<ENGLISH EDITION>

 このコ−ナ-では総合格闘技にまつわる未確認情報や怪しい噂、限りなく真実に近いオフレコただのガセネタ、ウソ、偽り、おおげさな表現、JAROにも相手にされないような、デマカセ、うさんくさいネタ、なんでも小耳にはさんだ情報などを、雑誌の片隅、新聞の隙間、商用ネットの暗闇から拾い上げ、当編集部の恐るべき取材力によって具体的に検証してお送りするコーナーです。胡散臭いものはより胡散臭く、確実なものはより正確に、あなたの御手元に届けます。

<このコーナーでの情報の評価基準>

真相・・・★★★★★ 団体の公式発表、広報ルートで確認した情報、筆者が直接視認した情報
            新聞・TV・ラジオなど公的メディア経由の試合結果

公式情報を提供戴いている団体

RINGS 修斗 慧舟会 KRS実行委員会

UFCJ

KINGDOM

公式HPよりの情報転載を許可されている団体

PANCRASE

・・・★★★★  新聞・TV・ラジオ・公式HPなど公的メディア経由の情報
    ★★★   信頼できる情報筋からの情報、公認出来ないがウラの取れている情報
    ★★    ウラ取りの出来ていない情報
    ★     信用することが難しい情報、風聞、推測情報
    無印    デマ、与太、悪口、想像、でっちあげ

このコーナーヘの情報掲載を希望される団体・関係者の方は、

            E-MAIL<bryann@ari.bekkoame.or.jp>

            FAX:06-356-7202(Muscle Brain's)   まで情報をお寄せください。

2月28日の噂 ★★ 日刊スポーツHPバトル面&週刊プロレス
「前田日明、引退特別試合に”270連勝の男”と対決?」

▼新シリーズFIGHTING INTEGRATION"を前に情報ラッシュとなったリングスだが、表に浮上してこない情報は、やはり前田日明選手の引退へのカウントダウンであろう。この木曜発売になった週刊プロレス誌でのインタビュウで、前田選手は4月に予定されている生地大阪での1試合と夏ごろ都内で行なわれるリングスでの引退興業&特別試合1試合程度で現役を終える心づもりを語っている。ただ、高田延彦選手とヒクソン・グレイシー選手の再戦が決定したことで、引退最後の花道と思い定めていたヒクソン戦が消滅、その青写真には大きな狂いが生じたことは否めない。

 そのインタビュウでも、また26日の会見でも前田選手はヒクソン選手に代わる、次の目標を示唆する発言を残している。−−−−「ロシアのゴリラより強い男」−−−−前田選手があえて、名前をあげず示唆するに留めたこの対戦相手について、日刊スポーツHPバトル面はアレクサンダー・カレリンであろうと断定している。無論、根拠らしい根拠はないのだが、ヒクソン選手を越える知名度とインパクトを思うならこの人物をおいて他はないと思わせるだけの実績をカレリン選手は残している。

 191センチ・135キロという規格外の巨体を誇るアレクサンダー・カレリン選手は、ロシア・シベリア出身の30歳。グレコローマンレスリング130キロ級では過去3回のオリンピックと7回の世界選手権といった、いわゆる世界大会でデビュー以来無敗の計49連勝中。その他の大会を含めると、20の時初の世界選手権大会出場をかけた国内大会でイゴール・ロストスキー(その年の世界選手権優勝者)に敗れて以来、国内外でこの10年間一度も敗れたことが無い。その連続記録は推定で270連勝となり、現在もそれを更新中であるという。まさに「世界最強のレスラー」の称号にふさわしい戦績を誇る。この爆発的な運動能力とその名声を目当てに過去、プロレスやアメリカンフットボール、UFCやハリウッドの映画に至るまでさまざまなスカウトの手が伸びたが、そのたびにカレリンは「ボクシングのリングでレスリングをするつもりはない」、あるいは「私と戦いたければレスリングの大会に出てくればいい」などと固辞する姿勢を貫いている。その背景には、カレリン選手はすでにアマレスでの飛び抜けた実績を背景に、年間100万ドル(約1億2千万円)を上回るスポンサー収入とロシア・レスリング協会での確固たる地位を既に築いてしまっているという事情がある。プロスポーツへの参入は全く必要もない訳だ。いわば、ヒクソン・グレイシー選手を担ぎ出すより、条件は厳しいと言えるかも知れない。

 ただ、現在カレリン選手が所属する組織はディナモ(旧ソ連内務省警察スポーツ組織)・ノボシビルクス・クラブであり、リングスロシアの中枢をなすスポーツサンボ組織はこのディナモが母体となっている。いわばリングスがこれまで培ってきたロシア・コネクションが当然、この交渉においては効力を発揮してくる可能性は高い。はたして、リングスネットワークが、カレリン選手をリフトアップ出来るか注目すべきであろう。

2月28日の噂 ★★★ ニューフルコンタクトHP
「ホイラー・グレイシー選手の対戦相手に佐野選手浮上」
▼3月15日に横浜アリーナで開催予定の「PRIDE−2」で、対戦相手が未定のまま、参戦のみ決定していたホイラー・グレイシー選手だが、ニューフルコンタクトHPの情報によれば、高田道場所属の佐野友飛選手がその空席に座ることになりそうだという。ただ、ライト級(VTJ96参戦時に79、6キロ)のホイラー選手がジュニアヘビー級の佐野選手との試合を了承するかが難しい所であろう。(現に、同大会でヘンゾ・グレイシー選手と対戦予定の菊田早苗選手が、90キロ契約での対戦を要求され、現在減量中という情報もある)
2月28日の真相 ★★★★★ 記者会見(詳細はCLICK HERE)
「プロ・アマチュア格闘家を公募」

▼先日26日の鈴木健取締役と安生洋二選手による記者会見の詳細なレポートが上がってきた。その内容についてはこちらをご覧頂くとして、所属選手の契約をすべて解除したキングダムでは、今後他団体のプロおよびアマチュア選手の参戦を基本路線の一つとしてやっていく方針を打ち出したようだ。募集要綱は以下のとおり。

1・心身共に健全な現在格闘技に携わっている男性で、格闘技の種別は基本的に全てであり、プロレスリング・相撲・柔道・空手系・レスリング・ボクシング・キックボクシング系・サンボ系・シューティング系・柔術系・総合・等

1・年齢15歳以上40歳以下。身長165cm以上。体重70kg以上。

1・試合はキングダムルールに乗っ取っ手行われる。

上記条件を満たしている者でキングダムでの試合を希望する者は、格闘技経歴を記入した履歴書と全身裸の写真(短パン着用)を下記に郵送して下さい。

送付先−〒158-0097 東京都世田谷区用賀4-16-3

(株)ベルトープ・キングダム係

応募者に対しては、書類審査を通った者にテストを行い、テスト合格者にはキングダム・ルールブックを貸与。既存のプロレス団体と大きく異なる点は、団体として新弟子採用とはならない点であり、当然従来の様に合宿所入り、チャンコ番等の責務は無い。日常、学生であったり、社会人として職務かあっても構わない。その合間をぬって各自練習場でトレーニングを行い、試合日に備える。試合はキングダムの大会の前哨戦でアマチュア大会として行うので、それに出場する事が出来る。アマチュア大会で優秀な成績を残した者で、プロ転向を希望する者に対しては再度プロテストを行い、キングダム、プロ格闘家・又はプロレスラーとして上位の試合にマッチメイクされていくことができる。プロとなった者にはファイトマネーは勿論、賞金マッチ等が

行われた場合、勝利すれば当然賞金も手中にする事ができる。又、通常は上記の手順を踏んで行く事が基本となるが、特例もあり、プロとしての闘っていた者、又はアマチュア大会等で過去の成績が非常に良く、本人が希望する場合、アマチュア大会に出場せずとも、プロテストを受け、これに合格した者はプロ選手として採用される場合がある。

2月27日の真相 ★★★★★ プレスリリース
「3・28 "FIGHTING INTEGRATION"1st カード発表」

▼3月28日東京ベイNKホールで開催予定の"FIGHTING INTEGRATION"1stのカードが発表になった。

第1試合

山本健一(フリー)vsヴァレンタイン・オーフレイム(リングスオランダ)

第2試合

坂田 亘(リングスジャパン)  VS  ウィリー・ピータース(リングスオランダ)

第3試合

成瀬 昌由(リングスジャパン)  VS  ギルバート・アイブル(リングスオランダ)

第4試合

グロム・ザザ(リングスグルジア)  VS  NHB系米国人選手

第5試合

高阪 剛(リングスジャパン)  VS  ニコライ・ズーエフ(リングスロシア)

第6試合

田村 潔司(リングスジャパン)  VS  ディック・フライ(リングスオランダ)

「リングス最新オフィシャルランキング発表」

▼2月26日、昨年度のワールドメガバトルトーナメントの結果と現在までの実績を考慮して、本年度のオフィシャルランキングが発表された。ただし、トーナメントで3位入賞したリングスジャパンの前田日明選手から1月31日付けでランキング返上の申し入れがあり、審議委員会で競技した結果、これを了承した。

チャンピオン 田村 潔司(リングスジャパン)

1位     イリューヒン・ミーシャ(リングスロシア)

2位     ヴォルク・ハン(リングスロシア)

3位     ヨープ・カステル(リングスオランダ)

4位     高阪 剛(リングスジャパン)

5位     ディック・フライ(リングスオランダ)

6位     ハンス・ナイマン(リングスオランダ)

7位     成瀬 昌由(リングスジャパン)

8位     ビターゼ・タリエル(リングスグルジア)

9位     ニコライ・ズーエフ(リングスロシア)

10位    アンドレイ・コピロフ(リングスロシア)

「リングス公式ルール改訂審議案発表される」

▼リングスジャパン所属選手の間から、公式ルールの改定が提案されており、現在審議委員会および各国のネットワークではその検討・調整に着手した。こんごこの案は、実験的に試合のなかに取り入れられ、具体的に検討されていく方針であるという。

現行ルール 改定案
試合時間(一本勝負) 30分 20分(タイトルマッチのみ30分)
試合時間(ラウンド制) 3分5ラウンド 5分2ラウンド&延長1ラウンド
ポイント制(一本勝負) 5ダウン=TKO

30分:5ダウン=TKO

20分:4ダウン=TKO

ポイント制(ラウンド制) 1R中、3ダウン=TKO 3ダウン=TKO
ニーパット・レガースの着用 着用が絶対義務 両者の合意と審議委員会の承認により、着用しない場合も認められる
グラウンド打撃 全面禁止 両者がグラウンド状態での首から下への打撃攻撃を認める(ヒジは除く)
2月26日の真相 ★★★★★ 記者会見(詳細はCLICK HERE)
「キングダム、全選手契約解除!」

▼昨日の一部スポーツ誌では「解散」とも伝えられたキングダムであるが、本日キングダム事務所で開かれた記者会見ではその内容を否定。興業会社としては存続していくことが発表された。ただし、その内容は非常に厳しいものとなっており、事実上の活動停止に等しいともいえる。先ず、選手契約を結んでいた安生洋二選手・金原弘光選手・山本健一選手は全員契約解除。社員についても全員解雇ということになり、会社組織に残るのは鈴木健取締役のみ。道場は撤収し、事務所も移転という形になるらしい。今後、興業活動を行う場合、選手はワンマッチ契約で大会に参戦する形になる。

 ただし、3月20日の横浜文化体育館大会は予定どおり決行。4〜5試合を予定している。ただし、現在出場が決定している選手は安生洋二選手、入江秀忠選手、ニコラス・スタークス選手の三名のみ。金原弘光選手については現在交渉中と言うことで、参戦するかどうかも微妙になってきている。それでも鈴木健取締役は、次回横浜大会について「勝算あり」と語り、今後予定されていた興業スケジュールのうち、海外大会については6〜7月を目処に実施するつもりだという。

「"FIGHTING INTEGRATION"開幕。山本選手はフリー参戦。」

▼リングス98年のシリーズについての詳細が、本日、日本衛星放送WOWOW6F会議室で発表になった。シリーズタイトルは"FIGHTING INTEGRATION"(ファイティング・インテグレイション)。INTEGRATIONには「統合」「完成」などの意味があり、前田日明選手の引退後を睨んだのネットワーク「統合」とアマチュア組織の「完成」を謳っている。前者の目標としては海外組織の発展が上げられており、前回のオランダ大会に続いてロシア・エカテリンブルグ大会やグルジア大会開催が予定されている。また後者の目標としてアマチュア組織の確立、海外ネットワークのアマ大会ヘの選手参加や大会の開催といった動きもあるという。

 なお、昨年相次いで設立された「トーナメント21」および「ヘビー級チャンピオン」のタイトル選手権試合に関する規定も発表になった。両タイトルのチャンピオンはその獲得から三カ月以内に防衛戦を行う義務を負い、審議委員界の推薦と認定によって選出された挑戦者と戦うことになる。この挑戦者の資格については、基本的にランカーを最優先する方針であるが、審議委員会で認められた場合はノンランカーの挑戦も有りうるという。

 また当誌既報の3月28日NK大会ヘの山本健一選手の参戦も併せて発表になったが、その肩書はフリーランスとなっており、今回、リングス・ジャパンへの所属は見送られた模様。山本は当面フリー選手としてリングスに参戦していくという。

「長井満也選手は選手契約解除」
▼昨日、ファンの間に衝撃をもたらした長井選手のリングス離脱の噂であるが、本日の会見の席でこの噂が事実であった事が明らかにされた。リングス側の発表によれば、長井満也選手は98年1月の末をもって選手契約を解除されたとのこと。解除の理由および、長井選手の今後の進路については一切明らかにされていない。
「高阪剛選手、UFC16ヘの参戦を正式発表」
▼本誌既報の情報であるが、3月13日ニューオリンズで開催されるUFC16へ、高阪剛選手が参戦。スーパーファイトでキモ選手と戦うという事も正式発表になった。

2月25日の噂 ★★★ 日刊スポーツHPバトル面
「長井満也選手リングス離脱か?」
▼前田日明選手が今秋の引退を表明し、ポスト前田を巡ってリングスマットはにわかに諸人往来が激しくなってきた。24日付けの日刊スポーツHPバトル面では、リングスジャパン所属の長井満也選手が、リングス退団の意志を固めたとの短信が伝えられている。詳細は不明だが、日刊の記者は長井を直撃したらしく、昨年11月から人前に姿を現して居ない筈の長井から「今はまだ、コメント出来る状態ではない」という言葉を引きだしている。昨年11月のワールドメガバトルトーナメント2回戦で前田日明選手と対戦して敗れた後、リング上で前田と口論となり物議を醸した。試合直後のコメントでは、和解を示唆した長井だったがその後、道場の練習もボイコットするようになり長期欠場が続いていた。
2月24日の噂 ★★★★ BoutReview取材
「山本健一選手キングダムを退団。リングス正式入団へ」

▼22日の日刊スポーツHPでの「山本健一リングス参戦へ」という報道を皮切りに、各種マスコミでは山本選手のリングス参戦が取りざたされ始めたようだが、本誌では関係者の証言を元に取材を進めた結果、山本選手がキングダムを退団し、リングスと正式に所属選手契約を結ぶ方針であることをキャッチした。

 今回の山本選手の退団は、鈴木健取締役との話しあいで決まった模様であり、垣原・高山選手同様円満退社の形になるという。(現在も山本選手はキングダムのジムで練習中。)またリングスへの移籍は一昨年の田村選手同様、野呂田リングドクターの仲介でおこなわれた模様である。現在、リングスとの選手契約が締結されたかどうかは不明で、リングス側の正式発表を待つ他ないが、山本は正式にリングス・ジャパン所属選手として活動していく模様。本人は一日も速い実戦参入を望んでおり、早ければ3月28日に予定されている新シリーズ開幕戦・NK大会にもリングスデビューを果たす模様。

 なおこの退団に伴い、山本選手は3月20日の横浜大会には参戦しないことが決定した。

 1月の選手大量離脱以降、キングダムは何回も解散の危機が伝えられていたが、自主興行継続が発表され、元アマ修斗王者の入江選手の参戦などの話題もあり、危機は回避されたと思われていた。しかし、今回の離脱劇を見るかぎり、水面下で地殻変動はなおも続いていた模様である。キングダムでは一両日中に3月大会の取り扱いについて、方針を発表する模様だが、所属選手が安生選手と金原選手を残すのみとなった現在、その前途はかなり苦しいものになったと言わざるを得ない。

2月24日の真相 ★★★★★ プレスリリース 
「バトルジェネシスにプロシューター郷野聡寛登場!」

▼昨年のスタート時には、アマチュアでトップクラスの成績を残していた菊田早苗選手を登場させるなど、総合マニアの度肝を抜く選手起用で、従来のリングス大会とは異なった路線を見せつつあるバトルジェネシスだが、今回登場するのはプロ修斗で活躍しているトップクラスの現役シューター郷野聡寛である。異なるルールの格闘技にシューターが挑戦するのは今や珍しくないが、オープンフィンガーグローブ無しのU系の団体に参戦する選手は、96年7月のイーゲン井上選手以来二人目。

 郷野選手は176センチ83キロ、23歳。コマンドサンボをはじめ、空手、修斗などアマチュアで活躍。95年のトーナメント・オブJで3位入賞し、96年5月プロ修斗に参戦。一時はライトヘビー級1位まで上り詰めた。現在戦績は3勝3敗1分でライトヘビー級4位。シャープな打撃とサンボ仕込みのグラウンドテクニックで「総合格闘技の天才児」と呼ばれた。現在、フリー。

 対する倉橋達也選手は177センチ95キロ、32歳。大学時代はアメリカンフットボール部に所属し、卒業後も社会人チームにて活躍。92年ボクシングのプロライセンスを取得し、翌年プロデビュー。95年にはカナダへ武者修行に出かけ、西島洋介山選手とのスパーリングも経験している。ヘビー級のプロボクサーとして試合に出場する一方、昨年よりサンボを始め、以前より興味を持っていた総合格闘技への転向を決意した。今回、堀米奉文リングス審議委員長の推薦により、参戦が決定。総合格闘技戦はこれがデビュー戦となる。

2月21日の真相 ★★★★★ パンクラスファンクラブリリース
「3・18後楽園大会でメッツアーVS柳澤の王座挑戦者決定戦」

▼3月18日(水)「Tour”ADVANCE”」後楽園ホール大会で、「KOPタイトルマッチ」次期挑戦者決定戦が行なわれることが正式決定された。対戦するのは、本誌既報のとおりランキング3位のガイ・メッツァー選手と6位の柳澤龍志選手。この試合の勝者は、4月26日横浜文化体育館大会で「キング・オブ・パンクラス」の次期挑戦者として、第六代王者船木誠勝選手と対戦することになる。

 また、今回の後楽園大会には船木 誠勝選手、高橋 義生選手、リオン・ダイク選手、セーム・シュル

ト選手、アレックス・アンドラデ選手の出場も決定した。この7選手の他、現在未定の5選手を加え、全6試合を行う予定。

2月19日の真相 ★★★★★ UFC公式HPプレスリリース 
「高阪剛選手UFC出場へ」

▼アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップを主催するSEGは、18日更新された公式HPで3月13日開催のUFC16の出場予定選手のリストを公開している。注目すべきなのは、ヘビー級のスーパーファイトとして、リングス・ジャパンの高阪剛選手とAMCパンクレイションのキモ選手の対戦が発表されていることであろう。

 高阪選手は昨年10月、寝技限定のNHB系大会「コンテンダーズ」に出場、RAWチームのトム・エリクソンと対戦、判定で敗れたものの、その高い技術には注目が集まっていた。コンテンダーズ大会はそもそも、昨年7月の大会を最後に消滅した、エクストリーム大会の主催会社バトルケード社のジョン・ぺレッティを中心とするスタッフで運営されており、そのぺレッティ氏が12月にUFCのマッチメイカーに就任したことから、エクストリーム/コンテンダーズ系の選手がUFCに起用される傾向が強まってきている。今回メインイベントを務めるイゴール・ジノビエフやライト級トーナメントにエントリーされていたカルロス・ニュートン(最終的には修斗出場のためキャンセル)などは、まさにそのぺレッティ人脈の賜物であろう。今回の高阪のブッキングについても、当初リングスのオフィスを通さず、直接高阪個人に対するオファーが来たという。

 高阪は昨年以来モーリス・スミスやフランク・シャムロックなど、現在NHBシーンの核となっているグループと交流を深めており、VTJ’97やUFCJの会場ではこの二人のセコンドにつくなど、NHBシーンへの急接近が話題となっていた。また、前田日明が語ったところによれば、以前から高阪は内々にNHB大会ヘの出場許可を求めてきていたそうで、まさに今回のエントリーは満を侍しての出陣となる。

 現時点でリングスオフィスとしての公式発表はまだないが、1月の段階で出場の検討が始待っていたのは事実であり、基本的に団体全体でバックアップ体勢を引いていくとのことであったので、正式な契約が締結されれば随時正式発表があるはずである。なお、この経過見ていただければわかるとおり、本誌が当欄でお伝えしていた「U系団体のヘビー級選手」とは高阪を指していたわけである。あの段階ではまだ正式決定まで状況が流動していくことが考えられ、交渉の進捗に棹ささないため、これまであえて匿名報道を選択させていただきました。あしからず。

2月19日の真相 ★★★★★ プレスリリース 
「バトルジェネシスVol3、カード2試合追加」

▼3月3日(火)後楽園ホールで開催予定のバトル・ジェネシスVol.3のカードが2試合追加になった。

田村 潔司 (リングス・ジャパン)vsセルゲイ・スーセロフ(リングス・ロシア)

成瀬 昌由(リングス・ロシア)vs トロイ・イッテンソン(リングス・オーストラリア)

イッテンソン選手はリングスオーストラリア所属の柔術選手で、今回が初来日。詳しいプロフィールは以下のとおり。

(初参戦)トロイ・イッテンソン(リングス・オーストラリア)

Troy  Ittenshon[180cm/94kg]

 1967年2月17日生まれ、オーストラリア、ブリスベン出身。幼い頃より、リングス、オランダ代表C、へイズマンの父であるマーク、ヘイズマン氏のもと、トレーニングを積む。 クィ−ンズランド柔術チャンピオン、オーストラリア柔術チャンピオンを経て、現在は南太平洋柔術中量級チャンピオン。C、へイズマンも「彼のこれまでの経験を十分に活かした上で、さらにリングスのファイトにも上手く適合するだろう。」と語っている。

2月17日の真相 ★★★★★ プレスリリース
「エンセン井上選手欠場についての公式発表」

▼今日、午後、ワールド修斗は3月1日後楽園ホールで開催予定のプロ修斗Vol.49「Las Grandes Viajes2」に出場が予定されていたエンセン井上の欠場を発表した。以下はその内容を告げるプレスリリースである。

 関係者各位

                            株式会社ワールド修斗

      エンセン井上選手の修斗公式戦Vol.49欠場のおわび

 拝啓、立春の候、ますます御健勝の事とお喜び申し上げます。

 さて、3月1日(日)プロフェッショナル修斗公式戦Vol.49に出場を予定して居りました、エンセン井上選手(シューティングジム大宮所属)がビザの都合で大会に出場できなくなりました。当社で送付した就労ビザでの入国は、ハワイの日本大使館での審査が通らず、その為日本での試合に出場する事ができなくなりました。当社そしてエンセン井上選手共々、大会に期待してくださったファン並びに関係者に心よりお侘び申し上げます。

 ファンの皆さまヘの対処と致しまして、チケットの払い戻しと先着100名様にTシャツをプレゼントさせていただきます。

 尚、今後このような手違いが無いよう厳重に注意いたしますので、相変わらぬお引き立てのほど尾根がいいいたします。

 皆さまの御健勝とますますの御発展をお祈りしつつ、略式ながら書中にてお侘び申し上げます。

         

                                 敬具

 結局、欠場の原因と噂されていた負傷説は、直接の原因ではなかったようだ。ただ、エンセンの負傷話が出た背景には、パンアメリカン大会当日、ヘウソン一門と井上一派の間に小競り合いがあり、イーゲン選手も結局それが原因で試合が出来なかったという噂がある。海外のプレスはこの件とメルヴィン・ダグラス選手のキャンセルを結び付けて考え、エンセン負傷説を立てたのかも知れない。ただし、エンセンが実際に負傷したり、それが原因で試合が出来ないほどの負傷を負ったかどうか、そして今回のビザ発給事件との関連などは一切不明である。現段階では当誌は、これらの情報を提示するに留め、一切の論評を差し控えたいと思う。

2月17日の噂 ★ キックボクシング・リング・リポートNHBニュースHP
「次期KOP挑戦者にガイ・メッツアー浮上?」

▼またもやキックボクシングリングリポート、NHBニュースのフライング報道についてお知らせしなければならない。同HPは本日付けの記事で4月26日のパンクラス横浜大会で行なわれる、第6代王者船木誠勝選手のKOP防衛戦の対戦相手について、ガイ・メッツアー選手の名前を有力候補に挙げている。確かに候補者としてランキング3位のメッツアー選手の名前も候補者リストに上がってはいるようだが、昨年9月にNK大会で当の船木誠勝選手に敗れたばかりであるという事実が重く立ちふさがっている。より有力な挑戦者として現在、関係者の間で挑戦者リストの筆頭に挙げられているのはランキング6位、柳澤龍志選手である。現在、柳澤選手は10戦中2引き分けを挟んで8勝負け無しの戦績を誇り、オランダでのキック修業から帰国して以降は横浜道場に移籍するなど、船木選手の対戦相手としての資格は十分であると思われるからだ。一部では、3月18日の後楽園大会で柳澤VSメッツアーの”挑戦者決定戦”を行ない、その勝者が4月26日のタイトルマッチに駒を進めるという説も囁かれているが、現在同大会のカードは正式発表にされていない。

 本誌としては当初、この情報は未確認であるとして、掲載を見あわせる方針であったが、こうしてNHBニュースの報道に触れた上で、その不確定性を実証する材料としてあえて引用させていただいた。(従って、この情報自体も★レベルの情報として認知していただきたい。)いずれにせよNHBニュースはこれまでも、パンクラスの道場対抗戦のカードを”事前発表”するという事実誤認情報を報道するなど、チェック機能に疑問符がつく場面が目立つ。当誌としても、貴重な情報源として重宝しているだけに、ニュースソースの明示・確認作業の徹底といった部分で一層の努力を望みたいものである。

2月16日の真相 ★★★★★ プレスリリース
「エンセン井上後楽園大会を休場。カード一部変更」

▼先週末、キックボクシングリング・リポートNHBニュースを始めとする複数の情報源から、エンセンが負傷したらしいとういう情報が入ってきていた。全体を総合すると、パンアメリカン大会に出場予定であったイーゲン井上選手のセコンドにつくため帰郷中、何等かの事故があったらしい。ただ原因やその症状について明確な情報がなく、またニュースソースも不明で、複数の情報が錯綜しているため、当誌では掲載を見あわせてきた。

 しかし、週明けの今日、ワールド修斗に問いあわせたところ、エンセン井上の休場はほぼ確定し、追ってそれについてのプレスリリースも出されるとの回答を得た。ただし、現時点(16日深夜)ではそのリリースは手元に届いていない。また、これにともない3月1日の後楽園大会には急遽、第2試合として小島弘之(STG横浜)VS村濱天晴(WILDPHENIX)が追加されることになった。エンセン選手の休場理由については、正確なプレスリリースを待ってお届けすることにしたい。

「シュートボクシングと修斗、合同興業開催決定」

▼2月14日・水道橋後楽園飯店においてワールドシュートボクシング境界による記者発表が行われた。内容はシュートボクシングの次回興行についてだが、注目すべき点は、この興業がワールド修斗の協力によるジョイント興業になるということである。と言っても、スタイルの異なる両団体の選手が戦う対抗戦スタイルの交流ではなく、あくまでSBの主催興業の中に修斗の試合が数試合貸し出される形になるという。

 開催予定日は4月26日(日)14:00開始予定。大会名は「RKS Presents Shoot the Shooto XX(ダブルクロス)」。会場は横浜アリーナ。

 現時点での出場内定選手は、SBより村浜武洋 ・吉鷹弘 ・緒形健一。修斗より佐藤ルミナ 他2名、対戦相手・ルール等については、現在交渉中。SB選手は、海外選手との対戦を予定。(修斗選手に関しては未定)このほかにも、スペシャルマッチが数試合。なお、特別協賛に名前を連ねているRKSは、「Pride−1」を主催しているKRSとは、全く別の団体であるとのこと。

「3・1神戸大会カード発表&6・21神戸大会も決定」

▼3月1日に神戸ファッションマートで開催予定の「Tour"ADVANCE"」第3戦のカードが、以下のように決定した。

 第1試合 (10分1本勝負) 窪田 幸生 VS ヘイガー・チン

 第2試合 (10分1本勝負) 伊藤 崇文 VS 金 宗王

 第3試合 (10分1本勝負) 冨宅 飛駈 VS 稲垣 克臣

 第4試合 (15分1本勝負) ジェイソン・デルーシア(#2) VS 長谷川 悟史

 第5試合 (ランキング戦20分1本勝負) 國奥 麒樹真(#4) VS 渋谷 修身 (#8)

 第6試合 ( ランキング戦20分1本勝負) 鈴木 みのる(#5)VS 山宮 恵一郎 (#9)

また6月21日(日)には同じく神戸ファッションマートで道場対抗戦第3弾が開催されることも決定した。

2月13日の真相 ★★★★★ プレスリリース
「キングダムに元アマ修斗チャンピオン参戦」

▼相次ぐ選手離脱で揺れるキングダムだが、内部では再生に向けて新しい動きも具体化しつつあるようだ。元全日本アマチュア修斗ヘビー級チャンピオンである入江秀忠選手が、キングダム入団を希望、3月20日の横浜大会に参戦することが決定したという発表があった。入江選手は1969年生まれの28才。身長182センチ・98キロと恵まれた体格を持ち、佐渡ケ嶽部屋で幕下力士として6年間を過ごし(その間に負けた対戦相手に飛び蹴りを見舞うという仰天の過去も持つそうだ)、その後、総合格闘技木口道場に通いアマチュア修斗に転向、95年の全日本アマチュア修斗ではいきなりヘビー級で優勝したのを皮切りに、96年には大宮フリーファイトで3連勝し「どすこいシューター」の異名を取る。97年には第4回全日本総合格闘技大会無差別級、第1回コンバットレスリングオープン選手権(+85キロ級大会)にそれぞれ優勝するなど、アマチュアでは抜群ともいえる戦績を残している。

 今回の参戦に当たって、入江選手は1月28日の後楽園大会に履歴書を持参し、キングダム入団を前提に交渉を開始。道場でのプロテストでも体力面技術面ともに優れた結果を残し、横浜大会への参戦を認められた。ただ、入団に関しては慎重論を唱える安生選手の意向もあり、この大会の試合内容を見て決定されるという。現在、対戦相手は未定だがアマチュアトップクラスの選手が入団となれば、沈滞気味のキングダマットに新風を吹かせる存在になりうるだけに、今後の動向が注目されるところであろう。キングダムでは以前にも、アマチュア修斗出身のアンソニー・ハス選手が参戦したり、エンセン井上選手がキングダムジムで練習するなど、修斗系の人脈との交流が深い。

 また、今回の横浜大会開催にあたって、キングダムはアマチュア選手に門戸を開く方針を新機軸として打ちだしており、プロレスラー北原光輝選手の主催する総合格闘技ジム「キャプチュード」からも選手の参戦が見込まれているという。(ただし北原選手自身の参戦は当面ないとのこと)

2月13日の真相 ★★★★★ プレスリリース
「バトルジェネシスVol.3カード発表第一段」

▼3月3日に後楽園ホールで開催予定のバトルジェネシスVol.3のカードが、一試合のみ決定した。

 坂田亘 vs アレクサンダー大塚(格闘探偵団バトラーツ) 

 今回、大塚選手の出場は大会企画の初期の段階で決定しており、後に舞い込んだ藤波辰巳選手主催の「無我」の興業への参戦オファーを断っての出場となる。大塚選手のリングス参戦は三度目で、前回10月のバトルジェネシスVol.2では、リングスオーストラリアのクリストファー・ヘイズマンを破る戦績を残している。

2月12日の真相 ★★★★★ プレスリリース
「中井裕樹選手ブラジリアン柔術パンアメリカン大会で優勝」

▼昨年末でワールド修斗を退職、パレストラ東京を開設し、ブラジリアン柔術選手・指導者としての生活を送っている中井裕樹選手だが、その活動により拍車の掛かるニュースが入ってきた。中井選手は、2月7・8の日程でハワイ州ホノルル・カイザー・ハイスクールで開催されていた、第4回パンアメリカンブラジリアン柔術大会茶帯フェザー級部門で、フェルナンデス・ロぺス選手を破り、見事優勝を飾った。

 この大会出場にあたって紫帯であった中井選手は、主催のカーロス・グレイシー側に茶帯でのエントリーを申請。これを認められての出場であったのだが、茶帯フェザー級にエントリーしたのはなんと中井選手一人。主催者側が検討した結果、当初同階級にエントリーする予定であったライト級茶帯三年目のロぺス選手をこのクラスにリエントリーして、対応することになったという。ロぺス選手は昨年のブラジレイロ(全ブラジル大会)でも3位入賞した実力者である。

 試合は、引き込んだ姿勢からパスガードされそうになった中井選手が立ち上がってこれを阻止、そのままテイクダウンを奪って2ポイント。さらにバックマウントに成功して4ポイント追加。そのまま送り襟絞めで一本勝ち。試合時間3分半足らず。中井はこの勝利をもって同階級での優勝を飾った。(なお同階級にエントリー予定であったグレイシージャパンの渡辺会長は出場を見送った模様)

 中井選手は10日夜に帰国、11日夜にはパーフェクTVのSAMURAI!に出演。また15日にはパレストラ東京において「中井裕樹の柔術ナイト2”柔術とは何か”」と銘打って凱旋報告会を行う模様。(19:30〜一般参加2000円、パレストラ会員1500円、問い合わせ先:パレストラ東京03ー5984ー3209)当日は秘蔵のブラジリアン柔術ビデオなども多数上映予定。

 この機会にパレストラ関係のイベント情報を一挙にお伝えしておこう。

3月8日(日)14:00〜 PARESTRA B.J.J.JAM2
              (ブラジリアン柔術ワンマッチ交流戦) 
    千代田区総合体育館2F柔道場(JR神田駅下車)参加費2500円(応募絞めきり3・1)
    詳細はパレストラ東京まで問い合わせのこと。

3月8日(日)19:30〜 トークライブ「修斗とは何か?」
    パレストラ東京 一般参加費2000円、会員1500円

3月21日(土)13:30〜 「VT&柔術セミナーIN SAPPORO」
  22日(日) 9:30〜 札幌市白石区体育館(南郷通り6丁目北1)・格技室
    参加費用  一般 5000円、会員 4000円

 このイベントは3月21日にオープンするパレストラ札幌(支部長・俵谷実)のオープンイベントで、初日は会員限定、翌日の22日は一般参加も可。なお、パレストラ札幌はこのイベントの会場の付近、白石区南郷通1丁目北1ー27バレエトピア1Fで毎週火曜と木曜19時半〜21時半までの練習スケジュールで活動予定。既にプレオープンとして、練習は開始しているという。問い合わせ先は050ー600ー6765(俵谷)まで。

2月12日の真相 ★★★★★ プレスリリース
「キングダム3月に大会開催決定!」

▼相次ぐ選手離脱で団体自体の存亡が危惧されてきたキングダムであるが、本日、次回興業のスケジュールが発表となり、団体存続の方向で活動が再開される気配が濃厚になってきた。プレスリリースによれば次回興業は3月20日(金)19:00〜横浜文化体育館。大会名は「EXTENTION」。参加選手で名前が挙がっているのは安生洋二選手、金原弘光選手、山本健一選手など、前回の後楽園大会で残留の方針を明言した選手のみ。高田ジムに移籍した桜庭選手は、この5日前に当たる3月15日の「PRIDE−2」に参戦が決定しており、今回の大会に出場できるかは不明である。

また目を惹くのは同大会のチケット料金の安さであろう。S席4500円というU系では最も安い料金(同会場パンクラスの半額以下)に加えて、A席はなんと3500円で全席自由という設定がなされている。DIREC−TVでの中継の関係もあって、空席よりも安いチケット料金を選んだと言うことであろうか。

2月12日の真相 ★★★★★ プレスリリース
「PRIDE−2桜庭和志選手の対戦相手決まる」
▼3月15日に横浜アリーナ開催の「PRIDE−2」に高田ジム所属の桜庭和志選手が参戦することは、以前この欄でもお伝えしたが、その対戦相手が正式にライオンズデンのヴァーノン”タイガー”ホワイト選手に決定した。ヴァーノン選手は、W・シャムロック選手のパンクラス撤退以降来日が途絶えており、最近は主にNHB系の大会に活動の場を移している。最近の戦績は10月24日の「ワールド・パンクレイション・チャンピオンシップ」大会に出場し、ブライアン・ガサウェイ選手をヒールホールドに破っている。
2月9日の真相 ★★★★★ プレスリリース
「2・8 フリーファイトガーラ'98 結果速報」

▼2月8日オランダ・アムステルダム・スポーツホールサウスで開催された”FREE-FIGHT GALA '98〜THE KING OF RINGS”の結果速報が届いた。入場者は8500人(超満員)。当初は全試合5分2RのRINGSルールマッチ(2E=1D、1R中3DでTKO)と発表されていたが、メインイベントおよび、第4試合には8オンスのオープンフィンガーグローブ着用のルールが採用された模様。詳細は不明だが、出場選手の顔触れからみてグラウンドパンチありのVT的なルールであったのではないかと推測される。

第1試合
×ヨハン・ブラ−(ロイクスジム)VS デイブ・フォン・デ・べエン(ド−ルマンジム)
1R1’54” スリーパー

第2試合
ヴァレンタイン・オーフレイムVS クリストファー・ヘイズマン×
2Rフルタイム 判定

第3試合
×ジェリー・カリア(ナイマンジム)VS ビート・ハマラン
2R 15” KO

第4試合(8オンスオープンフィンガーグローブマッチ)
サンドラ・マック・キリアン (ナイマンジム)VS ぺドロ・ド・パーム(メジロジム)×
1R2’13” KO

第5試合
モーリス・キステメーカー VS ヨハン・ファルステファン×
2Rフルタイム 判定

第6試合
サンドラ・トンハウサー VS シーズ・ビーゼムス(メン・ホ−ジム)×
1R 58”腕ひしぎ逆十字

第7試合
ウィリ−・ピータースVS 坂田 亘
ノーコンテスト 

(当初、坂田は2度のダウンを喫して判定負けを宣告されたが、そのダウンはいずれもピータースの反則攻撃(攻撃顔面パンチか?)によるものであるとの抗議が認められ、ノーコンテスト裁定が下ったもの)

第8試合
×ロブ・ファン・エスダンク(ド−ルマンジム)VS 高阪 剛
2R 57” ヒールホールド

第9試合
ヨ−プ・カステルVS ビターゼ・アミラン×
1R 2’15” 肩固め

第10試合
ギルバート・アイブル(コップスジム)VS ボブ・シュライバー(ナイマンジム)×
2R 1’12” アキレス腱固め

第11試合(8オンスオープンフィンガーグローブマッチ)
×ディック・フライVS ポール・ヴァレランス
2R 30” KO

また、9日付けのキックボクシング・リング・リポート、NHBニュースにはこのメインイベントの模様が伝えられている。その記事によればフライは第1ラウンド、打撃のコンビネーションでヴァレランスを圧倒。しかし、第2ラウンドになるとヴァレランスも立ち技のリズムをつかんだのか、盛り返したようで、試合はグラウンドに行かないまま進行したという。勝負が決したのは2分過ぎ、ヴァレランスは左フックでフライのカウンターを奪い、カウントアウト。(公式記録には試合時間が2R30秒となっており、この記事とは内容が齟齬するのが気になるが)フライは得意の立ち技で敗れ、昨年のノーコンテストに続き、今回も母国での勝利を飾れなかった。

2月9日の真相 ★★★★★ IVC公式サイトより
「2・8IVC−4試合結果速報」

▼2月8日にブラジル・サンパウロ・マカソダホテルプラザで開催された、IVC4試合結果が届いた。ヘビー級トーナメントは、パンクラスの常連外人であるジェイソン・ゴドシー選手を含めた8名で争われ、ハンマーハウス所属のアマチュアレスラー、ヴァン・マイク・アースデルが優勝を飾った。

第1試合・補欠戦
マルセロ・バルボサ(柔術・中国拳法)
×ギャラシー・ペレリア(ボクシング・柔術)
2’22” チョークスリーパー

第2試合(一回戦)
ダリオ・アモリム(30・185・97 アカデミア・ブドーカン)
×ジェイソン・ゴドシー(34・188・104 パンクラス)
3’01” 打撃によるギブアップ

第3試合(一回戦)
ボブ・ギルストラップ(23・188・97 モーリス・スミスKBC)
×ルーカス・シルヴァ・ダ・ジーザス(18・188・96 ムエタイ・柔術)
2’25” 打撃によるギブアップ

第4試合(一回戦)
(32・188・96 ハンマー・ハウス)
×フランシスコ・ノナート(柔術)
5’42” キーロック

第5試合(一回戦)
ティム・カタルフォ(37・178・105 アメリカ・サブミッション・ファイティング)
×アレクサンドラ”カカレコ”フェレイラ(19・174・100 ルタ・リブレ、ブルシノーラ派)
9’19” フェレイラの目に対する攻撃で反則負け

第6試合(準決勝)
ダリオ・アモリム VS ボブ・ギルストラップ×
30’00” フルタイム判定

第7試合(準決勝)
マイク・ヴァン・アースデル VS マルセロ・バルボサ×
3’36” 打撃によるギブアップ

第8試合(決勝)
マイク・ヴァン・アースデル VS ダリオ・アモリム×

※選手プロフィールは(年齢・身長・体重・所属)の順。

優勝した、マイク・ヴァン・アースデル選手は、昨年十月のコンテンダーズ大会に参戦し、レナート・べリッシモ選手に勝利している。昨年のレスリング・ワールドカップのゴールドメダリスト。今回がNHBマッチデビュー戦。

また、9日付けのキックボクシング・リング・リポート、NHBニュースによれば、はやくも4月12日(日)には次回IVC−5の開催が決定しており、ヴァリッジ・イズマイウ選手出場のスーパーファイト(対戦相手にはイゴール・ジノビエフ選手の名前も上がっている)やライト級の8人トーナメントなどが予定されているという。

2月7日の真相 ★★★★★ プレスリリース
「3月1日後楽園大会追加カード発表」

▼3月1日後楽園ホールで開催予定のプロ修斗Vol.49「Las Grandes Viajes2」のカードが追加発表となった。エンセン井上選手の対戦相手は現在交渉中、先日お伝えしたとおりハンマー・ハウス所属のメルヴィン・ダグラス選手もその候補の一人であるが、正式発表には至っていない。今回出そろったカードを見るかぎり、前半戦は修斗マニアがうなる”渋い”いぶし銀対決、そして、後半の国際戦はVTJ97で衝撃のデビューを飾ったカルロス・ニュートン選手所属のサムライクラブとの対抗戦というマッチメイクになっているようだ。果たして、AMC、ポセイドンジム、ハンマーハウスに続く海外提携ジムとして、サムライクラブの存在が浮上することが出来るのか、注目したいところである。

第1試合(ウエルター級2回戦)
伊藤武則(総合格闘技津田沼道場)VS小池宏明(STG八景)

第2試合(ライト級2回戦)
大石真丈(K'z FACTORY)VS藤田善弘(口田東体協)

第3試合(ウエルター級2回戦)
藤田裕司(STG大宮)VS宇野薫(和術慧舟会)

第4試合(ライト級3回戦)
池田久雄(STG大宮)VSオマー・サルボサ(カナダ・柔術・サムライクラブ)

第5試合(84キロ契約3回戦)
川口健次(STG横浜)VS須田匡昇(CLUB J)

第6試合(ライトヘビー級3回戦)
カーロス・ニュートン(カナダ・柔術・サムライ・クラブ)VS草柳和宏(K'z FACTORY)

セミファイナル(ヘビー級3回戦)
エンセン井上(STG大宮)VS未定

メインイベント(ウエルター級3回戦)
佐藤ルミナ(K'z FACTORY)VSジョエル・ジョンソン(カナダ・柔術・サムライ・クラブ)
2月6日の真相 ★★★★★ プレスリリース
「”Tour ADVANCE”今年前半の大会日程発表」

▼パンクラス98年前半の興行日程が以下のように発表された。

3月18日(水) 東京・後楽園ホール 

 ※ 鈴木みのる選手出場決定

4月26日(日) 横浜文化体育館 

 ※ 船木誠勝選手のタイトル防衛戦

5月12日(火) 東京・後楽園ホール

6月 2日(火) 東京・後楽園ホール

 なお4月25日の横浜大会は当日パーフェクTVによる生中継ペーパービュウが実施される予定。ただし、CS放送GAORAでの放送はこれまでどおりに収録、放送されていく模様。

2月6日の噂 ★★★ キックボクシング・リング・リポートNHBニュースHP&独自取材
「3・13UFCXVIに日本人選手出場か?」

▼3月13日にルイジアナ州ケナー、ポンチャートレインセンターで開催予定のUFCXVIについての情報をいくつかお伝えしよう。まず、既報の王者・フランク・シャムロックVS挑戦者・イゴール・ジノビエフによって争われるミドル級タイトルマッチは今大会のメインイベントに決定した。また、前回のUFCJでフランクに敗れたケビン・ジャクソンはファビオ・グージェウと対戦する模様。(ただしこの試合はまだ未契約)また、噂に上っていたライト級のトーナメントは予定されていた顔触れが大分入れ替わりそうだ。現段階で候補に登ってる選手には、エクストリーム・チャレンジの常連選手パット・ミレッチ、ライオンズ・デン所属のミッキー・バレット、ルタ・リブレのエウジーニョ・タデウ、そしてオリンピックフリースタイルレスリングの銀メダリストにしてコンテンダーズ大会にも出場経験を持つタウンゼント・サンダースなどがある。また、今回の大会については、UFCJの高視聴率に気を良くしたNTVが地上波での放送を希望しているというニュースもある。

 さて、これらの情報とは別に、本誌は独自の情報として、UFCから直接オファーを受けたU系某団体の日本人選手が、今回の大会に出場する意志をほぼ固めたというニュースをキャッチした。彼の所属する団体ではこの意向を受けて、スケジュールを調整中であるが、基本的には団体全体で彼の出場に向けてバックアップしていく方針であるという。今回のラインナップではヘビー級選手のエントリーが無いため、恐らく彼に合わせた選手が別途チョイスされ、ワンマッチ・スーパーファイト形式となる模様。詳細が決定次第、お知らせしたい。

2月4日の真相 ★★★★★ プレスリリース
「オランダ大会対戦カード発表、長井は欠場」

▼2月8日オランダ・アムステルダム・スポーツホールサウスで開催予定の”FREE-FIGHT GALA '98〜THE KING OF RINGS”の対戦カードが発表された。以前、11月にドールマンが来日した際の雑誌インタビュウでは、目玉カードの一つとして「長井満也vsウィリ−・ピータース」のキックボクシングマッチが上がっていたが、今回の対戦表を見るかぎりこれは見送られた模様。昨年11月以来の長井の欠場に関して特別な発表はないが、今回の欠場理由をリングス事務所に問いあわせたところ「怪我のため欠場」という答えが帰ってきたのみであった。

 なお、この大会は全試合5分2ラウンドのリングスルールで行なわれる。

 他に特筆すべきは、メインイベントにUFCなどで活躍したポール・ヴァレランスが登場する事であろう、ヴァレランスは近年、パンクラス、キングダムと日本の総合格闘技団体を渡り歩いており、場所がオランダであるとはいえ、ついにリングスにまで登場することになったというのは感慨深い。また第6試合に名前を連ねているシーズ・ビーゼムスは、かつてパンクラスに登場し、船木誠勝に顔面パンチを放ったケース・ベーゼムスと同一人物ではないかとも思われる。

 前田日明選手は出場しないものの、オランダへは同行しTV解説を務める予定。同大会の模様は3月8日18時からWOWOWで二時間番組として放映される。

ヨハン・ブラ−(ロイクスジム)VS デイブ・フォン・デ・べエン(ド−ルマンジム)

ヴァレンタイン・オーフレイム(ド−ルマンジム)VS クリストファー・ヘイズマン(リングス・オーストラリア)

ジェリー・カリア(ナイマンジム)VS ビート・ギャマレン

サンドラ・マック・キルジャン (ナイマンジム)VS ぺドロ・ド・パーム(メジロジム)

モーリス・キステメーカー VS ヨハン・バーステゲン

サンドラ・ソンハウサー VS シーズ・ビーゼムス(メン・ホ−ジム)

ウィリ−・ピータース(ド−ルマンジム)VS 坂田 亘(リングス・ジャパン)

ロブ・ファン・エスダンク(ド−ルマンジム)VS 高阪 剛(リングス・ジャパン)

ヨ−プ・カステル(ド−ルマンジム)VS ビターゼ・アミラン(グルジア)

ギルバート・アイブル(コップスジム)VS ボブ・シュライバー(ナイマンジム)

ディック・フライ(ド−ルマンジム)VS ポール・ヴァレランス

2月4日の噂 ★★★ 東京スポーツ
「垣原・高山もキングダム離脱。全日本プロレスへ」
▼先日、高田延彦選手の離脱で揺れたキングダムであるが、今度は垣原賢人選手と高山善広選手もキングダムを離脱するとの説が浮上してきた。本日発売の東京スポーツによれば、両選手は既にキングダムとの選手契約を解除されており、フリーの選手として2月28日の全日本プロレス武道館大会に参戦が決定したという。この試合での内容如によっては5月1日の東京ドーム大会に起用されることもあるとのことで、今後両選手は全日本マットを中心に活動していくものと見られる。

2月2日の真相 ★★★★★ プレスリリース
「緊急決定!10・11PRIDE−4でヒクソンvs高田再戦」

▼本日午後3時から、KRS実行委員会は新高輪プリンスホテルで記者会見を開催した。今年の10月11日東京ドームで「PRIDE−4」の実施が決定。そのメインイベントとしてヒクソン・グレイシーVS高田延彦選手の再戦が、行なわれるとの発表であった。会見の席で高田延彦選手は「あの試合での自分が、本当の自分であったか確認したい」と再選への思いを語り、対するヒクソン・グレイシー選手は「同じ相手と再戦する事については、相手に雪辱のチャンスを与えたい」と余裕を見せた。

 この再戦は昨年10月11日の「PRIDE−1」から丁度まるまる一年というメモリアル・デイに開催されるということで、再び話題が集中することは必至であるが、同時にこの秋の開催を目指してヒクソン・グレイシーと交渉中と伝えられていた、前田日明選手の引退試合の日程にも大きく影響を及ぼすものと思われる。この件に関するリングス側の対応は現在全く不明である。

「PRIDE−2には桜庭登場、ホイラーにも出場交渉中」

▼また、この記者会見では3月15日開催予定の「PRIDE−2」に桜庭和志選手が参戦する事もあわせて発表となった。(対戦カードは未定9桜庭選手は、先日高田ジムの所属選手として、KINGDOMからの独立(ただし試合には参戦予定)を発表したばかりであるが、その背景にはこうしたKRSとのコラボレーションの構想があった訳だ。現在、KINGDOM本隊は安生洋二選手と坂田晶代表の個人的ラインから、UFCJとの結びつきが非常に強くなってきており、高田がヒクソンとの再戦を実現するためにはその関係を精算する必要があったようだ。

また、KRSでは「PRIDE−2」へのホイラー・グレイシー選手とも出場交渉を進めているとのことである。この参戦が実現するとなると、ホイラーとの対戦を望んでいると言われる、プロシューティングの佐藤ルミナ選手や朝日昇選手らの動向ががぜん注目されるものとなってくるだろう。

2月1日の真相 ★★★★★ STG横浜HP
「3・1Las Grandes Viajes2にC・ニュートン登場」

▼3月1日後楽園ホールで開催予定のプロ修斗Vol.49「Las Grandes Viajes2」のカードが一部発表となった。注目はなんと言っても、昨年11月29日のVTJ’97でエリック・パーソンを秒殺に仕留めて脅威のデビューを飾ったカルロス・ニュートンの公式戦初登場であろう。また、川口は96年5月7日エリック・パーソンに敗れてライトへビー王座から転落して以来の公式戦登場。ただし、今回も転向したヘビー級での試合ではなく、84キロ契約で進境著しい須田を迎え撃つ。

カーロス・ニュートン(サムライ・クラブ)VS草柳和宏(K'z FACTORY)

川口健次(STG横浜)VS須田匡昇(CLUB J)

また、池田久雄(STG大宮)大石真丈(K'z FACTORY)、伊藤武則(津田沼)、藤田裕司(STG大宮)等の選手の参も予定されている。    

また、キックボクシングリングリポート・NHBニュースに最近掲載された情報によれば、同大会では以下の二試合も検討されているとのことである。

エンセン井上VSメルヴィン・ダグラス(ハンマー・ハウス)

佐藤ルミナVSジョエル・ジョンソン(サムライ・クラブ)


                

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