪れ、事業廃止届を取り下げました。四国フェリーは、午後から会見を開き、来年3月末まで、現在のまま、1日22便の運航を続けることを明らかにしました。従業員は、希望者全員を来月1日から新会社で雇用する方針で賃金などのコスト削減を図り、少なくとも1年間は、利用客の足と雇用を確保するとしています。四国フェリーが国道フェリーに続いて廃止届けを取り下げたことで宇高航路は今月27日以降も当面、これまでの2社体制が続く見通しです。
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井原市で石垣崩れ男性1人死亡
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11日午後、井原市で畑のそばにある石垣が崩れ、下敷きとなった81歳の男性が死亡しました。午後2時35分ごろ、井原市芳井町の農業、三宅四郎さん(81)の自宅の北側にある石垣が高さ1メートル、幅2メートルに渡って崩れました。この事故で当時、石垣の下にいた三宅さんが下敷きとなり亡くなりました。警察によりますと前日も同じ石垣で落石があり、三宅さんは破損した給水タンクの確認に行っていたということです。警察ではここ数日の雨で地盤が緩み、石垣が崩れたのではないかとみていて、石垣が崩れた原因を詳しく調べるとともに付近の住民に対し近づかないよう注意を呼びかけています。
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裁判員裁判の判決書 裁判官だけで変更
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去年12月、岡山地裁で言い渡された裁判員裁判の判決で、罪の重さの理由について書かれた部分がその後に裁判官だけで作った書類では別の表現に言い換えられていたことが分かりました。この裁判員裁判は去年12月、岡山地裁で開かれたもので、夫を包丁で刺したとして殺人未遂などの罪に問われていた女に懲役5年3カ月の判決が言い渡されました。このときの判決では罪の重さの理由について「再犯に及ぶ可能性が大きい点は考慮要素にならない」という表現でした。しかしその後、裁判官だけで作った記録用の書類では「再犯の可能性がないとはいえないもののそれが大きいといえるかは不明で考慮できない」と言い換えられていました。この裁判員裁判では市民から選ばれた6人の裁判員が参加し、審理を行いました。表現が言い換えられた理由について岡山地裁は個別の事件の内容は答えられないとしています。
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倉敷市議会議員の政務調査費返還求め提訴
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倉敷市議会議員10人が政務調査費を不当に支出したとして倉敷市の市民団体が市長に対して約32万円を市議から返還させるよう求める訴えを11日、岡山地方裁判所に起こしました。訴えを起こしたのは倉敷市民オンブズマンです。訴えによりますと昨年度の政務調査費の内、10人の市議が計上した94回分の代行運転の代金、約32万円は目的外の支出だとして議員から全額返還させるよう伊東市長に求めています。このうち約20万円は住民監査請求のあと返還されていますが、オンブズマンでは、返納したからといって不当行為に変わりなく司法の判断を仰ぎたいとしています。これ対して倉敷市の伊東市長は訴状が届いていないのでコメントは差し控えるとしています。
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