大分市役所もビックリ仰天！　まさかあの娘がミスなんて…

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グランプリに選出された板井麻衣子（左）

　「２０１０ミス・ユニバース・ジャパン」の最終選考会が９日、東京都内で開かれ、大分県臼杵市出身の板井麻衣子さん（２５）が世界大会の日本代表に選ばれた。上智大ポルトガル語学科卒の才媛だが、前職は大分市役所の臨時職員。元同僚らは、「まさかあのコが…」とビックリ仰天だ。

　「採用前に面談したときから、この職場にはもったいないくらいの女性と思っていました。美貌と長身で細身のスタイルもさることながら、理知的で言葉遣いも非常にていねい。性格も清楚で、おしとやかな印象です。九州の女性らしく、奥ゆかしさと謙虚さも持ち合わせており、教育長の秘書業務を完璧にこなしてくれましたね」

　こうベタぼめするのは、板井さんが大分市教育委員会教育総務課に在籍した昨年１０月から１２月末までの間、直属の上司だった冨田信男課長（５６）。筆記試験の成績が優秀だったことから、直接面談して採用を決めた。ミス・ユニバースに応募したことは昨年１２月、九州大会で優勝し、ファイナリスト１４人に残った時に初めて聞かされたという。

　「寝耳に水でした。貴重な戦力でしたから辞められるのは非常に痛かったのですが、個人的にはぜひ東京で一旗あげてほしいと思いました。まさか、あそこまで大胆に変貌するとは思っていませんでしたけど。ハハハ」

　普段の勤務時は落ち着いた地味な印象の私服ばかりで、市役所、それも教育委員会勤めということもあり、派手さや露出は、ほぼゼロ。それだけに、大胆な水着姿で自信満々にステージを歩く姿は、課長が知る“板井クン”とは大きくかけ離れたものだったようだ。

　「臼杵の旧家ではぐくまれた品性と家族の愛情がもたらした天真爛漫さ、海外留学で養った国際性が彼女の武器です。世界大会で上位に進出したら、何かイベントを考えないといけませんね」

　同僚らは板井さんの代表選出を９日深夜のインターネット速報で知った。多忙な板井さんからはまだ連絡はないが、同僚ら１２人は１０日朝、快挙を報じる朝刊各紙を手に、『やったねー！』と喜びを分かち合ったという。世界に羽ばたく“市役所の星”に、大分市民も注目している。