こんにちは。夜が似合う町・赤坂でのブラタモリ、お楽しみいただけましたでしょうか。

“大人の町”ってこういう場所を言うんだろうな、と思わずため息が出ました。料亭が軒を連ねる静かな道に、人力車でやってくる芸者さん。道を隔てたナイトクラブには、各界の著名人がハイヤーを乗り付ける。夜の闇、料亭の黒板塀、黒塗りの車・・・最初に感じたのは、つややかな、大人の“黒”。そして一歩入ると、レッドカーペットに、芸者さんの紅の色、名前があらわすとおり、華やかな“赤”が似合う町でした。今はなくなってしまったナイトクラブも、迎賓館も料亭も、雰囲気は違っても、趣向を凝らしておもてなしをするという心意気で、町が一つになっているように感じました。

今回、「ブラタモ写真館」では、アメリカ大使館のそばにある「米国ビザ却下のご相談は・・・」という看板をご紹介しました。奇しくも、先日、アメリカ大使館にビザを申請する必要が生じまして、面接に行ってきました。入管チェックを受けるまで、１時間くらい外で待ちます。所在無く周りを見渡してあの看板を目にすると、何となく心強いような気が・・・しないでもなかったです。

六本木ヒルズや東京ミッドタウンに行ってみても、ファッションやスイーツには見向きもせず、江戸の痕跡を探します。おしゃれなディスプレイに囲まれた場所で何がわかるのかと思いきや、タモリさんならではの想像力をお借りして、“江戸散歩”を大いに楽しむことができました。

お名残惜しくはありますが、３月１１日木曜日、最終回です。どうぞご覧くださいませ。