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捕鯨監視船に侵入容疑、シェパード活動家に逮捕状

 南極海で調査捕鯨を行っていた捕鯨船団の監視船「第2昭南丸」に先月、反捕鯨団体シー・シェパードの活動家の男が侵入した問題で、海上保安庁は11日、艦船侵入容疑で男(44)の逮捕状を取った。

 男は船員法に基づいて同船で身柄を確保されており、同庁では同船が12日午前にも東京に到着し次第、逮捕する。

 調査捕鯨船団への妨害活動を繰り返してきたシー・シェパードのメンバーを、日本の捜査機関が逮捕し、取り調べを行うのは今回が初めてとなる。

 逮捕状を取ったのは、シー・シェパードの小型高速船「アディ・ギル(AG)号」のニュージーランド人の元船長。AG号は今年1月、昭南丸と激しく衝突して大破しており、元船長は先月15日、水上バイクで第2昭南丸に近づき、侵入防止用の網をナイフで切って船内に侵入していた。海上保安庁ではこのほか、一連の調査捕鯨妨害についても調べる方針だ。

2010年3月11日23時45分  読売新聞)
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