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万全のはずが…放鳥予定だったトキ9羽死ぬ

佐渡トキ保護センター・野生復帰ステーションの順化ケージ内部のビデオ映像。左の丸印の中に動き回る小動物が映っている(環境省提供)
佐渡トキ保護センター・野生復帰ステーションの順化ケージ内部のビデオ映像。左の丸印の中に動き回る小動物が映っている(環境省提供)
Photo By 提供写真

 環境省は10日、佐渡トキ保護センター(新潟県佐渡市)の野生復帰ステーションの順化ケージで、放鳥に向け訓練中だったトキ11羽のうち、9羽が死に1羽が負傷したと発表した。

 ケージ内の足跡や監視ビデオカメラの映像から、イタチなどの小動物が侵入したとみられる。順化訓練中に外敵に襲われたのは初めて。

 環境省は原因究明まで順化ケージでの訓練は中断。「万全の対策を取っていたが、穴を見つけて入った可能性がある」とし、どこから侵入したかを調べている。また秋の放鳥については「努力はするが、なかなか難しい」と延期も示唆した。

 環境省によると、9月に放鳥する予定で訓練していた11羽のうち10羽。9羽はオス2羽、メス7羽で1羽は捕食され、ほかは首などにかまれたあとがあった。負傷したのはオス1羽で回復は難しい状況という。2歳のメス1羽は無傷だった。

 ビデオの映像から侵入は9日午後6時ごろとみられる。当時、職員はおらず、環境省は「場合によっては24時間の監視体制が必要かもしれない」としており、管理の見直しも検討する。

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