【社会】元保育士の男を再逮捕 園児わいせつ、画像譲渡の疑いも2010年2月18日 朝刊
元保育士が勤務先の保育園児にわいせつな行為をして撮影したとされる事件で、愛知、佐賀、石川の各県警の合同捜査本部は17日、強制わいせつと児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の両容疑で、佐賀県吉野ケ里町、元保育士真木秀和容疑者(32)=児童買春・ポルノ禁止法違反罪(提供)で公判中=を逮捕した。複数の園児のわいせつ画像を所持しており、捜査本部は被害の裏付けを進める。 逮捕容疑では、昨年4月と5月の2回、佐賀県の私立保育園で、園児(5つ)にわいせつな行為をし、その場面を携帯電話に付いたカメラで撮影したとされる。容疑を認め「児童ポルノに興味があった」と供述している。 捜査本部への取材では、昼寝中の園児に添い寝するなどして、ほかの保育士の目が届かないすきに犯行を繰り返したとみられる。撮影した画像の売却やインターネット上での公開は確認されていないが、一部はUSBメモリーに記録して他人に譲った疑いがある。 真木容疑者は2003年10月に同保育園でアルバイトを始め、04年2月に正職員。昨年11月、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑(製造)で逮捕=起訴猶予=され、保育園を解雇された。同12月、同法違反容疑(提供)で再逮捕、起訴された。捜査本部は容疑者のパソコンなどを分析した結果、園児のわいせつ画像が多数見つかり、撮影の経緯などを調べていた。
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