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病院内での暴言や暴力対策へ、医師や看護師に現職刑事が講演/厚木

2010年3月2日

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 厚木市立病院(同市水引)で1日夕、厚木署刑事担当次長の岩崎忠雄さんが医師や看護師約130人を対象に「病院の暴言・暴力対策」と題して講演した。病院内での理不尽な暴言や暴力への対策を講じようと、現職刑事を招いた。岩崎さんの豊富な経験から語られる事例に出席者は熱心に聞き入っていた。

 病院内暴力は、医療従事者が患者らから精神的・身体的暴力などの被害を受けることとされ、最近では「モンスターペイシェント」(モンスター患者)という和製英語も生まれている。

 岩崎さんは、そうした背景として「医療従事者はたくさんの仕事を抱え、患者とのコミュニケーションをとる時間が十分にない」などと指摘。トラブルが発生した場合は(1)丁寧な言葉遣いをする(2)冷静に対処し相手の口車に乗らない―などの対応を挙げた。

 予防策としては、病院内を明るい雰囲気にするほか、事例を検討するミーティングなどの日常の備えや、来訪者への積極的なあいさつなどの良好なコミュニケーションづくりが必要と強調した。

 鑑識も経験し事件現場を多く踏んできた岩崎さんは、「患者をそうさせたのは自分が悪い」と考えてしまう被害者の心のケアも大切だ、と話していた。


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