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ローソン子会社元幹部2人を資金の不正流用疑惑で告訴 東京地検
コンビニエンスストア大手「ローソン」の子会社でチケット販売などを手掛ける「ローソンエンターメディア」(LEM)元幹部らによる資金の不正流用問題で、ローソンは11日、LEMの元専務(38)と元取締役(53)の2人を特別背任罪で東京地検特捜部に告訴したと発表した。告訴状の提出は4日。
ローソンによると、LEMの元専務らは平成19年、都内の仲介会社「プレジール」(東京都港区)と共謀。コンサートの企画会社など興行主にチケットを販売する際、プレジールを取引に仲介させ、チケット代金を投資に回す手法を始めた。しかし、こうした代金の不正流用が原因で20年10月以降、プレジールから興行主への支払いが滞った。プレジールの社長は専務の知人だったという。
ローソンは、元専務らが不正流用を知りつつ、独断でLEMに興行主へのチケット代金支払いを肩代わりさせるなどし、LEMに約100億円の損害を与えたとしている。