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ケージにすき間62カ所 トキ9羽死んだ保護センター(2/2ページ)

2010年3月12日7時43分

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写真:テンが侵入した場所を特定するため、順化ケージを調べる佐渡トキ保護センター職員ら=新潟県佐渡市新穂正明寺、同センター提供テンが侵入した場所を特定するため、順化ケージを調べる佐渡トキ保護センター職員ら=新潟県佐渡市新穂正明寺、同センター提供

 テンはもともと島にいたものではないという。地元の獣医師坂田金正(きんせい)さん(77)によると、1960年代、野ウサギが増えて林業の被害が深刻化したため、駆除のためキツネなどとともに本州から二十数頭を放した。島には熊やイノシシがいないため襲われることがなく、えさも豊富なことから年々増殖し、現在2千頭はいるとみられている。

 一昨年秋に初めて自然界に放されながら、約3カ月後に島内で死んでいるのが確認されたトキは、タヌキに襲われたとみられている。タヌキも江戸時代に本州から島内に持ち込まれ、繁殖したという。(高橋淳)

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