世界のCEO100人がソウルへ

　世界一の富豪でマイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏、アップル社のスティーブ・ジョブズ最高経営責任者（CEO）、欧州を代表する製造企業シーメンス社のペーター・レッシャーCEO…。

　世界をリードするCEO約100人が11月にソウルに集結する。

　知識経済部は10日、「世界の著名な企業家約100人が参加する『ソウルG20（主要20カ国・地域）ビジネスサミット』を11月に開催する」と発表した。

　同会議を担当する組織委員会は同日、ソウル・汝矣島のKTビルに事務所を開設し、公式業務を開始した。知識経済部のチェ・ギョンファン長官と大韓商工会議所の孫京植（ソン・ギョンシク）会長、韓国全国経済人連合会の趙錫来（チョ・ソクレ）会長が共同委員長を務める。G20ビジネスサミットは、G20首脳会議（11月11−12日）の開催に合わせ、同月10−11日にソウルで開催される予定だ。組織委員会は、中国のコンピューターメーカー、レノボ社の楊元慶会長やインドのタタ自動車のラタン・タタ会長ら、各国を代表する企業家を招待する。


　また、グーグルのエリック・シュミットCEOやソロス・ファンド・マネージメントのジョージ・ソロス会長、ゼネラル・エレクトリック（GE）のジェフリー・イメルトCEO、京セラグループの稲盛和夫名誉会長ら、世界的に知られる企業家も招く予定だ。

　韓国からは、李健煕（イ・ゴンヒ）サムスングループ前会長、現代・起亜自動車グループの鄭夢九（チョン・モング）会長、LGグループの具本茂（ク・ボンム）会長ら、多数の企業家が参加する予定だ。

　G20首脳会議が開催された20008年以降、首脳会議と民間の行事が同時に開催されるのは今回が初めてだ。G20ビジネスサミットでは、貿易や投資、金融、グリーン成長、企業の社会的責任といった分野に分かれ、ディスカッションを行う。また、企業家同士の出会いの場も設けられる。組織委員会の関係者は、「政界と財界の世界的リーダーが一堂に会し、経済危機脱出のための対策を模索する場となるだろう」と語った。

李性勲（イ・ソンフン）記者