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防府に新たな分娩機関 市内3ヵ所目 '10/3/10

 防府市内で分娩(ぶんべん)できる3カ所目の医療機関の開設届が9日、山口県防府健康福祉センターに受理された。同市栄町の手山産婦人科(手山知行医師)。許可の手続きなどが順調に進めば、4月1日に開業する。

 同市や同センターによると、市内で分娩できる医療機関は2005年度には6カ所あった。しかし、07年度以降は県立総合医療センターと民間の産婦人科医院の2カ所になっている。同市の出生数は08年度1040人。うち、県立総合医療センター約400人、産婦人科医院約150人と市内での分娩は5割強にとどまる。他は山口市や周南市などの医療機関で生まれた。

 手山産婦人科の開設で新たに年150〜200人の市内での分娩が可能になるという。この日の市議会本会議でも取り上げられ、松浦正人市長が「待ち望んでいた。早期開設につなげられるよう最善の努力をしたい」と期待した。(石井雄一)




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