mew34
2010-01-30

関係の多重ブラウザー・コネクテッド

テーマ:echoes←new
呑百姓相手にして疲れるスノビズムに逃避したくなりますw
さて高卒の私が日本を代表する知識人の方々を勝手にオモチャにして遊ぶechoesの3回目は
以前手取り足取り色々とご指導して頂いた恩人の松岡正剛先生です
本当は千夜千冊連環篇の他の記事から順を追ってご紹介したかったんですが
ちょっと繋がりがあったので「予想通りに不合理」を先にまな板に載せて見ることにしました

もう目利きの方でしたらリンク先の画像の文章御覧になった時点で
私が何を言いたいのかお分かりになるはずですが
松岡先生はスノッブなのでわざと敷居を高くしてほくそ笑んでる節がありますねw
この辺が武道家の内田先生の親切で判りやすい文章と違う所です
なのでちょっとだけ読解力を必要とします アフィの後に正解ありますんで

$■Pigg Rooms Japan■-class room

■石橋を叩けば渡れない
①初めから役に立つものなど決まっていない。
②リスクはプロセスのなかで発見するべきである。
③リスク・テイキングとは、臨機応変ということである。
④マネージとは未知をマネージすることだ。
⑤人の個性は変えられないから、むしろ個性を読み替えるようにしたほうがいい。
⑥統率とは教育であり、教育とは暗示である。つまり統率とは暗示なのである。
⑦チームワークは5~6人の小集団でつくりなさい。
⑧勇気こそが自信に先行する。
⑨民主主義よりも自主主義を。
⑩石橋を叩いていては渡れない。

■「逸脱」や「逸格」
たえず多義的なリスクに向かって、あえて未練がましく
それゆえつねにアソシエーション(組み合わせ)のほうに進んでいった。


どうしてそんなふうになったのかというと、何かを思考したり行動したりするときに
おそらく「不合理」や「非合理」や「非同質性」の多い出来事のほうを捨てないように
あるいは含ませるようにしてきたせいだった。ときには不合理な事情に富んだほうを抱握してきた。
 
これをカッコよく「不合理」や「非合理」のために闘ってきたとも言いたいけれど
それはやや言いすぎだろう。むしろぼくの思考や行動にさっぱり合理が一貫していないか
なんであれ「逸脱」や「逸格」が好きだったか、そういうせいだろう。

$■Pigg Rooms Japan■-class room

■アンカーリングとセルフ・ハーディング
行動経済学では、価格の選定は需要と供給のバランスでのみおこるものではない
という立場をとっている。
そこにはアンカーリングとセルフ・ハーディングがおこっていると見る。
セルフ・ハーディングというのは自分の判断に群れたがるという傾向をいう。

たとえばぼくは、学生時代は渋谷の大盛堂で本を買うことが多かった。
大盛堂で最初に入手した本や、その後の数回にわたる入手本が心地よかったからだ。
これがアンカーリングである。
しかしそのうち、探し求めた本が大盛堂になく、紀伊国屋に行って出会えた。
そこでしばらくは紀伊国屋に行くことが多くなった。
そこでは自分が何かを探して、別のものに出会えるという体験がふえていった。

そうすると、紀伊国屋に行くときは、ぼくは「ぼく自身の群衆化」(ハーディング)
をはかっていくようになった。人にも勧めるようになった。これがセルフ・ハーディングだ。
ぼくは、自分が本を求めていく自分の姿の複数化をはかるわけだ。


■「感情」と「勘定」
アントニオ・ダマシオの『無意識の脳・自己意識の脳』(1305夜)については
ぼくが思考や判断にあたって大事にしているのは「編集的自己」や「在点」である
ということを含めて、すでに紹介した。

そのときダマシオの「ソマティック・マーカー仮説」という
脳が身体的記憶をどのようにマーキングしているのかについての仮説も紹介しておいた。
そこに、“as if body loop”(あたかも身体ループ=AS-IFループ)ともいうべき
ソマティックなデバイスがはたらいていて、たえず“自伝的自己”のようなものを
保存していこうとしているということを解説しておいた。


ダマシオはコンベンショナル・メモリー(通常記憶)がワーキング・メモリー(作業記憶)と
切り離しがたいもので、そのため価値判断にはしばしばソマティック・マーカーが
関与することを立証してみせたのだった。
これはホモ・エコノミクスが市場において合理的な判断をするとはかぎらない
ということを応援演説するものだった。

ソマティック・マーカー仮説はいまや、行動経済学やその一分野でもある
神経経済学のなかにとりいれられつつある。「感情」と「勘定」はしだいに近づいてきているのだ。

予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」/ダン アリエリー

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無意識の脳 自己意識の脳/アントニオ・R・ダマシオ

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ポストメディア論―結合知に向けて/デリック ドゥ・ケルコフ

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御理解頂けましたでしょうか? 正解はもうリンクしてありますよw
reverberation=echoes でよろしいんですよね、先生?

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