判事・検事ら1000人超処分=司法の腐敗深刻に−中国
3月11日18時35分配信 時事通信
【北京時事】中国で2009年、法規違反で処分を受けた判事ら裁判所職員が795人、検事ら検察職員が247人で計1000人を超えたことが11日、北京で開会中の全国人民代表大会(全人代)での最高人民法院(最高裁)と最高人民検察院(最高検)の活動報告で分かった。このうち、刑事責任を追及されたのは裁判所が137人、検察が25人だった。
中国共産党・政府は官僚の腐敗撲滅に取り組んでいるが、最高人民法院の黄松有元副院長が1月、収賄などで無期懲役を受けるなど、検察・司法部門の腐敗も深刻化していることが浮き彫りになった。
同法院の王勝俊院長は「職業道徳意識が低く、法を曲げて私利をむさぼる一部の判事によって、民衆の司法への信頼が損なわれている」と指摘。研修や監督で判事の質を高め、公正な司法の維持に取り組む決意を示した。
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同法院の王勝俊院長は「職業道徳意識が低く、法を曲げて私利をむさぼる一部の判事によって、民衆の司法への信頼が損なわれている」と指摘。研修や監督で判事の質を高め、公正な司法の維持に取り組む決意を示した。
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最終更新:3月11日18時37分