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ホリエモン33万円相当差し押さえ

 ライブドア(LD、現LDH)の粉飾決算事件による株価急落をめぐり、個人株主らがLD側や元社長堀江貴文被告(37)=刑事事件で東京高裁が実刑判決、上告中=ら旧経営陣に損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は10日、東京・六本木ヒルズの堀江被告宅のテレビや沖縄三線など5点(計約33万円相当)の差し押さえを執行した。

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 強制執行の最中に自宅に戻ってきた堀江被告は、迷彩柄の上着にジーンズ、ニット帽、黒縁メガネ姿。自身のブログに早速「強制執行って何の前触れも無く来るのね。鍵屋使って合鍵つくって勝手に忍び込むんです。コソ泥並ですね」とリアルな舞台裏をつづり、怒りをあらわにした。

 差し押さえられたものは大画面テレビのセット、ワインセラー、ゴルフセットと三線。評価額は合わせて33万円だった。不動産や預金、個人情報が入っているパソコンなどは対象となっていない。

 差し押さえが33万円分だったことに、堀江被告は「俺って物欲ないからなーんもないのよ。夢とか面白いものにしか金使わないから」と自宅に金目のものがなかった理由を説明し、執行官が「小室(哲哉)さんのところに入った時はもっと色々出てきたんですけどねぇ〜」と話していたことまでブログで暴露している。

 執行に立ち会った五十嵐潤弁護士によると、堀江被告は「なぜこんなことをするのか」と不服そうだったという。ブログでも強制執行について「嫌がらせ目的としか思えない」と憤慨。差し押さえられた5点は4月7日に競売にかけられる予定で、希望者は堀江被告宅に出向いて参加し、落札額は原告らに配当される。堀江被告は競売の執行停止を申し立てる予定という。

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