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西武首脳陣が期待する菊池メッタ打ち大炎上

2010年03月10日17時00分 / 提供:ゲンダイネット

ゲンダイネット

●自分でメッキを塗ってる

 首脳陣が期待しているものは「快投」ではなく「炎上」だという。

 9日、教育リーグの巨人戦で初めて他球団相手に投げる西武の菊池雄星(花巻東)のことだ。すでに先発登板が決まっており、長くても2、3イニングを投げる予定だという。

 8日は試合が行われる西武ドームのマウンドで投球練習。途中、橋本投手コーチを打席に立たせるなど、85球を投げ込んだ。

「西武ドームのマウンドは投げやすいですね。9日は相手どうこうじゃなくて、課題を見つけること。不安もあるけど、キャンプから比べたら良くなっている。感覚はいいです。どれだけ通用するか、勉強しながら勝ちたい」

 と、最後は本音をのぞかせた菊池だが、首脳陣の考え方は正反対。橋本コーチに「菊池はしばらく二軍預かり」とドラ1左腕を託された小野二軍投手コーチがこう言うのだ。

「今年の12球団のルーキーの中じゃ一番頭がいいのは確か。でも、問題は頭が先行していることなんだよ。例えば、菊池は『こうするにはどうしたらいいか』ってことを考えてるみたいだけど、それを逆にしなきゃ。『あ、こうだったから、ああすればいいんだ』って、体で覚えなきゃいけない。その方が理解は深まる。一番いいのは試合でメッタ打ちされることだな。メッキをボロボロはがして、菊池の原石を見つけてやらないと。どうも、まだメッキを自分で塗ってるみたいだからなあ」

 キャンプ中、一軍の首脳陣は菊池にノータッチだった。当初は早い段階で実戦に投げさせて、打たれてから初めて指導する予定だったが、本人の体力不足などもあって実戦登板が大幅にずれ込んだ。結果的に菊池を見守るだけで放置する形になってしまった。そのことが菊池の理屈先行を助長させ、本人はフォーム固めで右往左往。結局、何ら前進せぬままキャンプは終わった。

 今回の巨人戦は、首脳陣にとってようやく菊池にメスを入れられる格好の機会。それが好投でもされようものなら、また「自分の考えていることは間違っていない」と自信をつけかねない。

 小野コーチは「大丈夫。アイツはどん底に落ちても必ず這い上がってくる」と期待するように、巨人打線の爆発こそが、西武首脳陣の願いなのだ。

(日刊ゲンダイ2010年3月9日掲載)


関連ワード:
西武  炎上  巨人  教育  

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