平野博文官房長官は11日、鳩山由紀夫首相が公邸に入居した際にかかった費用は694万円だったと発表した。先月の政府答弁書では、内装補修に218万円、就寝用の和室の床改修などに195万円を公表していたが、これに「点検・清掃・クリーニング費」281万円を加えた。
答弁書では、鳩山氏以前の自民党の3首相については「清掃費」なども合算して公表していた。入居費の総額は、安倍晋三元首相は222万円、福田康夫元首相は282万円、麻生太郎前首相は382万円。平野氏は「(鳩山氏の費用については)工事費についていくらかという質問主意書だったから、その部分の数字を(答弁書で)答えた」と述べた。