松坂屋本店で11月3日まで
大胆な筆遣いで「愛」の文字を書く矢野きよ実さん=中区の松坂屋本店で
書家でもあるタレントの矢野きよ実さん=熱田区=の書道展が29日、中区栄の松坂屋本店南館で始まった。17歳から本格的に書を始め、霄花(しょうか)の雅号を持つ。4回目の今年は約100点を展示した。11月3日まで。入場無料。
矢野さんは米国で多臓器移植手術を受けた後、亡くなった各務宗太郎君を応援していた。「宗太郎君やいろんな人と出会う中で、今まで恥ずかしくて書けなかった『愛』『ありがとう』『生きる』って言葉がどれほど大切か感じて、泣きながら書いた」と話す。
「愛」をテーマに「生きている 生きてやる 生きたい 君のために」などと書いた新作が並ぶ。29日は書のパフォーマンスがあり「頑張ってと言えるのは頑張ってと言われた人だからこそ言える、そんな書道展です」などと話して「愛」などの作品を書き上げた。
書のパフォーマンスは11月1日午前11時にもある。
(2008年10月30日)