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「自民政権当時のムダ暴け」省別レビューを5月に実施 刷新会議
政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)が11日夜、首相官邸で開かれ、自民党政権が編成、執行した平成21年度予算の無駄遣いを各省庁それぞれが見つけ出す「行政事業レビュー(再調査)」を行う方針を決めた。
「レビュー」は、刷新会議が選んだ有識者が公開の場で議論する「各省版の事業仕分け」。5月に公開仕分けを実施し、6月に中間報告を公表する。
刷新会議では他にも、政府系公益法人や独立行政法人を対象にした「事業仕分け第2弾」も4月下旬以降に行う予定。レビューと合わせて国民に公開することで、官僚の天下りの実態や自民党政権が積み上げた予算の無駄を明らかにして、夏の参院選に向けて、支持率が低迷し始めた政権の浮揚につなげたい考えだ。
「レビュー」は、副大臣らによる「予算監視・効率化チーム」を各省庁に設置するなど3月中に態勢を整備。4月上旬に行政刷新会議に取り組み状況を報告し、5月末ごろに公開で仕分け作業を実施する。6月には結果の中間とりまとめを公表し、今夏に行う平成23年度予算の概算要求にも反映させる。
同会議では「予算編成過程を国民に開示することで、国民視点に立った予算策定を徹底し、政治に対する国民の信頼を高める」としている。
同日の刷新会議では、規制改革に関する分科会を設置し、環境、医療、農業の3分野で作業部会を設置することも決めた。