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瑞浪「いじめ」自殺:両親、遺書に名前のある生徒ら提訴へ

 岐阜県瑞浪市で06年10月、いじめをほのめかす遺書を残して自殺した市立瑞浪中学2年の少女(当時14歳)の両親は、遺書に名前のあった生徒4人と保護者に対し、来月初め、計約4100万円の損害賠償を求めて岐阜地裁多治見支部に提訴することを決めた。父親(47)は「娘の死に正面から向き合い、謝罪してほしい」と話している。

 少女は同年10月23日、同じ部活動の4人の名前を挙げ「お荷物が減るからね」などと記したメモを残し自宅で自殺した。この日は少女の誕生日だった。

 学校側は当初、「自殺につながるいじめは確認できない」としたが、一転して「ウザイ、キモイといった言葉のいじめがあった」と認め、当時の市教育長が引責辞任した。

 父親によると、名指しされた4人と保護者は当初、謝罪の意思を示していたが、08年1月以降は連絡が途絶えているという。父親は「罪の意識がなくなっているのではないか。事実をしっかり受け止めてほしい、という思いから提訴を決めた」と話している。

 父親は民法上の時効(3年)が迫った09年9月、損害賠償を請求する旨を文書で4人に通知し、時効中断の手続きを取った。2人は「いじめの事実はない」と拒否し、他の2人からは返答がないという。【三上剛輝】

毎日新聞 2010年2月28日 1時58分(最終更新 2月28日 11時53分)

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