清水上アマが１次予選突破　朝日杯将棋オープン戦

　第３回朝日杯将棋オープン戦（朝日新聞社主催）で、朝日アマ名人の清水上（しみず・がみ）徹さん（２９）＝東京都府中市、会社員＝が２３日、アマチュアとして初めて１次予選を突破し、２次予選進出を決めた。

　２次予選にはＡ級棋士らシード棋士１６人と１次通過の１６人が出場。４人ずつ８組のトーナメントを勝ち抜いた８人が、タイトル保持者らも登場する本戦（１６人）に出場する。清水上アマは「変に気負うことなく、楽しんで一局でも多く指したい」と語った。

　清水上アマは７月、１回戦で元朝日アマ名人の吉田正和四段に快勝し、８月には２、３回戦で千葉幸生（さきお）五段、上野裕和五段に連勝して１次予選決勝に進出した。９月２３日は東京・千駄ケ谷の将棋会館で行われた同決勝で松本佳介（よしゆき）六段に７７手で快勝した。これまでは、０５年に朝日杯の前身の第２４回朝日オープン選手権で、アマチュアだった吉田四段がプロに３連勝したことはあったが、予選決勝で敗れていた。