東京都清瀬市立中学2年の女子生徒(14)が飛び降り自殺した問題で、市教育委員会は10日「女子生徒が継続的、一方的に攻撃を受けるような状況は確認されなかった」といじめを否定する報告書をまとめた。
報告書によると、親しい友人の間で「うざい」などと悪口を言い合っていたことはあったが、女子生徒が仲間はずれにされている様子などはうかがえなかったという。また教員への調査でも、自殺する直前も女子生徒は普段と変わった様子はなかったという。
既に報告を受けた女子生徒の両親は「なぜ彼女が自殺するまで絶望したのかが分からない」と話し、継続的な調査を求めている。女子生徒は2月15日朝、市内の自宅マンションから飛び降り自殺した。
毎日新聞 2010年3月10日 11時48分(最終更新 3月10日 13時16分)