2010年3月10日 18時17分 更新:3月10日 19時0分
日本弁護士連合会の会長選は10日再投票が行われ、開票結果の仮集計で、多重債務問題の取り組みで知られる宇都宮健児氏(63)=東京弁護士会所属=が、現執行部の路線を継承する前日弁連副会長の山本剛嗣(たけじ)氏(66)=同=を破り、当選を決めた。
2年ごとの会長選は、全弁護士約2万8800人に投票資格がある。
2月5日の投票では、山本氏が9525票、宇都宮氏が8555票を得た。選挙規定では、全体の最多得票者が全国52ある弁護士会のうち3分の1を超える18会以上で最多票を取れば当選になる。山本氏は9会しか制することができず、決着が持ち越されていた。