注目番組の視聴率

●日テレ好調でフジのシリに火がついた

《２１．０％》

　汐留がお台場を抜く日が来る――。テレビ業界ではこんな声が高まっている。日テレがフジを急追しているどころか、２月は月間視聴率で日テレが全日、プライム、ノンプライムでトップを記録し、３冠を達成した。好調なのはバラエティー。

　そこで、明石家さんまが出演した「しゃべくり００７」が１７．７％（ビデオリサーチ調べ・関東地区）、「ザ！世界仰天ニュース」１９．４％、「ぐるぐるナインティナイン」１８．０％、「秘密のケンミンＳＨＯＷ」が１９．２％、「世界の果てまでイッテＱ！」が１９．６％、「行列のできる法律相談所」が２１．０％といった具合。

　ちなみに、ドラマ「曲げられない女」も尻上がりに上昇し、先週の８回目で最高の１５．９％を記録した。フジはウカウカしていられない。

●打ち切られる「ジャーナる」は上昇機運

《１２．３％》

　今月で打ち切られるフジ日曜夜の番組「情報エンタメＬＩＶＥ　ジャーナる！」。１０％に届かない時期もあったが、今年に入ってからは常に１０％以上をキープして、バンクーバー五輪以降は１２％台まで上昇。７日は１２．３％を記録した。

　バンクーバーから戻った平井理央は７日、「生まれ変わった気持ちで頑張る」とコメント。時すでに遅しだが、それにしても、上昇機運の中で終了するのは出演者にはやりきれないのでは。新番組「Ｍｒ.サンデー」の宮根誠司、滝クリにはプレッシャーにはなるだろうが。

（日刊ゲンダイ2010年3月9日掲載）