常備菜、という名の酒の肴が大集合。
昨晩、おうちで居酒屋を自分のために開店したのです。
主人が出張中で、凍えそうだったの・・。煮炊きをしないと更に冷えてしまうように感じたので、お料理の仕込みながら、味見をしつつお酒をぐびり(笑)。
昨晩の一人晩酌より、いくつかお料理をご紹介いたします。
―こちらは料理家さんの本で昔見て、作ってみたかった背黒イワシの酢漬け。
根元きこさんのご本でね、このお料理が紹介されていたと記憶しています。
刺身用の背黒イワシを見つけると、手さばきでお刺身か酢〆にしていました。
黒ゴマに生姜、そして鷹の爪が加わるだけで新鮮に感じました。
奥の茶色いものは毎年作っている蕗のとう味噌。ひな膳で登場させたように厚揚げに塗って焼いてもよし、キャベツに添えても簡単なおつまみになります。
タケノコの白和えの隠し味で蕗味噌を混ぜるのが昨年のお気に入りでした。
―こちらは、酢もつです。最近この部位を都内でも見かけるようになりました。
もつを使ったお料理、実家では供されなかったのですがこれは母が友人に教わって作ってくれるようになった品。臭みもなく、さっぱりして美味しいのです。
私が作る酢もつは、幼少期に憶えた味や材料をそのまま再現したものです。
きんかんと称される部位はレバーと共に煮たお惣菜が都内のデパートでも売られています。この酢もつに用いるのはきんかんとその管(部位不明)、です。
もつを二度茹でこぼし、加熱しその都度洗って汚れを落とします。おろし生姜を加えたポン酢か酢醤油にスライスしたもつと好みで野菜を加えマリネして完成。
―中華風なめたけは、背黒と共に少し前に仕込んでおいたお料理です。
えのきだけでなめたけを手作りされる方は多いですよね。
こちらはなめたけに椎茸も加え、味を中華風にしたもの。
みじん切りの生姜、オイスターソース、実山椒、鷹の爪、紹興酒に香り付けのゴマ油を少量加えています。蕗味噌と共に良いご飯のお供になります。
今日ご紹介したお料理はどれも日持ちするものばかり。
時間のある時、まとめて作っておくと何かと便利です。
一人ぼっちの夜も、おかげでお酒がすすみました(笑)。