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※以下は、日蓮正宗の一信徒の方の個人的な私見であることをお断りしておきます。
新興宗教創価学会は日蓮正宗から派生した団体に非ず。
ネットでは「新興宗教創価学会は日蓮正宗から派生した」との見解が多々述べられているが、これは明らかに謬見である。
創価学会の会員は個人としては菩提寺の信徒名簿に記載されている日蓮正宗末寺の信徒(※)ではあったが、創価学会なる団体は宗教法人日蓮正宗に包括される団体ではなく、また宗制宗規に則って設立された信徒団体(法華講)ではない。よって、創価学会の会員個人は総称としての「法華講衆(日蓮正宗信徒)」に含まれても、「法華講員」ではなかったし、創価学会組織は「法華講(日蓮正宗の信徒団体)」や「講中」でもなく、当然のことながら日蓮正宗から派生した団体でもない。もちろん創価学会が「日蓮正宗法華講連合会」に加盟した史実もない。
※:創価学会の会員は個人としては末寺の信徒であるが、末寺住職に会員個人を指導教導教化する権限がないから、名簿上は信徒であっても本質的に信徒と言えるのかは疑問がある(総本山御法主でさえ会員を教導する権限が法的になかった)。破門前に一部の末寺で創価学会幹部個人が檀家総代であったことはあるが、多くの末端会員個人は末寺への帰属意識は殆どなかったのでないか。実際は住職の顔も知らない末端会員が多かったのではないだろうか。それから平成三年頃によく聞かれた話ではあるが、創価学会は会員個人を寺院の信徒名簿に記載させるとの約束があったが、それは厳格には守られていなかった。脱会されて末寺に所属された方の中には、脱会以前の信徒名簿に氏名が記載されておらず、創価学会は会員を信徒として末寺に届けていなかった例が多々あった。また末寺側も創価学会会員個人をまったく把握しておらず、厳密には寺檀関係があったと言えるのかは疑問がある。
日蓮正宗から派生した団体でなければ、創価学会とは如何なる団体なのであろうか。初代会長の牧口常三郎氏は「私は正式の僧籍を持つことは嫌いであります。僧籍を得て寺を所有する事になれば、従って日蓮正宗の純教義的な形に嵌った行動しかできません。私の価値創造論をお寺に於て宣伝説教する訳には参りませんので、私は矢張り在家の形で日蓮正宗の信仰理念に価値論を採入れた処に私の価値がある訳で、此に創価教育学会の特異性があるのであります」、「会員は悉く日蓮正宗の信者として、常在寺、歓喜寮、砂町教会、本行寺において授戒して居りますが、創価教育学会其ものは、前に申上げた通り日蓮正宗の信仰に私の価値創造論を採入れた処の、立派な一個の在家的信仰団体であります」(特高月報)と、供述している。
牧口氏としてはかなり正直に創価教育学会の正体を明かしているが、これも完全ではない。「日蓮正宗の信仰理念に価値論を採入れた」のではなく、「価値論の中に日蓮正宗の教義を都合の良いように切り抜いて盗用した」のが実際である。牧口氏の罰論及び戸田城聖氏の御利益論は牧口氏の著書である『価値論』の根本教義である「利善美」の中でも最も重んずる「利」である。恐らく「利善美」もイマヌエル・カントの「真善美」からの剽窃であろう。その行き着くところは、真実などどうでもよい、嘘を百遍言えば「大勝『利』」になるとする教義が「仏法は勝負」論を主張する池田大作氏によって体系化されるのである。その点では新興宗教創価学会の祈念文も価値論教としては相応しいものである……もちろん日蓮大聖人の佛法から見れば誤りではあるが、件の祈念文は価値論教の歴史と教義を表しているし、価値論教の教義を「死身弘法」したとの解釈であろう。とは言え、池田氏が故人化・生神化されているのは失笑物ではあるが。
価値論教はその教義の「利」を追及して朝夕の勤行を大幅に簡略化した。そのうち霊友会や立正佼成会の青巻経のように抜粋編纂されたり、題目一遍でよい、などとなるのではないのか。その時は価値論教に相応しい本尊(魔符)が制定されるのかもしれない。創価学会会員には日蓮正宗のことを知らない世代も増え、そのうち離脱寺院も、ニセ本尊の版下に「利」用された淨圓寺所蔵の総本山冨士大石寺第二十六世日寛上人の御本尊も不要になる時が必ず来る。「利」というものは、その時その時によって変わる。饑渇(けかち)の時は一滴の水さえも大利の価値があるが、平時では金剛石や金塊の方が大利の価値がある。よって創価学会は経典や本尊は「利」を得るための方便(たつき)手段であって、手段にすぎない経典や本尊は今後も変更されるであろう。特に戸田時代の会員がいなくなった創価学会にあっては、変更するに躊躇も要しない。
その時その時の「利」を追及する御都合主義が価値論教の基本教理であると言ってもよいだろう。その為にはヒューマニズムでも日蓮大聖人の名でも利用しては捨てるのである。平成三四年あたりは創価学会は総本山冨士大石寺御歴代の中では第六十七世日顯上人だけを誹謗して否定し、第六十六世日達上人を持ち上げて利用していたが、今では日達上人のことも否定して捨てている。第十七世日精上人を捨てて、第四世日道上人も捨てている。利用価値がなくなれば、第二十六世日寛上人も第五十九世日亨上人も捨てるであろう。この他にも戒壇論の変節、創共協定を反故にする、独裁者ニコラエ・チャウシェスクを「大統領は愛国主義者であり、平和主義者」と褒めておきながら処刑されると頬被り、ノリエガ公園の閉鎖……自利のための御都合主義は枚挙に遑がない。
ともあれ、新興宗教創価学会は日蓮正宗から派生した団体でも、日蓮正宗系の団体でもない。日蓮正宗は価値論教の「利」のために盗用されただけである。もっとも創価学会の価値論教の「利」は今世の中でも一時(いっとき)に限定したものであり、佛教の基本目的である成佛は叶わないのであるから、最終的には「負(マイナス)」になるのである。佛教は一生を見据えて三世を考えるものであるが、価値論教の「利」は一時(いっとき)、三世から見れば本の一瞬の虚しい快楽(けらく)でしかない。虚構の「利」であると知るべきであろう。
尚、まったくの私見であるが、創価学会は宗制宗規に則って設立された信徒団体(法華講)ではないのだから、平成三年十一月二十八日の「破門通告書」は法律的には余り意味のないものであるが、法義的にはケジメを付けるところに大いなる意義があると思う。また平成四年七月四日の池田大作氏個人に対する信徒除名処分通知書は、法義的には勿論、法律的にも大いに意義がある。それはその時点まで池田氏は大願寺信徒であったからである。
『富士宗学研究 日蓮正宗・富士門流と佛教及び日蓮宗の研究』より
(http://fujimonryu.blog40.fc2.com/blog-entry-29.html)
- 2010.03.10 21:38:07
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