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ネットカフェ:男性自殺 硫化水素検知し140人避難

 10日午後4時半ごろ、大阪市北区芝田1の複合商業施設「北野阪急ビル」(D・Dハウス)の地下1階のインターネットカフェから「シャワー室から人が出てこない」と119番通報があった。大阪府警曽根崎署によると大阪府池田市在住の私立大2年の男性(24)がタオルで首をつり死亡していた。自殺とみられる。大阪市消防局の隊員がシャワー室近くで微量の硫化水素を検知、ネットカフェから客ら約140人を避難させた。付近は繁華街で、一時騒然となった。

 曽根崎署などによると、シャワー室に入った男性が出ず、呼びかけに応じないことから、店員が通報した。硫化水素自殺の可能性もあるため、シャワー室に入る前に消防隊員が計測、0.5ppmを検知した。人体に影響するのは10ppm以上とされるが、念のため客らを避難させた。洗剤などから出た成分を検知した可能性があるという。同じ階の飲食店などの従業員らも騒ぎを知って避難した。

 ネットカフェを利用していた堺市の男性公務員(44)は「密閉空間なので、大事に至らなくて良かった」と話した。【山口朋辰】

毎日新聞 2010年3月10日 22時34分

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