2010年3月10日 16時5分更新
玉野市の宇野港と高松港を結ぶ航路の廃止をめぐる問題で運航する2社のうち1社が航路の廃止届を取り下げたことについて石井知事は、当面の運航は確保されたものの先行きは不透明だとして航路の持続的な運航に向けて国や関係自治体と引き続き協議していく考えを改めて示しました。
この問題は、高松市に本社がある国道フェリーと四国フェリーが、先月、宇野港と高松港を結ぶ航路を今月26日で廃止することを国に届け出たもので、このうち国道フェリーは今月4日、航路の廃止届を取り下げました。
これについて9日の県議会で石井知事は、「県民生活の足が当分の間維持されることとなりひとまず安どしている」と述べました。
そのうえで石井知事は、国が高速道路の新しい料金体系を導入すると予想されていることし6月以降の航路の存続は不透明だとしたうえで、県としては、航路の持続的な運航に向けて国や関係の自治体と引き続き協議していく考えを改めて示しました。