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札幌圏

石狩の救急当番体制 来月から平日深夜は内科の維持困難 (03/09 14:23)

 【石狩】石狩医師会が4月以降、平日の深夜時間帯(午後11時〜翌朝7時)の内科系救急当番病院体制の維持が困難になった、と市に申し入れていることが8日、分かった。市と医師会は札幌市内の病院に協力を求め、4月以降も深夜時間帯に市民が医療機関を支障なく受診できる体制を整える考えだ。

 石狩市内の内科系の夜間救急体制は現在、午後7時から翌朝7時までで、主に石狩幸惺会病院と石狩病院が当番病院となっている。日曜・祝日の日中(午前9時〜午後5時)は2病院のほか、福島医院と鎌田内科クリニックもローテーションに入っているが、個人病院医師の高齢化によって、ほとんどが石狩幸惺会病院と石狩病院が担っている。

 2病院も医師の不足で、過重な負担となっており、4月から平日の救急当番病院体制は午後7時から同11時までとする。医師会の我妻浩治会長は「夜間は2病院の勤務医を中心に回してきたが、負担が大きいため、市に申し入れた。ただ、土日・祝日は札医大から応援を得て、従来通りの体制を維持したい」と話している。

 札幌市内では内科・小児科系の場合、札幌市医師会の夜間急病センター(札幌市中央区大通西19)が午後7時から翌朝7時まで救急医療に当たっている。ただ、石狩市内からは遠いため、市と石狩医師会は市内から近い手稲区や東区の病院に協力を要請。「協力病院」として市民が深夜時間帯に受診しやすいように調整を進めている。

 市保健推進課は「20日までに4月以降の体制を決めたい」と話している。(荻野貴生)

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