阪急電鉄は10日、阪急百貨店うめだ本店が入る「梅田阪急ビル オフィスタワー」を5月6日に開業すると発表した。オフィスタワーは15〜41階部分で、延べ床面積は10万3千平方メートル。新日本監査法人や繊維大手のクラレが大阪本社や事務所を移転するほか、衛生陶器大手のTOTOなどがショールームとして活用することが決まっている。
オフィスタワーは4月1日に完工する。開業時点では満室とならないが、大幅な賃料値下げなどはせず、数年かけて空室ゼロを目指す方針だ。
同ビルの建て替え工事は2007年7月に着工され、昨年9月に地下2階〜地上13階部分が百貨店としてオープン。その後も2期工事が続いており、百貨店は12年春に全面開業の予定だ。